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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

門井豊秋君の訃報

2007-11-10 10:37:31 | 友人たち
 このところ気象条件がよく、6日の昼前には、足摺岬かと思われる山陰が見え、娘や松山の将史兄さん夫妻と新港の波止場からながめました。室戸岬から水平線に広がる空は時々刻々変化する雲の芸術です。
 8日夜、大島高校で最初にHR担任をした門井豊秋君の訃報を聞きました。9日夜、兄の雄作君とやっと電話が通じました。兄の店の経営を裏で支える一方、島の産業振興のため、観光協会や商工会のリーダーとして活躍し、東京都レベルの副会長としても忙しい日々を送っていたようです。泉津地区のお年寄りに自分で作った食事を差し入れる活動を続けるなど島と島の人々をを心から愛し、その役に立つことを喜びにしていました。気づいたときは末期ガンで余命2ヶ月の宣告。もう少し生きたいと語ったということです。
 弟の死に兄は打ちのめされているようでした。店の経営も人生も二人三脚だったのです。海に潜る漁師でもあった豊秋君の棺は泉津海岸にも運ばれ、愛する海にも別れを告げたそうです。
 3月に訪ねたときに会うことが出来ず、僕の最初の生徒である雄作君にもてなしてもらいました。1998年暮れ、文京高校1年G組の大島の旅で世話になったのが最後になりました。僕よりは9歳若く、働き盛りです。さぞ悔しかったに違いありません。
 遥か室戸の地から豊秋君の誠実な人生に心から敬意を表し、トヨの霊の安らかなることを祈ります。僕は一人泣いております。同級の人達も同じでしょう。