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弁護士のくず 第2話

2006-07-02 20:21:48 | 弁護士のくず
第二回は少年事件。強盗事件を繰り返す少女の付添い人となった、クズと武田。少女の言動に惑わされる武田と、愛情に枯れた少女の心をひと目で見抜いたくずとの対照的な動きが描かれています。

九頭元人(くずもとひと)/豊川悦司 武田真実(たけだまさみ)/伊藤英明 小俣夕花(おまたゆうか)/星野亜希 国光裕次郎(くにみつゆうじろう)/モト冬樹 白石誠(しらいしまこと)/北村総一郎 加藤徹子(かとうてつこ)/高島礼子 原作/井浦秀夫「弁護士のくず」(小学館「ビックコミックオリジナル」連載中)

武田の前では従順な表情を見せるその少女は、大人への反発は強く、犯罪を繰り返しても後悔することもなく心はすさんでいるような。自分の力でなんとか……と、武田は正義感に燃えますが、百戦錬磨の不良少女にかかっては、世間知らずのエリート弁護士など簡単にひねられてしまう感じで……。

しかしどうやらくずは最初から少女の心を感じていたようです。ヤクザに絡まれた少女を助けたくずは、「なぜ法律があるか知っているか?」「人間は弱いから約束事をするのだ」と直球を投げ、少女の心をつかみます。

そして今回は、同じ事務所にいる、くずと徹子が三年前裁判でぶつかっていたことが明かされました。くずは、徹子の「もと亭主」の弁護人となり、徹子は、「もと亭主」が勤めていた会社の弁護人となり、それぞれの立場で主張を行なったということ。くずの動きがますます爽快。おやじ的行動もトヨエツが演じるとさまになるから不思議。セリフにも力がこもる。(ドラマの視点)


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弁護士のくず 第1話

2006-07-02 20:19:39 | 弁護士のくず
キャバクラ巡りと麻雀が趣味だという、アウトロー弁護士・九頭元人(豊川悦司)が、「真実は二つある。裁判が認めた真実とまぎれもない真実」という独自の行動理論で、凝り固まった道徳観念を打ち破り、法律に縛られない生き方を、体をはって見せていくというドラマ(?)。

舞台は、名は知れてはいるもののこつこつと依頼人を待ち続けるという長老、白石(北村総一郎)が主宰する弁護士事務所。この事務所は、新たに二人の弁護士を採用します。一人は、鹿児島から大志をいだいて上京した新米弁護士・武田(伊藤英明)、もう一人は、ちゃらんぽらんに見えてもやることはやる、一匹狼風の、くず。清潔な武田と百戦錬磨のくずがぶつかることによって事件の背景に浮かぶ感情やすれ違いが描かれていく模様。

九頭元人(くずもとひと)/豊川悦司 武田真実(たけだまさみ)/伊藤英明 小俣夕花(おまたゆうか)/星野亜希 国光裕次郎(くにみつゆうじろう)/モト冬樹 白石誠(しらいしまこと)/北村総一郎 加藤徹子(かとうてつこ)/高島礼子 原作/井浦秀夫「弁護士のくず」(小学館「ビックコミックオリジナル」連載中)

初回は、残業時間内でセクハラを受けたと事務所に飛び込んできた女性銀行員が、「それはいいがかりだ」と主張する上司と裁判で争い、事件の発端には、「女性銀行員とそのカレシの関係」が微妙な影を落としていることに気がついたくずが、「カレシ」を証言に引き摺りだしたり、禁じ手の盗聴などで真実に迫り、勝利をものにするというストーリー。

仕事を引き受けたからには「必ず勝ちにいく……」という職人肌の動きは頼もしく。正義感は、「理論を振り回すことや、裁判の結果からは生まれない」ということを教えているような。人はなぜ訴訟を起こすか? という疑問には「大事なものを守るため」という明確な答えを出す。敵か見方かわからない、境界線を突っ走るキャラクターは、はやくも豊川悦司のはまり役となりそうな気配。(ドラマの視点)

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