CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

今年のドイツ 最初のイベント ブロックハウゼン ハスキーカップ2019

2019年06月17日 | 2019ドイツ紀行

旧東ドイツ、チェコとの国境に広がる黒い森の麓にある、小さな村、ムルダで毎年開催される
世界で最も大きなチェンソーアートイベントに招かれて11年ぶりにその地を訪れた。11年前に開かれた世界大会で私は優勝した。それ以来、競技から引退したのだが、今年は競技ではないのであえて参加することにした。
メインイベントは6月8日(土)~10日(月)で、のべ10万人が訪れる。
開催しているのは、元森林警備隊員でチェンソーアーティストでもあるアンドレアス・マーティン氏とその家族。彼らの私有地でもある森の一角をログハウス村にして、周辺の森林に彫刻を配置している。普段でも様々な利用客で賑わう、森林利用型観光施設となっている。
今年のイベントにはザクセン州知事が訪問するなど、かなり知名度も高いイベントとなっている。

今までのチャンピオンや主催者が厳選したトップクラスを招いての、世界一のドラゴン彫刻イベントが以下のように開催された。

期間  2019年 6月3日 月曜日 ~ 10日 月曜日
会場  ドイツ ザクセン州 ムルダ (会場名:ブロックハウゼン)
主催者 アンドレアス・マーティン(元森林警備隊員)
イベント名 ハスキーカップ2019
イベント内容 世界の各国で世界チャンピオン称号者を集めての「龍=ドラゴン」を彫る。
       6チーム 9ヶ国 12名 
(ドイツ、アメリカ、イギリス、オーストリア、ノルウェー、ロシア、ウズベキスタン、日本)
目的  地域の振興と森林整備
樹種  ジャーマンオーク(現地名:アイシャ)

※名称はハスキーカップだが、今年はハスクバーナ、スチール、ドルマー(マキタ)の協賛を得て開催。他にアスペンなどのオイルメーカも協賛。

私(城所ケイジ)はイギリスのサイモン・オ・ルーク氏とチームを組み、全ての龍の元となyったと考えている「海龍」をテーマに彫らせてもらった。デザインは主にサイモン氏が担当したが、日本の龍のデザインを取り入れ、西洋と東洋のドラゴンの特徴を併せ持つものを制作した。コンペ(競技)ではないので順位はつかいないがかなりの人気であった。

サイモン氏と組めて本当に良かった。こんな彫刻を彫らせてもらえるチャンスなどそうあるものではない。感無量です。

イベントの様子は別にアップします。

 



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