その1より。
燕山荘への最後の登り、あの先を右に曲がったところでふと顔を上げたら、、、
雷鳥!雄の雷鳥がいた!
でも私の姿を見ると、サササーッとハイマツの中に隠れてしまった。
穴が開いてる~と思ったら、向こうに窓!
燕山荘到着~!
そして、
「この景色、やばい!」と思った。 燕岳!
振り返るとさっきちらっと姿を見せていた、槍ヶ岳!
まだ早いかな~と思いつつ小屋に行ってみたら、大丈夫ですよ~と言ってくれたので
先に宿泊の受付だけして、いざ、燕岳へ!
イルカ岩!左に大天井岳と右に槍ヶ岳。
すごい!すごい!と何度も言ってしまう景色。
振り返ると青空にぽかっと浮きそうな燕山荘。
不思議な形をした花崗岩たち。
燕岳の山頂に近づいていく。
眼鏡岩!向こうが見える~
来たよ!燕岳山頂~!
目の前に見える山々がなんて豪華なんだ!
槍ヶ岳(中央)と穂高連峰(左)!と、笠ヶ岳(右)
一番左のとんがりが前穂、隣が奥穂。
槍ヶ岳(左)~笠ヶ岳(中央)~双六岳(右)
笠ヶ岳は西穂のピラミッドピークに登った時にずっと見ながら歩いてたんだ
双六岳(中央左)~三俣蓮華岳(中央右)~鷲羽岳(その右)
野口五郎岳(中央)と水晶岳(左奥)
北燕岳。
では、行きますか!
燕岳を下ったところに、キバナシャクナゲが咲いてた!
背の高いピンク系のシャクナゲにはそれほど心を惹かれないけれど
キバナシャクナゲはなぜかとても気になる存在なのだ。
北燕岳に続く、一層白い尾根。
んっ?
この先は登れる感じじゃなさそう?と思ったら、
足元に、北燕岳頂上。
一瞬、ここ?と思ったけど、違うよね、矢印指してるもんね、行くんですだよね。
右から回り込むと、目の前には3m弱位?の垂直の壁。う~む。
足掛かりはありそうなのだけど、よじ登った上がどうなってるのか
見えなくてわからなくて断崖絶壁だったらイヤなので
とりあえずザックは置いて自分だけで登ってみた。
北燕岳の山頂はこんな感じ!広くてまっ平ら~
安心したのでザックを迎えにいく。
北燕岳から北の景色。
中央の三角が針ノ木岳!と思ったら、その左奥は剱岳?
針ノ木岳の右は蓮華岳、その右奥に見えるのが鹿島槍ヶ岳や白馬岳らしい。
目の前に双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳。
野口五郎岳はのっしりした姿とあまり雪がついてないのとで、こちら側の山を見る時の目印になった。
誰~も来ないので、槍~!とかやってる(≧▽≦)
北燕岳山頂から燕岳~大天井岳~常念岳への稜線が一望。
本当は、戻って燕山荘でランチを
素敵な食堂でお洒落にビーフシチューセットを食べるのを楽しみにしてたのだけど
この山々の景色を目の前にしたら、もうそれはどうでもよくなっちゃって
時間の限り、ずーっとずーっとずーっと、惚ける程山を眺めてた。
これ、ニホンカモシカの足跡!
その時、私は安曇野方面を眺めていたのだけれど
ふと、急に、くるっと振り返ったら、「バフッ!」という何か生き物の
大きな鼻息と、灰色の後ろ姿が一目散に逃げていった。
ここをかけ下りていってしまった。
ごめんよ~急に振り返ったから相当驚かせてしまったみたいだ。
私も一瞬何が起きたのかわからなかった!
そ~っと挨拶したかったな~
そろそろ戻らねば。
ころんと乗っかった岩。
贅沢な時間を過ごさせてもらった北燕岳。
地図を見て、見てみたいと思ったその先の景色は、素晴らしかった。
戻ってきたよ、燕岳。
花崗岩のニョロニョロ。と、野口五郎岳。
北燕岳と後ろにそびえる御歴々。
ハイマツと野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳。
燕山荘~大天井岳~常念岳に続く尾根。
槍ヶ岳。小槍のう~えで♪
最高だった燕岳!
燕山荘に戻って、ザックを下ろして、落ち着いたところで
山荘周辺も静かになったので、雷鳥出てきてるかな~とぷらぷら探索。
先程見かけた場所には残念ながら姿はなかったけれど
そのハイマツ続きの反対側の斜面横を歩いてたら、一羽の鳥がぎこちなくバタバタと飛んできた。
雷鳥だ!飛んでた!
着地した雷鳥は(着地もあまり上手ではなくて)
ハイマツに向かって雪の斜面をかけ上ったのだけど、急だから滑ってね
本当にズベッって感じで何度も転びながら走る姿が、なんとも愛らしかった。
飛ぶイメージも走るイメージもなかったからびっくりした(≧▽≦)
雷鳥に会えると、とても幸せな気持ちになるね。
山荘には素敵な図書室があります。
窓の外には燕岳!窓際で本を開いても、外ばっかり見ちゃうよ。
本日の寝床。2段造りの上の段。まだシーズン前なので宿泊客は少なく、1人部屋。
夕食♪
ベテラン御夫婦や、豪快なソロの人、さわやか九州から来ていた人
いろんな山の話をしながら楽しく美味しかった!
その3に続く。