Tokyo Tower meeting

ジャージードレスkay me(ケイミー) 代表の日々

3日目(1)~隣国の非なるもの~

2010-06-20 14:57:52 | 上海旅行記&ビジネス見聞録

3日目。

今日は朝から、ある企業の幹部(中国の方)トレーニングに
出席させていただいていた。

総経理の方、講師の方々とお昼を頂く。
工場のお弁当は、野菜たっぷりでとてもおいしかった。

中でも面白かったのは
日本人とアメリカ人が
中国でビジネスをしようとした場合の話。

そもそも、中国人は性悪説でできている。
相手をまず疑い
利益がでる仕組みがあれば
自分のものにしようとする。

一方、日本人はどこまでいっても性善説で生きている平和ぼけ国民。
そして、アメリカ人は全て契約に基づき物事を進める人たち。

****

日本人は中国の人脈地脈をもとめて
中国に進出しすぐにマジョリティを自ら出資し、
中国企業と合弁を作りたがる。

しかし、5%だけ出資した中国人に
経営の実質を握られ全員合意経営のもと、
にっちもさっちもいかなくなって
会社を倒産せざるを得なくなり撤収する。
しかもその際もお金を上乗せしなければならないらしい。
その後、またいちから再建するのだが、
なんと解雇した際、補償金を払った従業員を再度雇う。
そんなことはよくあるらしい。
どこまで、おひとよしの、「鴨」民族なんだ、と。

競争力はないが
世界を救済できる人なのかもしれない
(これこそ良心的解釈 笑)

一方、アメリカ人は中国人に大量の契約事項を提示し
中国人はアメリカ人を信頼しない。
そこには何も生まれない、という。


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また面白かったのは、
総経理と中国の講師がおっしゃっていた

「中国人は明日金が儲かるか、
いかに楽して儲けるか、しか考えてない」

「だから政府の高官へのルートの倍率が尋常ではない。
それは高官になれば賄賂ですぐ巨額が儲かるから」

「中国人の金儲けは、品質改善ではなく
職(ポジション)の移動でしかない」

・・・

「だから事業の品質を高めて
企業力を高めて自分への見返りに反映させようなんて
長期的視点はないから
日本のものづくりにそんなに追いつくはずもない」とおっしゃる。

昨日の話とは少し違う。
それも一理あるのかもしれない。
ただし、基本的なものづくりはもはや日中の差はない。

*****

中国で事業をしている人ですら
先の予測は様々で、
中国人とは何なのかを知らないのかもしれないし、
中国人という像が1つや平均では語れないのかもしれない。

いずれにしても、
事業においてそもそも構造的に誰かに対し
高い価値を発揮すること。

それが大事だ。

*****

研修では、幹部社員のみなさん
やはり自己を語る、自己を分析する
同僚の深い部分を知ることにはすごく高い反応を示されている。

これは万国共通なんだと思う。

しかし、概論についても同様。
知識や教育がまだまだ新鮮なんだと思う。
(日本の研修だと、最初斜(しゃ)に構える人は必ずいるもの)

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ちなみに研修で、幹部社員といっしょにチェックテストによる
面白い自己分析テストを行ってみた。

最も高い項目が

1.挑戦行動

そして

2.営業マン行動

3.機敏行動 だった。

続いて、調整行動、理論的行動、創造的行動と僅差で続く。

一方、ほとんど得点しない項目が

事務的行動、従順的行動だった。

テストするまでもないか・・・笑

総経理とまったく同じバランスだったのは嬉しかった。


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