島根1区、東京15区、長崎3区共に早々の当選確実が出たようだ。予想も何も誰がどう見たって勝ち目のない戦だったようだ。そういう情勢なので2カ所は不戦敗になり、もう一カ所は運が良ければということだったのだろう。
八甲田山死の彷徨で、”天は我々を見放した”という指揮官の発言で部隊の士気は一気に下がったと云われている。今回もそんな軽口を叩こうものなら、天に唾する行為そのものである。但し、こうも負けっぷりがいいと自民党も結構しぶとく生き残るのではないかとみた方がいい。
選挙の責任は幹事長なのだろうが、今回は選挙対策委員長に詰め腹を切らせるのだろう。こういう負け戦での立ち居振る舞いが政治家の処世術でもある。潔さが勲章となる例は数多ある。こういうところを国民はよーく見ている。負けっぷりと辞めっぷりが一番の見どころとなった衆議院3補選だったように想う。