Keith Masuda Blog 増田清のページ

毎月の一言 インターネットやPCに関する話題を毎月お送りします。 1996年からの情報があります。

今月の一言 2005年12月号

2005-12-02 18:28:43 | Weblog

「今月のひとこと」の目次 毎月一回はその時々のトピックスをお送りしています。

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12月3日
う~~む、日経平均がアッサリと15000円を抜きましたね。 今年の5月で11000円だったのが夢のようです。 5月にETFを買っておけば、そのまま36%、もし竹中さんの言ったように7000円の時に買っておけば2倍以上。 並みのトレーダーのパフォーマンス顔負けではないでしょうか。 投資信託なんか全くかないませんね。 じたばたして果ては手数料を取られて、しかもパフォーマンスが悪いとは踏んだり蹴ったり。 日経平均はいずれ2万円の大台には乗るので、それに備えて今のうちに買っておきますか。15000円が2万円になっても33%ですが。

各種のリモコンが、リビングにごろごろしてるのではないかと思います。 最近は何を買ってもリモコンが付いてきます。 DVDやTVを見る度に、リモコンをとっかえひっかえしているのではないでしょうか? 私も以前からこの状況に悩まされていまして、いろいろ試してみました。 その結果、どうもこれが良さそうとなったのが、この写真のリモコンです。

USBが付いていて、それでPCとデータのやり取りが出来ます。 操作面がLCDになっていて、LCDの画面のデザインをPCで変更できるのです。 ボタンの大きさもいろいろ変更できますので、自由度は結構高いです。 PCの上でボタンの配置などを決められるところが、もっとも面白い所です。 データもキチンと保存できるので、再設定しないといけないということもありません。 バッテリとの関係からか、画面の照明時間が少し短いですが、それも問題ないでしょう。 バッテリの持ちもまあまあで、短いという感じはしません。 バッテリがなくなってくると、赤外線が届きにくくなるみたいですが。

温度計が付いているのですが、この使い方が不明で、単に表示をするだけです。 一連のキー操作をまとめて行えるマクロ機能も充実。 設定も素直に出来ます。 他のメーカーのマクロ機能は全部リモコン側でやるのですが、物凄く難しくて、マニュアルと首っぴきでやらないといけませんでした。 欠点といえば、スリープ状態からの起動が少しかったるい。 画面を強く押すか、独立ボタンを押さないといけません。

最近のPCにはPC専用のリモコンが付いているみたいですが、AV用ではないか、少し前のPCには付属していません。 最近、インターネットやディスクに入った映画を見ることが多くなったので、動画再生はもっぱらPCを使っているので、リモコンが欲しくなりました。 それでいろいろ見てみましたが、一応合格点をだせるのがコレ。 製品の付属品的な扱い見たいですが、一応独立して使うことが出来ます。 値段もそこそこでオススメ。

インストールした最初は動かなかったので、駄目かと思っていましたが、リモコンの機能で、アプリを立ち上げると動きます。 先に別に立ち上がっているアプリとは連携しません。 キーボードのキー単位で割り当てが出来ます。 あらかじめWinDVDのキー配列が設定してあるようですが、私の場合は動きませんでした。 マニュアルにキー配列が載っていますので、それを参照しながら設定するとそんなに手間はかかりません。 まあいつも使うのは、早送りと再生・停止ボタンぐらいでしょう。

昨年の今頃から言われ出しているものに、ボットネットがあります。 総務省も今年4月に注意を促しています。 名称は「ロボット(robot)」のボットに由来しているんですが、ボットネットは、パソコンを所有者に気づかれずに悪用することを目的に作られたプログラムで、これに感染すると知らない間に自分のPCが、知らぬ間にスパムメールやDOS攻撃などの“加害者”になってしまう恐れがありあます。 代表的なボットには、SdbotやAgobot(Gaobot)、Spybotなどがあり、インターネット上でプログラム・ソースが公開されているものもあるそうです。 基本的にウイルスと同じですが、最も異なるのは、ウイルスがファイルを消したりすることを目的にしているのと異なり、ボットは感染しただけでは、何の症状もでません。 最近ではウイルスソフトをみんな入れているので、発症するとすぐに対策をされてしまうので、何もしないわけです。 このためにどの程度のPCがボットに感染しているか、分かっていないと言う基本的な心配があるわけです。 ウイルスソフトでも発見が出来ないケースが多くあります。

悪意のあるボットネット所有者は、この感染したPCを使って、いろいろな犯罪を行う訳で、最近はウイルスの発生がそんなに増加していないのは、ウイルス対策が効果を上げているのと同時に、このような発見されないボットのようなものが増えているのではないかと言う話まであります。 更にはボットネットの売買も行われているとの事で、自分のPCが知らない間にどんどん売買されていると言う事も、高い確率で可能性があり、ちなみに報道では1時間あたり200~300米ドルで貸し出している例があったそうです。 PCがその使用に関係なく処理が重くなったら、ボットの可能性はあるという事です。 そのためには、こんな小さなCPU負荷メーターはどうでしょうか? XPにもタスクマネージャーに付属していますが、サイズが大きいので、邪魔になります。

今月の読み物は、少し趣向を変えて、楽に読めるものにしました。 「国語入試問題必勝法」 講談社文庫 清水 義範 (著) ¥470 (税込)。

清水氏の作品の特徴は「パスティーシュ」。 要するにパロディであるが、それを少しも感じさせないのは流石。 私も国語の試験は苦手中の苦手で、本欄をお読みの方は理科系が多いと思いますが、その心境をものの見事に捕らえています。 書店に寄っては、入試問題のコーナーに置かれているそうです。 だけどタイトルにもなっている作品の内容は、半分は当るかも知れませんね。 「吉川英治文学新人賞」を受賞した作品でもあります。

内容は短編集で、「猿蟹合戦とは何か」は、あんまり面白くなかった。 旧仮名遣いも何かたどたどしくてイマイチ。 「時代食堂の特別料理」は、よく出来てるけどわざとらしくて平均。 「靄の中の終章」は、ボケ老人が主人公のボケを本人が語っている。 最後には意識が混濁して薄暗いもやの中で終焉を迎え、余韻が残ります。 自分がこうなったらどうしよう・・・

「ブガロンチョのルノワール風マルケロ酒煮」は秀逸。 最初は本気にして、マルケロ酒を真剣にインターネットで検索しました。 1本足の鳥なんておかしいと思いましたが。 また目黒のさんまのパロディが出てくるのもご愛嬌。

「いわゆるひとつのトータル的長嶋節」は、著者のパスティーシュ作家としてのテクニックを並べたという感じ。 「人間の風景」も同じようなもので、無理に4人で一つの小説を書くという設定を作ってしまっています。 その中の一人は元刑事で供述調書風になっているのは面白い。

「国語入試問題必勝法」は、まあ読んでみてください。 国語辞書だけで水素製造法の答案を書いてしまう、かんべむさしの「水素製造法」と並ぶ名作。 ピントが外れている文章こそ正解!問題を読まないでも答はわかる!?国語が苦手な受験生に家庭教師が伝授する解答術は意表を突く秘技。国語教育と受験技術に対する鋭い諷刺を優しい心で包み、知的な爆笑を引き起こすアイデアにあふれたとてつもない小説集。







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