Tokyo Tower meeting

ジャージードレスkay me(ケイミー) 代表の日々

2日目~日本はピークを2度と迎えない。それ前提にどう生きる?~

2010-06-20 02:23:39 | 上海旅行記&ビジネス見聞録

上海2日目。

VCS社というベネッセと丸紅出資のTMJを親会社とする
コールセンターさんにお邪魔し、
そこを舞台に中国での経営者など40人強と
ディスカッションしたり交流を深めたりの1日でした。
(VCSのみなさん、SBFのみなさん、大変お世話になりました)


するどい意見が飛ぶのは
それぞれの領域でみなさんが、
きったはったの責任を持って
挑戦し続ける専門家(=経営者)の方々だからか、
成長スピードの早い中国において勝負をしているからなのか、
日本より正論が通らない中国での勝負師だからなのか・・・

いえいえ、どれも是なのではありますが、
ほんとうに熱気と真剣さとスピード感をもった
この会合は東京にはないなと思う。
(間延びした人がいない)

今回上海を訪れる目的の1部であった
いくつかのビジネスモデルに対しても
的確に、明快に教えていただいた。
ありがとう。

****

また、歴史的視点で日本の生きるべき道についても
大先輩からマンツーマンでお話を伺う。

「2度とピークを迎えない日本」
これは、世界史をなぞると明らかで
ピークを2度迎えた国はない。

スペインにしても、フランスにしても。
アメリカの時代も明らかに終わった。
日本もご多聞にもれない。

覇者は常に、
生産原価を抑えるために属国やそのほかに生産拠点を持つ。
最初は模倣かもしれないが
そのうち、属国に技術が渡り、やがてその国が台頭する。

時代はそれを役者を変えて繰り返しているにすぎない、と。

いま、日本は中国を模倣の国だ、と騒ぎ立てるが
日本だってアメリカの配下にあって、
生産拠点としてその技術を模倣し、今に至っただけだ。

その流れを前提とすれば
ものつくり日本は幻想にすぎず
遅かれ早かれアジア諸国へとそのブランドは移る。

日本人としてどうアジアの中で生きるべきか。

それは豊かな自然ときれいな水と空気の舞台に人を受け入れ、
高いホスピタリティに慣れた民度を訪れた人に発揮する。

そのことかもしれない。

あるいは、物質のあとに来る精神世界の中で
日本のニーズを満たす新しくていつかどこかの国であった
施策を取るべきか。

日本と中国は、似ている。
それはそもそも日本が中国から多くを学び模倣したからだ。
現代人にその感覚がなくとも。

再度、こういう時代を迎え
1億総国民が中国に注目するなか
その原点に返り、再度学ぶことはあると思う。
もちろん、文化大革命で失った現代の中国人も
自国の古(いにしえ)に学ぶこともあるだろう。

人生の大大先輩よりそんなお話を聞き
意見交換し、
あーでもない、こーでもないと議論できるなんて
この上ない幸せ。

示唆に富んでいて
これから進むべき道がよりはっきりしたと感じた。

****

業種も経歴も、それこそ年代も様々な経営者および
その感覚のある方との交流にて
もう既に上海に来てよかった、との実感をもつ。

何より、どう生きる(=事業を捉える)べきか、が
よりクリアになったことは、最大の収穫かな・・・。

この温かで、高エネルギーで、ハイスピードな世界と
つながっていれるよう、貢献できるよう
主舞台に立てるよう、ますますがんばろうと誓う。

ビジネスって、やっぱり、たのしい。

そんな1日でした。

***







明日も朝早くから(7時台集合)、
またビジネスの現場にお邪魔します。
とても楽しみです。
おやすみなさい。


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