Tokyo Tower meeting

ジャージードレスkay me(ケイミー) 代表の日々

1日目~日本が中国に対して付加価値とできるもの~

2010-06-19 11:18:40 | 上海旅行記&ビジネス見聞録

明けて19日、午後の予定のために
マックにて急ピッチで日本の仕事をしています。
間に合うか・・・


*****

昨日は、
1933老場坊、という
もと上海最大のトサツ場を数年前に一大アートスペースに改装した
ビレッジ的な場所へ連れていってもらいました。

アートマネジメントのビジネスをされている
ご本人も、本当にお話しているとどんどんビジュアルで
発想がわいてくるような不思議な才能をお持ちの方。

最上階の不思議なスペースで
フランス政府があと押ししている前衛パフォーマンスも堪能しました。

中国の良さは、
イケるビジネスを見極め、
すごいスピードと精度で模倣するビジネス力、かもしれないけれど

一方で、
文化大革命以前に息吹いていた芸術的なDNAが
ぽこ、ぽこっと再噴出しているように思います。

1933老場坊、1階では2カ月前にブティックを出せたという
若い女性アーティスト(天然石をシノワズリテイストで1点もののアクセサリー
にするアーティスト)と仲良くなり、
素晴らしい作品を1点買いました。

才能はぜひ支援したいなと思ったり
やっぱり中国の色づかい、
花鳥風月を重んじるDNAは素晴らしいと思います。

前回同様、すばらしい時間と空間、そして発想をくださったKさんに感謝。

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その前に、会計コンサルティングをされているYさんを
NさんとOさんと訪問。
前回訪問以来、大変お世話になっている方です。
ごあいさつとともに
日本で検討しているビジネスへのご意見を伺ったりしました。

大陸的な陽気さと、
中国気質のシビアさを兼ね備えられていて
いつもはっとさせられる大好きな社長さんです。

******

と、いうことで
汗だくでたどりついたマックで現在仕事中。

ちなみに、中国のマックにアイスコーヒーはありません。

上海は連日32度を超えていて、東京でいう真夏より
もっと湿気があって・・という感じです。

夏の予行演習、といったところでしょうか

*****昨日の雑感*****

■日本が中国に対して、直近付加価値が出せるもの2つ
1.モノの高機能さ
2.サービスホスピタリティレベルの高さ
    -特に女性による

1.モノの高機能さ
これは
中国の方が自分で作り出そう!とそもそも思っていないように感じます。
しかし、モノの高機能さに着目し、
中国でのニーズも感じ、
日本から仕入れてタオバオで売っている人はたくさんいるようです。

神田うののストッキングライナップや、
目薬(いろんなニーズに応えたライナップがあるのは日本だけ)など

電化製品でなくても、細やかな機能設定による商品設計は
今のところ中国製品にはない。
イメージとしては
小林製薬のアプローチですかね。

また、日本では日本の高いニーズをもつ消費者を満足させられず
倒産した雑貨メーカなどの在庫をタダ同然で買い取って
大手日系GMSなどで「日式雑貨」として
コーナーを設け売っているということです。

中国の方には、
機能が高く、デザイン性にも富んでいると売れているようで
1元で仕入れて、50元で売る、というような図式が成立しているようです。

日本の消費者には当たり前かそれ以下に見えてしまう機能(デザインもかな)、
だけど中国では「欲しい」と思われる機能(デザイン)のギャップに
着目するビジネスでしょうか。

電化製品から、消費財など
「日式」的特徴をもったものだけど選んで
どんどんアジアに出していく仕組みで何かできるとおもしろいと思いました。


2.サービスホスピタリティレベルの高さ
飲食店やフライトアテンダントを見ていても思うのですが
ホスピタリティは
やはり日本人の民度や慣習から来るものなので
それを、中国人スタッフに移植する、ということは難しく
(ホスピタリティの良さはわかるが自分では実行しない。
インセンティブで釣るしかないが、習慣にはなりにくく
民度の高いお客さんには分かられてしまう)

逆により日本人を鍛えて
日本人によるそれ自体を価値として売っていくほうがいいのかなと思いました。

例えば、これは一端の話ですが
今上海に「蒼井そら」というアダルトビジネスの女優が
来ていて上海人が熱狂しているそうですが、
これも映像そのものの精度もそうですが
ストーリの随所にある相手目線(があるらしく)が
中国の方には受けていて
中国の方の感性ではなかなかまねできない領域だと聞きました。

コンテンツビジネスに限らず
例えばリアルな店舗や、模範となるような教師としての立場、
あるいは日式スタッフ業務の派遣事業など、
日本人女性特有のホスピタリティ発揮が付加価値となる領域で
事業が何かできないかなと思いました。

まぁ、でもお気づきのように
1.と2.は同じ構造のことを言ってるわけですが。

日中間の往来の増加
・中国は日本を観光やショッピング対象、
 または企業買収(これもショッピングか)対象として
・日本は中国をマーケット機会、労働機会として
往来するわけで、そこに発生するニーズ、満たされないニーズに
着目するのも1つですね。

て、書いてると仕事が終わらないのでこの辺で!

******

中国通、ビジネス通の方へ

「それはこういう解釈もできる」「こう発展できる」
「実情はこうだよ」などご意見、ぜひください!


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