Tokyo Tower meeting

ジャージードレスkay me(ケイミー) 代表の日々

おいしくゆっくり分かり合う~急がばまわれ~

2007-04-28 04:14:41 | コンサル的視点
業績回復に伴う事業拡大、団塊の世代の大量退職、2000年前後の新卒採用凍結による中堅社員の不足などなど、転職・人材紹介業界は引き続き好況らしい。

わたしの元へも、転職しませんか?とヘッドハンターのお誘いが来る。
お誘いに関しては時間の許す限りできるだけ、会うようにしている。

理由は2つある。
1つは単純にわたしが人が好きで興味があるから。「どんな人と知り合えるのだろう~るんるん♪」状態で面接へ出向いています。

2つめは、サーチ会社って、往々にして小規模なことが多い。なのでヘッドハンターといっても経営者にお会いするケースが多く事業に対する姿勢や次なる展開、起業当時の話など聴けるのでほんと勉強になるからだ。

そんなこんなで、今日も、麻布へ。るんるん♪

だいたい既に何社かに出向いていると、紹介される案件もかぶってくる。つまり、賃貸マンションを探すときの不動産やめぐりと同じで、どこの紹介業者からも希望の案件があればアプローチできるとの印象を持ってしまう。

たいていのヘッドハンターは初回1時間前後お話しする。その際には予め案件が手元に用意されてることが多い。そしてそのあと翌日のメールあたりで面接日などを知らせてくれる。
または、事業をやりたいとの希望を言うと、自社での新規事業立ち上げを薦めてくださるケースが多い。いづれにしても非常にスピーディである。

しかし、そのスルっとだされた案件が、
何故にわたしにフィットするのかの根拠もあいまいであり、更にいうと抱える全案件の中でどうしてそれなのかを説明されることはほとんどなく、代わりに案件を全て見る権利もないらしい。しかも、たいていキメウチ1件、または2件の提示によるのだ。

非常にサプライヤーロジックだとの印象を受ける。


そうなるとたいていミスマッチはどこかしらで感じる。
何故に、ITコンサル(=コンサル業界へスイッチする意味は?)?
何故にグローバルリーディングファーマ(=サイズがでかすぎて私の目的と相反するんですが・・・)?
何故に「転職経験があるのはこらえ性がないからか?」なんて質問してくるような日本型保守体質の会社?

企業規模、業種、風土、ポジションなどなど・・・

いい加減わたしの方で、これまで観点として違和感を覚えたものをリスト化して要望を言えばいいんだろう。
しかしJOBを考える場合、どんな小さなミスマッチでも、ミスマッチである以上成約には至れない。急遽必要になった今夜の通夜の喪服を買うわけじゃないんだから。

限られた案件の中から、最もフィットするものを選ぶのが大変だというのは分かる。でも、もう少しcandidateを理解しようと時間を割き、またフィットする案件がないのであれば長期戦で関係性を構築するような方向に変えるべきである。その姿勢を見せたほうが転職heavyな輩から支持されるように思う。スタンスやスタイルだけでもね!

「あなたのキャリア生涯におけるパートナー」としてのポジションを勝ち取ったほうが、いづれ結実するし、口コミで同輩の芋づるも望めるのではないか。

今や1万社以上あるエグゼクティブサーチ、人材紹介会社もそろそろ差別化を真剣に打ち出したほうがいいと思うのである。

急がば回れ 


人材紹介業に限らず、人間関係において、すぐ利害関係に持ち込もうと商談するのは結局決裂する。

恋愛関係においても、そうだ。
大してよくも知らないうちからロックしあうと、生身やリアルが後で見えた段階でそれはやがて許しがたい失望に変るように思う。


最近、ビジネス上のニンゲン関係をうまく構築しているなぁと思う人は、関係初期「食事」をともに取る機会をとても大事にしている。このとき、「おいしい」ものをチョイスできるかどうか、お酒に飲まれて自ら醜態をさらけださないか(笑)の2点が「超基本」ポイントになるようにも思う。

あ、これは恋愛でもまさに同じ!

ゆっくりじっくり築く大事なニンゲン関係において、おいしい場へのアンテナをもうちょっと高く張ってみてもいいなと思うのです。おいしいものを食べるとみんな開放されるもんね。おいしいじゃないか!って険悪になる人はたぶんいないはず。

ということで、おいしいもの倶楽部への今日の推薦はこちら!
台湾料理 麗卿@渋谷(いつも通り過ぎてましたが、とにかくおいし~い&reasonable!)

名物しじみ、焼きビーフン、腸詰


青菜 ⇒この4点セット+紹興酒(燗) = かなりお薦めです


謝謝。






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