CHAINSAW ART JAPAN・ケイジの仕事記録

木を切るチェンソーで木彫刻。チェンソーアートジャパン・ケイジの仕事などを記録したブログです。

ドイツ・オランダ出張彫刻の旅 その15 ~結婚パーティ・カービングショウ~

2018年08月20日 | 2018ドイツ・オランダ紀行
~ウエディング・パーティでカービングショウ~



8月9日 木曜日 夕刻 フロリアン氏の隣人で友人のカイさんの娘さんがウエディングパーティを行うということで、招かれた。
その会場でフロリアン氏とともに超スピードカービングショウをやって欲しいと頼まれ、行うことになった。
ドイツ式かどうかは知らないが、公式な結婚式ではなくかと言って日本の披露宴でもなく、隣人・友人を招いてのカジュアルなパーティである。普段着で良く、参加費やお祝いもない。そして何より驚くのはいらない陶器などをもちより会場で割って捨てていく。その破片を後日新郎新婦の両親を中心とした親族が片づけるという、まるで罰ゲームのようなイベントであるらしい。フロリアン氏もたくさんのお皿などを持っていき、私達も数枚投げ割ったが,陶器の神様に申し訳ない気がした。おそらくこれは伝統的な独式断捨離だろうと思うことにする。





さて、たった10分のカービングショウとはいえBGMを用意し、何を彫って祝うかを話し合い、題材と材木を用意した。材木は一人では持てない重さがある。ジャーマンオークは重い。カイさんから紹介され、カービングショウを始める。最初はカイさんもチャップスを付けて演出に参加。









無事10分でショウは終了。後は新郎新婦が斧で真っ二つに割って完成させる。
たぶん日本では陶器にしてもこういう演出にしても「割る」とか「着る」「別ける」などは結婚式には縁起を考えると使わない表現だと思う。



新郎新婦も大喜びで記念撮影。この記念撮影がなかったら私は誰が新郎新婦なのか解らない状況であった。パーティには挨拶もないし、誰が誰なのか紹介もない。考えてみれば近所や親戚、友人ばかりが集まっているのだから改めて紹介はいらないのかもしれないが、ここも日本と違う所なのか、たまたまそうであったのか・・・。







ともあれ、素敵な夕方は過ぎていき、同時に日照時間も短くなってきて、ドイツの旅も少しずつ終わりに近づいている。


新郎さんがスナップスを持って各テーブルをまわる。これが挨拶なのかな~?タトゥが少し恐い新郎さん(優しい方です)。







<続く>


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