10月11日(水)晴れ
遠い昔マグロ船に乗っていた敏昭くんに「炊屋」(かしきや)のありかを教える約束をようやく果たしました。
『まぐろ 土佐船』(小学館・2000年刊)を書いた斎藤健次さんが船橋市でやっているマグロ料理店です。
出典●http://www.kasikiya.com/album/album_100521120812_20_9.html
驚くなかれ、店は敏昭くんの自宅からは自転車でいける習志野駅の近くにあります。
斎藤さんは1980年代の初め、室戸のマグロ船「合栄丸」に乗って世界の海で活躍した人です。その記録が『まぐろ土佐船』で小学館ノンフィクション大賞をもらいました。過酷極まりないマグロ漁師たちの日常を描いた貴重な作品です。
コック長の経験を生かして奥さんと一緒に料理屋をやっておられます。
近年30年前に撮影した記録をもとに映画『吼える40度線』を完成させ、室戸から始まって、東京海洋大学などあちこちで上映会も行ったようです。DVDも発売されています。
「吼える40度線」●http://hoeru40dosen.com/introduction.html
これはすごい。船にもなれた3回目の航海のときに漁労長だった山田勝利さんの協力を得て撮影したといいます。
ぼくにはマグロ船に乗っていた同級生が何人かいます。山田さんよりはやや若い世代です。話は聞いても映像は見たことがありません。
同郷の友人たちと一緒に見てみたいものです。敏昭くんが「炊屋」を訪ねたら、いずれ同窓会を企画してくれるかな。
山田勝利さんは故郷・室戸でマグロ漁師の「語り部」になっているとか。
出典●http://morichi.livedoor.biz/archives/50289072.html
炭鉱と同じように室戸ではマグロ漁も昔語りの世界になってしまったのです。斎藤さんや山田さんの活動がいつの日か、マグロ漁の再生につながるのでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます