イチイ(イチイ科イチイ属)
別称 オンコ、アララギ
北海道、本州、四国、九州の亜高山帯や
寒冷地に分布する
*強度がありながら、加工しやすい優良材*
樹高十数メートルほどになるが、あまり大きくなる
木ではなく、直径が60cmを超えることは少ない
北海道の山林内に多い木で、農家の庭先などでもふつうに
見られる
木の肌はなめらかで光沢があり、材としては非常に優れ、
木目は通直である
また成長が遅いので年輪が緻密であり、そのため強度も十分で
板の反りや割れも少ない
現在では大径木が少なく、おもに彫刻など小さくて高価なものの
材料となっている
飛騨高山のイチイ細工は有名で「一位(イチイ)一刀彫」という
伝統工芸がある
和名は、昔、朝廷の官吏が正服を着る際に手に持った笏(しゃく)
をこの木でつくったことから、位階の正一位、従一位の一位に
ちなんでイチイと命名されたといわれている
イチイの変種であるのが、キャラボク(伽羅木)
キャラボクは低木で、イチイとは葉の並び方が異なる
参考 「日本の樹木24 ナナカマド、イチイ」
別称 オンコ、アララギ
北海道、本州、四国、九州の亜高山帯や
寒冷地に分布する
*強度がありながら、加工しやすい優良材*
樹高十数メートルほどになるが、あまり大きくなる
木ではなく、直径が60cmを超えることは少ない
北海道の山林内に多い木で、農家の庭先などでもふつうに
見られる
木の肌はなめらかで光沢があり、材としては非常に優れ、
木目は通直である
また成長が遅いので年輪が緻密であり、そのため強度も十分で
板の反りや割れも少ない
現在では大径木が少なく、おもに彫刻など小さくて高価なものの
材料となっている
飛騨高山のイチイ細工は有名で「一位(イチイ)一刀彫」という
伝統工芸がある
和名は、昔、朝廷の官吏が正服を着る際に手に持った笏(しゃく)
をこの木でつくったことから、位階の正一位、従一位の一位に
ちなんでイチイと命名されたといわれている
イチイの変種であるのが、キャラボク(伽羅木)
キャラボクは低木で、イチイとは葉の並び方が異なる
参考 「日本の樹木24 ナナカマド、イチイ」