3月12日(月)☼
抗がん剤・タルセバ服用開始から21日。11時過ぎ、癌研有明病院で西尾医師の診断があった。
「血液検査に異常ナシ。X線間接撮影を見る限り、肺炎の気配はなく、癌は小さくなっている。このまま服用を続けよう。」
このところ鼻や口の周りに湿疹ができ一部はカサブタ状を呈するようになった。タルセバの副作用だが痒くもないのでなんとかなっている。
このままの状態が続いていくといいなあ。次回の診察は19日。
嬉しい出来事。
待合室で声をかけてくれる方がいた。川崎のHさん、ガン友。奥さんが高知県中土佐町の出身で「川越だより」のファンだとおっしゃる。僕の入院の時期に病室を訪ねてくれたが会えなかったらしい。
嬉しいな。今度は是非、奥さんにもお会いしたい。中土佐町の矢井賀(やいが)というところが奥さんの故郷で、Hさんも何度か訪ねたことがあるらしい。
黒い箱で調べてみると中土佐町久礼から海沿いの県道をどんどんいった、まさに「地の果て」と行った辺に「矢井賀」が見つかった。磯釣の筏で知られているようだ。友人の奥さんが上ノ加江の出身だがそのさらに奥の村だ。
かつて、このあたりを経て窪川の台地に出て、原発の候補地とされた興津を訪ねたことがある。長い、土佐の海岸部でもまさに秘境という感じだが、「矢井賀」は通らずに台地に上がったような気がする。
(矢井賀の浜)http://www.town.nakatosa.lg.jp/kankou/index.html
Iさんは合唱をやったり、大極拳をやったりもして「闘病」を楽しんでいるようだ。最近は家族そろってハワイの自然に親しんだらしい。
僕は無芸で「自転車」と旅(人と自然)ぐらいだが、恵んでもらった人生を楽しむのが「薬」だと心得ている。通じ合うところがあるのかな。
アドレスを交換した。「矢井賀の人」と会えるかなあ。春の楽しみがまたひとつ増えた。
今日はこれから伊豆高原の保養所に出かけます。「南の桜」が見られるかな。
●http://minami-izu.jp/ev_sakura.html