シャツ(Hood by Air at Tom Greyhound)パンツ、サンダル(G·I·L Homme)
公演3週間経ったが <デスノート>のL役はもう、体に沁みついたか。
どんどん適応していくようです。実際は最初心配していました。あまりにも原作ファンが多い作品だから。 それに、以前の<ドラキュラ>や<エリザベート>は最初から「これはミュージカルだ」という感じがするキャラクターだったので。ところが<デスノート>は原作があって、キャラクターもしっかりと決まっていて、それに合わせなくちゃいけないという負担がありました。 既存の絵に反しなくてコスプレ感も出ないようにする必要があったんです。
事実公演を見てすごく体重を減らしたと思った。とても華奢に見えた。ところが、今日の撮影現場で見たらそうではなかった。
舞台ではメイクも引きこもりのようにして、服もルーズに着ていたから。姿勢もとても小さく見えるように少し曲げていたので。おかげで太ももの筋肉がついて今ではLの姿勢がより楽だ(笑)
<デスノート>はライト(ホングァンホ)とLの対決が軸となる。 ところでLが公演開始40分も経ってやっと登場したね。 一体いつ登場するのかと思った。(笑)
作品がライトを起点に開始する話なので、明らかにライトのキャラクターがより現れる部分はあります。 劇導入部は模範生だがどんどん悪の化身に成っていく過程も明確に見せるためです。 演技的に示すことが多くの役割。しかし、Lにもメリットがあるんです。 彼は成功率100%の名探偵であり天才。 今まで自身と敵対するほどのライバルに会えなかったのでライトを見て初めてライバルという感じを受けたのかも。だから、最初は敵を追う心で対していたが心の片隅では、自分と対等な人に対する憧れ? 同性愛的な愛ではない、同情や憧れから起こる気持ち。事件を解決するのが役割だが同時にゲームのように感じて面白味と興奮を感じる人物なんです。
最初からL役を提案したのか。ファンの立場では比重上ライト役に物足りなさがあるような気も。
もちろん、比重を考えていないわけではない。いくら比重よりもキャラクター、インパクトが重要だとしてもLが劇開始40分後に出てくるのはあまりにも遅いから。会社もライト役を望んでいた。 ところが考えてみてもライトは年齢を重ねても演じることができると思うがLは今でなければ演じることができるだろうかと思った。今、僕の年齢を過ぎてビジュアル的にLの感じを出すことができる? そんな悩み。また、<デスノート>は男性俳優がツートップになって拮抗したエネルギーを見せるべきなのに、もし僕がライトをやれば、誰がLになるだろうと思った。僕より若い俳優であるべきだと思うと正直、簡単に思いつかなかった。僕がLと想定すると、ライト役に良い俳優たちが何人か浮かんだのとは反対に。 <デスノート>は、僕たちの会社(キム·ジュンスの所属事務所であるC-jes)が制作する作品でもあり、全体像もちょっと考えた。
ホングァンホとの共演も話題になった。 もうとても親しくなったか。
とても親しい。本当にすごく良い。実際僕は公演開始40分後に出るので誰でもそれまでうまくやってくれる俳優だったら良いと思っていた。よくツートップ俳優の劇といえば相手よりさらに引き立って見えたがることもあるのですが、僕はちょうどグァンホ兄とできてとても幸せだった。40分間控室でモニターを見ていくとグァンホ兄の演技を見て「とても良かった」「兄さんが演じてくれてありがたい」という気になる。
<デスノート>でミュージカル六作目だが、ホングァンホはミュージカルでは国内トップだ。 「負けてはいけない」とか、そのような怖さはなかったのか。
負けることに対する恐れは全くない。僕は負けても上手な人としたいと思う。それは今後も無条件にそうだ。公演というのは舞台で俳優がどれくらい楽しんでいるか、幸せでいるのかが客席に伝達されると思うんだけど、その点で今回のキャスティングは非常に満足している。僕は上手な人とすると幸せを感じて、その後、僕の能力以上のものが出てくるようです。
インタビュー後半に続く