飾らない 素直な 自分らしい毎日に乾杯!

最大多数の最大幸福は理にかなっているのか

定価130円の大きなアイスも半額というので買ってみた。大きいだけに食べ応えだけは確かにあった。ただ昔なつかしい大きいだけの話である。

英国人ジェレミ・ベンサムの最大多数の最大幸福という考え方は正義に適っているのか。英国の地方議会選挙で保守党の大敗が報道されているが、そんな英国だからこそ、EUからの脱退が実現したのだろうと、今から思えば合点がいく話である。

本題に戻せば、ウクライナに攻め込んだロシアの言い分も、パレスチナ人を殺し続けるイスラエルの言い分も、この功利主義によるものであろう。多数決による行動だから許されるとなると、少数者には悲劇が押し寄せてくる。ベネズエラとガイアナでも紛争が起こっているが、これもまた大国の論理が幅を利かせているようだ。

ではどうすればいいのだろうか。単純に逆説的に考えれば、小数に属するものの満足する幸福の追求とでも謂おうか。だが、それが現実問題として可能だろうかという大きな問題に直面するのも事実である。国連の安全保障理事会でも、常任理事国の横暴が止むことはないように、今の人類には不可能に近い難題である。

そんな未熟な人類による現代社会で難題を切り抜ける唯一の方法は、卓越したリーダーを選び出すことしかないのではないだろうか。今の世界に存在するリーダーたるやその質の悪さは筆舌に値するものである。(論理的に少々飛躍するが)だからこそ、先の衆議院3補選のように、市民の市民による市民のためのリーダーを選び出すことで、ベンサムの功利主義を超えなければならないと想う。
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