鶏口舎(けいこうしゃ)な日々

木彫りとレジンで招き猫やお地蔵さんなどを制作している「鶏口舎」です

樹齢1000年のイチイでお地蔵さんをつくる

2016年05月10日 | 木彫の話し(道具や材料、木材について)

樹齢1000年以上の一位(イチイ)を仕入れました

イチイの木の説明はブログ内のこのページに書きました↓クリック
http://blog.goo.ne.jp/keikousha/e/0d652ed4b4db34b482732784a19ab06c

画像提供 ピノッキオさん

ただこのイチイ、普通のイチイではないです

ピノッキオさん経由の、川越銘木センターさんからの仕入れです
川越銘木センターさんのホームページ←クリック
に、このイチイについての説明があります
川越銘木センターさんで売っているイチイの共材になります

下記に川越銘木センターさんのHPから文章を抜粋しました


垂涎の銘木。巨匠・林以一先生の手仕事で木挽きした逸品。

このイチイ(一位)は、岐阜の深山からヘリコプターで搬出されたものを当社が営林署の競売で落札したもの。数十年前の話です。

樹齢は、年輪の数は数えていませんが、関係者の間では国内最長寿と言っても誰も異を唱えないだろうといわれた長寿で巨木のイチイでした。

1000年は軽く、2000年以上は間違いないであろうイチイ(一位)。成長の遅いイチイで巨木。
原木の迫力は競り会場でも異彩を放っておりました。

中は空洞でその外側から上手に製材する必要があり、機械製材では不可能という事で、木挽き界の巨匠、
林以一先生にお願いして挽いていただきました。約一か月ほどのお時間。林以一先生は当然にご記憶にあるでしょう。

手ノコギリのみで製材しております。林以一先生は世界にも通用する巨匠ですから、
その林以一先生の手仕事作品となれば価値がさらに高まるものです。 レアの中のレアな銘木です。



そして、イチイ(一位)といえば、銘木マニアが最終的に辿り着く木材として有名ですが(クロガキも)、
そのイチイの中でも驚く程に長寿であった為に、玉杢がここまで美しく現れています。
さすが、林以一先生。長年の経験で見極めて下さった結果でしょう。


小さめのお地蔵さん、犬張り子、招きねこと作る予定があります
小さいものは何点か作るつもりです
値段は、仕入れ値がヒノキの何倍もしますので、
少し高くなります


そして、ピノッキオさんに製材してもらっている途中です
貴重な材なので、すごく慎重に無駄がないように
考えて製材をしてもらっています
今後、このようなイチイを手にいれることは
できないと思うので…

実はこのイチイは、昨年の夏にこのイチイのサンプルの材をもらって
彫ってみて、感激して、いつか買おうと思っていた材です

作品を作るのが楽しみです




この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金魚が大変だった… | トップ | うなぎ好き »
最新の画像もっと見る

木彫の話し(道具や材料、木材について)」カテゴリの最新記事