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(有)遠藤測量設計事務所の「人生は上々だ!」

静岡県内で土木測量設計にたずさわる技術者のブログ

技術者交流会2013(第2回)

2013-10-12 23:59:36 | 土木業界について

今夜は、建設コンサルタント同業他社さんとの
土木(設計)技術者交流会でした。
(まあ、ただの飲み会ですが)

  
(今回も時間を忘れて大盛り上がり!飲み過ぎちゃいました(笑)

技術者の方々は、それぞれ「自分の専門技術」を持っています。
そして、
「この分野・技術じゃ誰にも負けない」専門技術のほか、
ボクが経験したことのない「経験・実績」を持っています。
その話がまたすごくおもしろいんです!!
「じゃー、こういうときはどうする?」「こういうときは? 」や、
「いやー、遠藤君、それはちがうね!」など、
「井の中の蛙」防止に効果を発揮します(笑)!

酒を飲みながら、
様々な経験・技術の話をするのはやっぱり最高に楽しいですね!

今後も、技術者ネットワークを拡大して
益々たのしく技術アップすることを誓います!!

絶滅危惧種

2013-08-30 23:43:54 | 土木業界について

今日は、ちょっと真面目に・・・・

ちまたでは「少子・高齢化」といわれております。
このまま行けば、日本の存続が危うい・・・
優秀な「Made In Japan」が消えていきます・・・

企業はどうでしょうか?
わが会社はどうでしょう?
まったく同じく「少若・高齢化」が急速に進行して、
「一番の若い衆がもう30代後半!?・・・」なんてことに・・・
「銀河鉄道999」の惑星「時間城」みたいに、時間が早回りしているようだ・・・


(字ばかりじゃつまらないので、無理やりいれてみました(笑)


ふっと、会社を見渡すと、
ちょっと前まで黒髪だったヒトが、白髪交じりに・・・
フサフサだったヒトが薄らハゲになっているじゃ、あーりませんか!
まさに「浦島太郎」状態です。

このままいけば
土木に携わる技術者が激減し、
土木技術者=「絶滅危惧種」となることは避けられないでしょう・・・

だけど、建設業の企業にはお金がありません・・・
でも、
新陳代謝して技術継承していかなければ
人材が「人財」である建設会社(とくにコンサル)は存続の危機です・・・

昔のように「変わりはいくらでも・・・」いないのです。
今後、そういう「良き時代」の再来を妄想している会社は淘汰していくことでしょう。

どうすればいいのか、
危機感を持って、常に意識して、
真剣に考えるべき時がきています・・・




第4回 技術者交流会2013

2013-05-12 22:45:16 | 土木業界について

昨夜は、もう定例化しつつある第4回目の「技術者交流会」を開催しました。

これは常日頃、公共土木事業の計画・設計に携わる「建設コンサルタント」で、
「実務最前線の設計技術者」を対象とした、各社を代表する「実行部隊の集い」
として開催しています。
まあ、「技術者交流会」といっても、
お互い親交のある他社コンサル技術者との単なる「飲み会」なんですが・・・(笑)


(会場は静岡市内にある、桜エビ料理が得意な「もんや」ってとこです)


回数を重ねるごとに「会員メンバー」が増えており、嬉しい限りであります(笑)



今回は、当市内および近隣市町村のコンサルタントが集ってくれました。
(建設コンサルタント)
服●エンジ、昭●設計、建●コン、ツル●コンサル、トッ●エンジ、大鐘●量設計、
玉●総合コンサル、フロ●ティア測量設計、スル●コンサル
(地質コンサルタント)
ジー●ック、日本●ルダルト、中日●コンサル
以上、12社17名(3社3名欠席)

  


そして、各自それぞれが「自分の専門とする技術」をもっています。
道路改良・防災、橋梁、河川改良・防災、海岸・海洋整備、砂防ダム、
地すべり対策、斜面防災対策、液状化などの軟弱地盤対策、
そして上・下水道整備、区画整理などの都市計画、etc・・・
今回、集ってくれた会員メンバーだけで、
公共土木工事の計画・設計はだいたいできてしまう・・・という状況です。

まるで映画「アベンジャーズ」または「エクスペンダブルス」、

  
(僕は、こういう一方的に強い、単純なヒーロー映画が大好きなんです(笑)

はたまた仮面ライダーV3を軸とした「仮面ライダー大集合」・・・
といったところでしょうか(笑)


(僕は4号のライダーマン・・・といったところです(笑)


いままで、このようなコンサル間の「実行部隊」の交流といったものは皆無であり、
「同じような現場条件なのに設計・工法が違う」といったことがよくあります。
それは、設計業務に算数のような「同一解答がない」ということも理由のひとつではありますが、
基準・指針以外での「技術情報の共有」がなされていないことが大きな理由であると考えます。
それと、
「自社における見解・分析では」「自社の経験・実績では」「自社の考えでは」・・・
そして「オレはこれでやってきたから間違ってない」・・・
それは「鎖国」「井の中の蛙」を意味します。
「もっといい方法はないのか」と常に考えることが技術者として重要である・・・
と僕は考えます。

今回、集っていただいた技術者は、それぞれの、
長年の経験とそれに見合った技術・知識をもっています。
それらの優れた技術や経験、分析力、判断力は「技術継承」に値するものであり、
おなじ技術者仲間と共有することによって一層、活かされるものであると考えます・・・

とまあ、
またまた偉そうなことをほざいてしまいましたが、
僕としては単純に、
「ベテラン技術者の技術や経験事例、苦労話を、酒を飲みながらたのしく語りたい」
っていうことに尽きます(笑)
いいかえれば、
「仮面ライダー大集合で怪人をやっつけてきた武勇伝を、飲みながらたのしく語りたい」
ってことなんです(笑)


(今回は紅一点、女性技術者も参加してくれました。
    画像は、電波人間タックルが「電波投げ」を決めているシーンです(意味不明)

技術者ネットワークは、技術向上のほか、
マンネリ化した毎日に「たのしさ」と、競争力などの「刺激」を与えてくれます。
今後も、益々の拡大を図って、
たのしい技術者ライフが拡大すれば、もっと人生はたのしくなりましょう!!

ヒヨッコのくせに偉そうなウンチク、ご清聴、ありがとうございました。
以上、本日の弁を終わります(笑)





何様のつもり

2013-03-01 20:38:40 | 土木業界について

今日、超多忙の中、「日経コンストラクション」を読んでいて、
怒りを誘う記事が・・・
題名は、「経営力のない会社が多過ぎる」

記事を出しているのは「匿名希望」の「自治体 54才」・・・



   (問題の記事は日経コンストラクション2013.2.25版のP90です)



このエライヒトがいいたいのは、
「無能な建設会社を地元自治体は保護すんな、コノヤロー!!」
「無能で小さい親族会社は淘汰されろ、コノヤロー!!」
です。

「・・・・フォーァァァァー!!!」


     (ふたたびの登場です)

・・なんだぁ~このヤカラはぁ~?!!
・・なにさまのつもりだ?!!この身の程知らずが!!!


おカミにヌクヌク守られてることを棚上げし、
「オレは偉いんだぞ!」と見事なまでのカエルさんに言われたくないです。
「下界の厳しさも知らない頭でっかちの世間知らず」に言われたくないのです。

「勘違いしてんじゃねー!!コノヤロー」です。

たしかに、
会社の高齢化とともに、
新技術についていけないローカルな建設会社はあります。
そして、
建設業者は昔の皇族や大名のように、
「お家を守る」ため看板を子孫へ継承する傾向が強いです。
(確かに二世は危機感や苦労知らずでバイタリティが希薄な分、
    企業弱体化する傾向がありますが・・・)

でも、
災害の防災や復旧、道路啓開など、
こういう身近な建設会社が緊急出動して地域を守るんです。
こういう業者が第一報で急行して土砂崩れを撤去し、
孤立したおばあちゃんを助けてくれるんです!
自治体勤務のくせに、それがわかってないのか?!!!

こういう輩こそ、真っ先に淘汰されていただきたい!!

こういう輩は、えてして
公務員をはじめ銀行や大手企業など、
中大組織に所属していることが多いです。
みんなペコペコするから勘違いしちゃうんですね・・・

でも、組織をやめれば「タダノヒト」になっちゃうんです。
やめたが最期、もうぜんぜん偉くないんです!!
立場が大逆転しちゃうんです!(OBさんがいい例です)

ヒトはその身の程をつねにわきまえ、
自己認識しなければいけないと、僕は考えています。

ちなみに、
こういう輩はえてして
退職して「タダのヒト」になっても偉そうに威張っちゃう、
町内会の厄介者である場合が多いです。


では、どんな人が「なに様」であるのか・・・

・・・ここからは持論です・・・
「ひとつの考え」として流してください・・・


私見を述べると、
ズバリ、創設者や経営者、個人経営者などの「一国の主」でしょう!

なぜなら、
「一国の主」は、
「人より優れた技術力を持っている」「人にできない技術をもっている」
など、
・ 「顧客が欲しがる技術」と「技術提案力」をもっている
ことが前提と考えます。
(ヒト一倍、勉強し、試行錯誤し、経験・努力が必要です)

それをふまえたうえで別途、
・ 「はじめの一歩」の大きな壁を乗り越え、
・ 「経営マネジメント力」・・・(経営能力)・・・雇用や税金、保険などの経営ノウハウ
・ 「人脈を拡大できる営業力」・・・(コミュニケーション能力)・・・「人徳」と「仁徳」
・ 「会社存続の計画性」・・・(先見能力)・・・度胸とチャレンジ・冒険精神

そして、
・ 部下を引き付ける「カリスマ性」と「人望の厚さ」
が必要と考えます。

また主は、
あるときは一国を守るために、「コメツキバッタ」や
一休さんの「桔梗屋」のように
・ 平気で「ペコペコ頭を下げる」勇気
も必要なのです。

どんなに小さくても「一国の主」は尊敬に値する「なに様」のです。



ps・・・
しかし、この自治体54の「コンストラクション」記事、
2チャンネルやブログだったら「炎上」するでしょうな・・・
土木・建設関係会社が読者NO.1雑誌なのに、
編集者も、よく載せたなー(汗)

※ イライラして、あつくなってしまって持論を展開し
  言いたい放題・・・スイマセンでした・・・
  (反省・・・しても記事は削除しませんが・・・)





技術者の流出

2013-02-22 23:49:43 | 土木業界について

今日、ネットサーフィンしていたら、
興味深い記事が・・・
「イタリアに「頭脳流出」の波、景気後退で描けぬ若者の未来」

内容はタイトルのまま、
不景気なイタリアで、景気後退が続く昨今、
専門的な知識・技術を持った人材が国を離れる「頭脳流出」
の波が押し寄せているようです。
優秀な技術を学んだ大学生も、在学中に海外での栄光をもとめて
母国脱出を図るようです・・・
(・・・若者の失業率が4割、しかも不安定・・・当然ですね・・・)

あるイタリアの優秀な移住者の言葉です・・・

「イタリアでは毎日、解決しなければいけない問題のリストがあった。
でも、ここでは毎日やりたいことのリストを作っている」


・・・「なるほど・・・」・・・

土木や建築をはじめとした科学技術、医療、経営工学など、
若い技術力の流出は国にとって大きな損失です。
先進国としての国家存続の危機です・・・

・・・「わが土木業界にピッタリ重なる」・・・・

わが業界もいまや、技術者の確保、獲得に苦慮しています。
今後、少子高齢化によりますます悪化するのは避けられないでしょう。
経営者はいま、
それを「危機感」=「先見性」として真剣に考えるときです。
いつまでも渋い顔して自転車を漕いでいる場合ではありません。
設備投資として、
「技術者の流出」を抑えなければなりません。

わがコンサルタントなどの技術系企業にとって技術者は、
「人材」ではなく「人財」であり財産です。
商品在庫をかかえる製造業と違って、「技術」を売って利益を得ているからです。



優秀な技術者は、
自分を正当に「評価」してくれるところにどんどん移住します。
それはそうでしょう、ヒト一倍努力して
「より良い人生」を選択するのは当然です。
さらにそれは、高度な技術を持つ技術者の「特権」であります。
「食いっパぐれない」
それが技術者の、唯一の「利点」だからです。

経営者はそろそろ気がつくべきです。
どこかの会社みたいに、
「あ、そうかい・・、じゃー、やめてくれて結構・・・」など、
もう、そういう時代じゃないんです。

「技術者」はもう、昔のように「変わりはいくらでも」いないのです。
「技術者」はもう、昔のように「吐いて捨てるほど」いないのです。

「アベノミクス」で公共事業が再び注目されはじめました。

企業は、設備投資として、
「技術者獲得」と「育成」、そして「流出防止」に努めなければいけません。

そこで、
「技術者の流出」をはじめとした「技術力の確保」について
企業は今後、どうあるべきか、
今回も、「もし技術士だったら」の観点から簡単に書いてみたいと思います。
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「技術力の確保」

1.土木技術者を取り巻く環境問題と課題
わが土木業界では、景気・財政悪化による需要の減少で過度な競争が発生し、
低入札により正当な報酬が得られない状況が蔓延している。
他方、若者の土木業界離れや深刻化する少子高齢化により
既存技術者の手持ち業務が増加し、
疲弊による技術者の離職・転職など、技術力の減少が問題となっている。
したがって、
「技術力の確保」が課題である。

2.今後取り組むべき事項
(1)技術者の流出防止
既存技術者の離職・流出は、正当な評価がなされていないことや
専門性など職務遂行のモチベーション低下で発生するため、
適正な技術者評価の実施と専門技術の拡大が重要である。
客観的な技術者評価の方策を以下に挙げる。
・ 発注者アンケートなど第三者評価の実施
・ 社内報による個人業績評価の公示体制構築
・ 経営者面談など技術者アカウンタビリティの向上
他方、モチベーションを向上させる専門技術拡大施策を挙げる。
・ 技術事例発表など定例技術講義会の実施
・ 専門技術社員による社内技術講習会の開催
・ 資格試験対策講習会の開催

(2)技術者育成と技術継承
「団塊の世代」が一斉に定年退職するため、
退職する熟練技術者の技術力を有効利用する。
たとえば、技術者育成施策として、
・(熟練技術者の)再雇用による教育体制の構築
・(熟練技術者の)技術営業職への転向と人脈継承
などが効果的である。
他方、技術継承施策として、
・ 技術データおよび経験事例のマニュアル化
・ IT通信による技術情報共有ネットワークの構築
を推進すべきである。
                        ―以上―

となるのでしょうか・・・
(解決案は私見です。ご了承願います)

エラそうなこと書きましたが、
経営者は経営者の立場があり
技術者はさまざまなシガラミがあり、
実際には
なかなかうまくいきません。

最近、それがようやくわかってきました・・・



土木建設業の社会的役割り

2013-01-16 22:32:57 | 土木業界について

僕はいま、建設コンサルタントに勤務し、公共土木工事に携わっています。
そのなかで、「土木建設業の社会的役割りは非常に大きいんですよ」と
声を大にして言いたいです。

地場の建設業者には、「土」と「木」をいじる以外に、重要な役割りがあります。
それは、災害の復旧です。
台風や地震など突発的な自然災害事象では、
土砂崩れや道路損壊、河川護岸・堤防の破堤・破損、氾濫などにより
通行止めや迂回、山間地域では孤立集落が発生します。
道路寸断により物流輸送に障害がでると、
救急や復旧活動、さらには経済活動、住民生活の営みに影響が出ます。

そんなとき、地元の建設会社は、
「よっしゃー!俺らの出番だ!」と言わんばかりに、
いち早く情報収集して災害現場に急行し、
勇猛果敢に二次災害の危険もかえりみず、
土砂崩れなどで寸断した道路を通れるよう道路啓開にあたります。

「土木」というと、
「掘っちゃ埋め、掘っちゃ埋め、宝でも探してんのか?」
とシオンが皮肉混じりで歌い、
「公共事業は無駄、政治家や土木従業員は悪いことばかりするし・・・嫌いやわ!」
とウチのオフクロや近所のオバちゃんが眉間にシワを寄せます。
しかし、
このときばかりは街の不良も「ありがたや~、ありがたや~、」と感謝され、
妖怪人間ベムやデビルマン的な「ヒーロー」になります。

そういえば、
東日本大震災では、自衛隊が圧倒的なヒーローとなっていますが、
忘れないでほしい。
汚い重機を駆使して尽力した、泥臭い土木建設業者の存在を・・・
自衛隊が救助・救急・捜索活動をはじめ、復旧のための物資ができたのも、
あの極限の状況のなか、
動ける地元の建設業者が使命感に奮い立ち、
自分たち(家族など)を犠牲(後回し)にして、
第1波の最前線で道路啓開に尽力したからであります。

他方、建設コンサルタントは、
道路啓開後に建設会社からバトンタッチし、
応急・恒久復旧の具体的な計画・設計を行う使命があります。
もっと詳細にアピールすると、
早期実施が可能で工事費が安く経済的で、合理的で最適な応急・恒久復旧を、
クイズ「タイムショック」並みな制限時間内で考えて
課題・問題点を克服し、計画策定・詳細設計および施工計画まで行います。


最近、頻発する異常気象や、「いつきてもおかしくない」大地震など、
大災害により日本の危機が迫っていると感じます。
そんなこれからだからこそ、
ヤンキー上がりでガラの悪い、汚い土木建設業者の役割りは重要だと考えます。

年が明け、陰の民主党から陽の自民党に戻った瞬間、
早速、お金がおりてきて、すでに建設業界が沸いてきています。
「こんな大金、どこでどう使ったらいいかわからん・・・」と、戸惑う部署も多いでしょう。

安部首相が言う、国債やお金をバンバン刷って借金し、
公共事業を増発「濡れ手に粟」状態にするのもどうかと思いますが、
しかし、
土木建設業はイワナの生息する山の奥深くまで遡上し、たくさんのお金を落とします。

「呑む打つ買う」の3拍子、浪費家であるが故に、お金を媒介する土木建設業者は
景気の立役者であり、
ガラは悪いが、そういう面においても日本のヒーロー(人気者)になることでしょう。

さらに、
いままで眉間にシワを寄せられていた
不良の成れの果て、ブルーカラー代表格である「土木建設業」が、
これから益々、日本のお役に立つと僕は考えています。
それはなぜなら、
日本の土木技術や職人技は、世界1だからです・・・

国のインフラ国際展開支援などにより
土木技術の海外進出の仕組みが確立できれば、
日本の「技術大国」の称号は、
間違いなく取り戻せると僕は確信しています・・・

そうなれば、
映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」のブラットピットのように
世界を舞台に活躍できるかもしれません。

    


国際展開を急がなければならない日本のこと、
そうなるのも時間の問題ですね。
早く技術士になって、
APECエンジニアの登録を急がなければ・・・







根魚と回遊魚

2013-01-14 22:47:33 | 土木業界について

僕はいま、弱小な地元の建設コンサルタントに在籍しております。
まず今回は、その現況について・・・

僕はよく、業種を魚に例えて考えます。
ひとつはカサゴやアイナメ、ソイなどの「根魚」。
海底に潜み、動かずジッとそこで餌を待って、
やってくる餌を捕える魚です。
公務員や銀行などがそれにあたると考えています。

つぎは、カツオやサバなどの青物「回遊魚」。
餌を探して昼も夜も泳ぎ続け、
泳ぐことをやめた瞬間、死に至る魚です。
わが建設業界がそれにあたります。

回遊魚については・・・
大型のマグロは、新しい餌(仕事)場を求めて遠洋を回遊したり、
いままでにない新しい「餌」(民間・建築など)を開拓して
生き残る術を模索したり試みたりすることができますが、
アジ(地場弱小コンサルタント)などの小型回遊魚は行動範囲が狭く
生命力も弱いため、なかなか駿河湾をでることができません。
また、ロウニンアジなどのように、
疑似的な温暖海域の好餌場である原発排水口周辺海域に入り込んでしまい、
いずれは死滅魚となってしまう魚もあります。

わが建設コンサルタントは回遊魚ですので、
死ぬまで餌(仕事)を探し求め、獲り続けなければなりません。

しかし近年、土木業界では、政治的理由(地球温暖化)により
仕事(餌)が激減したことで「低入札」や「ダンピング 」(共食い)が横行し、
正当な報酬が得られないことから技術者(漁師)が激減しています。

その結果、手持ち業務が増大し、設計照査もロクにしないで提出・・・・

と、このままいくと愚痴で話が長くなりますので、この続きは追々・・・