あす4月1日から全日空の国内線で機内サービスが大幅に変更される。今年1月の新聞配布廃止に続き、機内のオーディオプログラムを聞くためのヘッドホンが“申告制”となるほか、水とお茶以外の飲料が有料化される。一方、会社更生手続き中の日本航空は客室乗務員(CA)の私物を提供するという、涙ぐましいサービス拡充を始める。
全日空の国内線はこれまで、すべての座席のシートポケットにヘッドホンを入れていた。だが、1日から普通席では申し出があった乗客にだけヘッドホンを貸すことにした。国際線と国内線プレミアムクラスは従来通りという。
同社は「ご自身でお持ち込みの3.5ミリのステレオミニ端子イヤホンやヘッドホンでもお楽しみいただけます」と、私物の持参をホームページで呼びかけている。
これに対し、ネット上の全日空愛好家サイトでは「希望すればもらえるのだけれど、なんか嫌…。運賃が安くなるわけではないのに、サービスが削られていく」といった声が挙がっている。
この施策によるコスト削減額について同社は「算出していない」というが、ある航空ジャーナリストは「日航のヘッドホンは機内でしか使えない聴診器のような形状だが、全日空は汎用性がある。本来、持ち帰り禁止の備品であるヘッドホンを拝借する乗客もいるので、コストがかかるのではないか」と推測する。実際、ネットオークションでは時折、全日空ヘッドホンが1個300円前後で取引されている。
それ以上にわびしさを感じさせるのが飲料のサービスだ。無料提供は日本茶か水のみ。5月末までは一部飲料も無料もしくは割引価格で提供するが、6月以降はスターバックスのコーヒーが200円、千疋屋総本店のみかんジュースは500円、ザ・プレミアムカルピスが300円など、機内という密閉空間ならではのお値段での提供が始まる。
同社広報室は「顧客満足度調査などをした結果、必ずしも必要でないサービスを新サービスに転換する必要が生じた」と話している。
一方、日航はヘッドホンと飲料の提供について「変えずに提供する」(広報部)。そのうえで「お子さま向けに新たなサービスを始めた」(関係者)という。
同社が31日から始めたのは「CAからの贈り物絵本」という企画。通常、日航国内線には3種類の絵本が約10冊搭載されているが、「会社がこういう状態なのでCAから『子供が大きくなって読まなくなった自宅の絵本を持ち寄ってみては?』という提案があった。3月上旬に呼びかけたところ、10日間で約500冊が集まった。この結果、1機につき3−5冊の絵本を追加で乗せられる。評判がよければ、国際線での展開も検討する」(同)という。
日航の“努力”は評価できるが、いずれにしても世知辛い話ではある。
(夕刊フジ)
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ANAユーザーなんですが、機内での無料ドリンクが無くなるのは地味に痛い。
暖かいコンソメスープとかを機内の中で飲むと地味にリッチな気分になれたんだよな。
あとイヤホンを使って機内でラジオを聴くので、これからは
「あのーイヤホンを…」
なんてわざわざ言わないといかんのか。
めんどくせ。
機内の入り口あたりに置いて、セルフで取れるようにすれば良いのに。
まあ鹿児島→羽田でスーパー旅割を使えば12000円で行けるから、
そういうサービスを維持してくれるのが何よりだけど
飛行機で移動といえば
高級感というか、特別感みたいなのを感じられるものだと思っていたから
今回のような客に直接響くコストカットっていうのはなんか残念だね。
全日空の国内線はこれまで、すべての座席のシートポケットにヘッドホンを入れていた。だが、1日から普通席では申し出があった乗客にだけヘッドホンを貸すことにした。国際線と国内線プレミアムクラスは従来通りという。
同社は「ご自身でお持ち込みの3.5ミリのステレオミニ端子イヤホンやヘッドホンでもお楽しみいただけます」と、私物の持参をホームページで呼びかけている。
これに対し、ネット上の全日空愛好家サイトでは「希望すればもらえるのだけれど、なんか嫌…。運賃が安くなるわけではないのに、サービスが削られていく」といった声が挙がっている。
この施策によるコスト削減額について同社は「算出していない」というが、ある航空ジャーナリストは「日航のヘッドホンは機内でしか使えない聴診器のような形状だが、全日空は汎用性がある。本来、持ち帰り禁止の備品であるヘッドホンを拝借する乗客もいるので、コストがかかるのではないか」と推測する。実際、ネットオークションでは時折、全日空ヘッドホンが1個300円前後で取引されている。
それ以上にわびしさを感じさせるのが飲料のサービスだ。無料提供は日本茶か水のみ。5月末までは一部飲料も無料もしくは割引価格で提供するが、6月以降はスターバックスのコーヒーが200円、千疋屋総本店のみかんジュースは500円、ザ・プレミアムカルピスが300円など、機内という密閉空間ならではのお値段での提供が始まる。
同社広報室は「顧客満足度調査などをした結果、必ずしも必要でないサービスを新サービスに転換する必要が生じた」と話している。
一方、日航はヘッドホンと飲料の提供について「変えずに提供する」(広報部)。そのうえで「お子さま向けに新たなサービスを始めた」(関係者)という。
同社が31日から始めたのは「CAからの贈り物絵本」という企画。通常、日航国内線には3種類の絵本が約10冊搭載されているが、「会社がこういう状態なのでCAから『子供が大きくなって読まなくなった自宅の絵本を持ち寄ってみては?』という提案があった。3月上旬に呼びかけたところ、10日間で約500冊が集まった。この結果、1機につき3−5冊の絵本を追加で乗せられる。評判がよければ、国際線での展開も検討する」(同)という。
日航の“努力”は評価できるが、いずれにしても世知辛い話ではある。
(夕刊フジ)
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ANAユーザーなんですが、機内での無料ドリンクが無くなるのは地味に痛い。
暖かいコンソメスープとかを機内の中で飲むと地味にリッチな気分になれたんだよな。
あとイヤホンを使って機内でラジオを聴くので、これからは
「あのーイヤホンを…」
なんてわざわざ言わないといかんのか。
めんどくせ。
機内の入り口あたりに置いて、セルフで取れるようにすれば良いのに。
まあ鹿児島→羽田でスーパー旅割を使えば12000円で行けるから、
そういうサービスを維持してくれるのが何よりだけど
飛行機で移動といえば
高級感というか、特別感みたいなのを感じられるものだと思っていたから
今回のような客に直接響くコストカットっていうのはなんか残念だね。