川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

室戸岬新港で泳ぐ

2007-08-26 07:13:33 | ふるさと 土佐・室戸
 24日 安芸の県立病院に入院していた姉が退院。途中で父の病院に寄る。姉の呼びかけに目を開ける。病状が安定してきたようです。夕方、室戸岬新港で泳ぐ。手術以来初めてです。
 29年前、貴子やキー坊、ラッチたちがここに来て泳いだ鯨浜は今はなく巨大な港になりました。その一角が国立室戸青少年自然の家を利用する子供や家族が使う大プールになっているのです。その隣ではイルカの飼育訓練が行われています。15歳だった貴方たちの子供がもうその歳になりました。今度は子供たちがこの海で遊べるといいね。 
 国立室戸青少年の家はただ同然で利用できるようになっています。

 泳ぐと言っても海につかるだけのようなものです。仰向けになると幸い元のように浮かぶことが出来、昨夜来の雨で美しくなった空と山が見えます。
 夜は姉の退院と中国に赴任するHさんの門出を祝って「お客」をしました。

 25日 大島のマサヨシ君からの便りが転送されてきました。様々な困難、試練に遭遇しながらもう一度ハウス栽培に本格的に取組む様子が想像されて心強く感じました。僕の生徒だった人の中で農民と呼べる人はたぶんマサヨシ君だけです。農林水産業の再生はこのようにこつこつと大地に挑む創造的な農民の手にかかっています。第一次産業の復活なしにこの国の未来がないことは確かです。山も川も海も再生しないのですから。頑張ってほしいと思います。そして政府の農業政策がこのような農民を支援する方向に転換するように僕らも関心を持たなくてはなりません。
 夕方、今日も港にいきました。少年自然の家のグループが飛び込み練習をしています。数人の指導員が一緒です。その後にこの町に住むインドネシアの青年とその友人らしい子供たちがやってきました。こちらは僕らの子供のときと一緒で実に自然な海の遊びをします。中学生のお姉さんが浮き輪につかまった小さい妹を突き放して鍛えます。大きな叫び声を上げて助けを求めますが、信頼で結ばれています。
 26日は一泊で姉を四国カルストに案内することにしました。


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3 コメント

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Unknown (カツヨシ)
2007-08-26 09:54:07
 海の中で仰向けになってポカリと浮かんだまま空を眺めている姿が思い浮かびます。それは全身で海と交感し、ゆったりと思索にふける風情です。自然の懐に抱かれて漂う姿を見ていて、けいすけさんの大きな手は、海に育まれたのだと思ったものでした。4年前、一緒に泳いだ夕暮れの室戸港の光景、その後長い旅をして話題を呼んだイルカくんたちを懐かしく思い出しています。それにしても、目ざましい回復ぶりですね。
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Unknown (K坊)
2007-09-05 14:06:29
お元気で何よりです。読み進むうちに29年前にタイムスリップしそうです。時の流れとともに変わってしまう、止めることはできませんが室戸の青い空、岩場の海、室戸の灯台、風を切ったサイクリング、近所の商店、お父様の力あふれる大きな声、お母様、お姉様の真心の皿鉢料理そして仲間たち。思い出と記憶をこれからも忘れない。本当にありがとうございました!
日々、小6、中3、高2を相手に奮闘中の私ですが頑張ります。鋭気を養いますますお元気で!!!
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松山の小学生 (けいすけ)
2007-09-05 20:01:12
今日は松山市立さくら小学校の5年生、80人くらいが新港でカヤックや飛び込みをやっていました。自然に家に宿泊して臨海教室。台風の影響が出て、浜でのシュノーケリングは無理だったようです。新港の中は未だほとんどいつもの通りです。
 K坊の子供たちも生涯忘れることのない体験をしてほしいものです。そのうちに皆で室戸にきてくれるといいなー。
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