朝がまた来る

旧ブログ名「母のようになりたくないのに」です。
毒親、ママ友、育児、病気のこと…40代パート主婦が呟いています。

糖尿病の話③(妊娠糖尿病編)

2021-04-02 21:52:43 | 病気のこと

「管理入院」から約1か月後、予定通り「計画分娩(帝王切開)」で上の子を出産しました。

「妊娠糖尿病」のお母さんから生まれてくる赤ちゃんへの影響は

・流産
・形態異常
・巨大児
・心臓の肥大
・低血糖
・多血症
・電解質異常
・黄疸
・胎児死亡

などがあります。うちの子は低出生体重児(2500グラム以下で生まれてくる赤ちゃん)ギリギリセーフで生まれ、低血糖と黄疸の症状がありました。

帝王切開手術の翌日、カラカラと点滴台を手押し車のように引きながら「新生児室」へ向かいました。

「隔世遺伝ってすごいなー」と感心するほど義父そっくりに似て生まれてきた我が子は、細い腕に包帯でテーピングされ点滴を受けていました。

「さっきまで元気な声で泣いていましたよ。」と看護師さん。

主治医の先生も「低血糖で生まれてきたけど、赤ちゃんは自分で正常な血糖値に修正するから安心してください。」と仰いました。

赤ちゃんの「生きる力」ってすごいな…生まれてから早々に苦労をかけてごめんね。保育器の中で眠る我が子をずっと見ていたのを覚えています。

黄疸の治療もありました。目に光が入らないよう当て布をして赤ちゃんの体に光線を当てる「光線療法」をしました。

私自身の糖尿病の方はというと…産後、病院の食事がそれまで出されていた糖質制限の「糖尿病食」ではなく、「通常食」になったことに驚きました。食前の「インスリン注射」もありません。普通にドーンと盛られたご飯をみて「えっ!?食べていいの!?」と躊躇したくらいです退院前夜の「お祝い膳」も他のお母さんたちと同じメニューを頂くことができました。

「普通の食事に戻して構わないですよ。産後1か月検診でもう一度経口ブドウ糖負荷テスト」をしましょう。」と先生が仰いました。

その後、母子共に1週間ほど病院で過ごし退院しました。

サポートなしの「初めての育児」が始まりました。

「けめこさんのベビーちゃんは“眠り姫”だから、起こしてでもおっぱいを飲ませてあげてね。」と指導があったため、私は「ひよこくらぶ」とネットの情報を頼りに育児に励みました。

「ちゃんと3時間おきに飲ませなきゃ…また低血糖にならないように飲ませなきゃ…」赤ちゃんの体重がちゃんと増えているのか心配で「赤ちゃん用の体重計」をレンタルしました。

「ちゃんと飲めているのか…うんちは?おしっこは?」紙おむつだとどのくらいおしっこをしたか分からないので「布おむつ」を使っていました。

まさに「石橋をたたいて渡る」ような育児をしていました。

幸いにも夫が「やってほしいことを言えばやってくれる」タイプの人なので、赤ちゃんをお風呂に入れてくれたり、次々にやってくる予防接種のスケジュールを一緒に考えてくれたり、ご飯も「白飯と肉」さえあれば満足する人なので助かりました(笑)

産後間もないお母さんの所へ助産師さんが訪問してくれるサービス?があるのですが、それが待ち遠しくて待ち遠しくて…。助産師さんに聞きたいことを紙に書いてまとめていたくらいです

「これで大丈夫かな…問題ないかな…」と、ほぼ不安しかない、自信がない育児に明け暮れる毎日。

なので産後1か月検診で母子共に「問題なし」という結果に心の底からホッとしました。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

少しだけ小さく、低血糖、黄疸ありで生まれてきた上の子ですが…

現在では「習い事」と「鬼滅の刃」と「手芸」が大好きな子に成長しました。身長も背の順に並ぶと後ろから3番目だそうです。

頭の回転の速さ、物覚えのスピードもとっくに抜かれましたいまは私のよき「ブレーン」として大活躍です。

しかし、我が子にも「糖尿病」の血統を継がせてしまいました…。親として精一杯向き合い、「健康であることの大切さ」を子どもに伝えていきたいと思います。

上の写真は退院間もないころの育児日記です。

自分で言うのもアレですが…必死さが伝わってきます

もし、いまの私がタイムワープしてこの頃の私に何か伝えるなら…

「もうちょっと肩の力を抜いても大丈夫だよ!」って言ってあげたいな。あとは…「服はちゃんと着た方がいいよ。丸出しにしてたら風邪ひくよ。」です(笑)