百日草(キク科)花言葉は、友えの想い。メキシコ原産。草丈60cm~90cm位になり、うつすらと毛に覆われた茎は幾本かに分枝する。卵形でさきのとがった葉は、茎を包むように対生する。強健でどんな土地でも適応する。やや厚みをもった花弁が、赤色、淡紅色,樺色、黄色、白色など鮮やかな頭状花をつける。八重咲きのものも多い。ブラジルのリオデジャネイロでは、百日草を魔除けとし、また幸福を招く花としているので、祭りの日には市民がこの花をパレードに向かって投げるという。「これよりの百日草の花一つ 松本たかし」「このごろの仏事つづきや百日草 川畑火川」「百日草あらいざらしの色となり 本井 英」「ああ今日が百日草の一日目 櫂 未知子」「百日草ごうごうと海は鳴るばかり 三橋鷹女」「色まづしき百日草の賞与月 能村登四郎」「百日草百日の花怠らず 遠藤梧逸」「心濁りて何もせぬ日の百日草 草間時彦」「百日草咲かせて神父暮らしかな 清崎敏郎」。(百日草 酷暑も厭わず 咲き続く ケイスケ)