喰いタン 第2話 中華街を食い尽くす! 東山紀之 森田剛

2006-03-30 21:57:08 | 喰いタン
中華料理店のあるじが殺されました。解剖の結果、亡くなる直前、麻婆豆腐のようなものを食べていたことがわかり、捜査本部は「殺される直前に立ち寄った中華料理店」を探すことが犯人につながると判断。「食いタン」(食いしん坊探偵こと、高野)にも協力を依頼しました。

喰いタン 第2話「中華街を食い尽くす!」
高野聖也/東山紀之 野田涼介/森田剛 出水京子/市川実日子 五十嵐修稔/佐野史郎 緒方モモ/京野ことみ 警察署長の山内/伊東四朗 押しかけ探偵少年・金田はじめ/須賀健太 「喰いタン」公式ページへ

殺された店主は、「密買品の運び人」である疑いが強まり、その家族に影響が及ぶのを恐れた警察は、殺された男性の「一人息子」(ヤン君)を一時的に、「ホームズエージェンシー」(高野らの探偵事務所)に住まわせることを決めます。

一方、第1話で猫の行方不明捜査を依頼した「少年・金田」(須賀健太)はこの事務所がお気に入りでしたが、裕福な生活を送るわりには人嫌いなところがあり、どこか大人の世界を冷たい目で眺めていました。

犯人らは、息子の「ヤン君」を探していました。ホームズエージェンシーにヤン君がいることを突き止めると、ヤン君を拉致する行動に出ます。しかし誘拐されたのは、ヤン君ではなく「金田少年」のほうでした。間違えてしまいます。おまけに、格闘となったときに事務所にいた野田(森田剛)も一緒に拉致されてしまいます。

野田と金田は縛られたまま、倉庫に閉じ込められますが、そんな状況でも「なんとかなる……」と平常を装う金田の無気力さに、野田は、「悲しい気持ち……」を抑えきれず、もっと熱くなれ! と叫びます。

その後、金田は連絡係りとして縄を解かれ、ヤン君のもとへ走り、野田は喰いタンによって救出され、犯人らはヤン君が父親の形見である「密売品」を手渡そうとした時に警察が踏み込んで逮捕! となる結末ですが、

ご都合主義の展開で終わってしまうという、未熟な脚本になりました。制作者は、「金田クンの気持ち」を描きたかったようにも思えますが、まずは、「捜査過程における最低限の状況の説明」がなされないと、息が続かないドラマとなりそう。

しかしそうはいっても。ストーリー以外において、「刑事、佐野史郎と京野ことみのかけあい」や「森田、市川のキャラクター」など、ひとつひとつのシーンは充分見ごたえがあり、食いタンやその仲間たちがこれから何を見せてくれるのかまだまだ気になるところでも。(ドラマの視点)

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