kebaneco日記

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かたみ

2018年08月15日 | おうちでご飯&生協
父が初任給で買ったという掛け時計。初盆の法要の後、実家に寄ってレスキューして来た。

家族思いの逸話に事欠かない父らしく、初任給で家族の集まるダイニングの壁にかける時計を買った父。すでにパーツがないところもあるし、持ち帰る段階でまた外れちゃった部分もある、少々歪んでもいる。あのままにしてたら、更に傷んでいたかも。

セイコーは、精工舎時代の時計の修理は受け付けていない。日頃電池交換に使っている池袋西武の時計修理の担当者に相談したら、自分たちもネットで時計修理専門店を探すことしかできないけれど、必要ならお手伝いしますよと言ってもらった。ひとまず自分でやってみますと伝えてインターネット検索で何件か候補を選んだ。そのうちアクセスがよい浜松町にあるお店に昨日電話して、手順を確認した。「お形見でしょうか?」と聞いてくださったり、丁寧な対応に好印象を持った。今日はこれからお店に持ち込む。

内装のみの修理で約3ヶ月かかるという。修理、うまくいくと良いな

備忘録:
修理に出した。種類としては1週間巻きの柱時計。1週間に1度しかネジを巻かないと、時計の進行と鐘がずれてくることがある。それを防ぐには5-6日でネジを巻き直すと良い。ずれてきたら、扉の中にある棒を動かして、針は進めず鐘を鳴らして調整。

備忘録2:
形見の時計を持ち込んだ、時計修理相談室についての情報。

セイコーの下請けで時計の組み立てを行なっていた西原さんが1967年に独立して立ち上げた会社です。現在は2代目の考宏さんが会社を次いでいます。時計修理相談室では、腕時計以外にもクロック、柱時計、江戸時代に作られた稀少価値の高い和時計の修理までなんでも行なっています。時計修理相談室では一級時計修理技士が30人以上所属している修理工房です。

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4 コメント

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Unknown (タカコ)
2018-08-15 10:50:48
思い出が、、いっぱいの柱時計。
そう言えば、里のは何処に行ったのでしょう?
ネジを回すのは私の仕事でした。
祖母との暮らしで、子供にお手伝いをせがまれるのは面倒だったのか、
何時も排除されてたと感じてたけど、私の仕事って、けっこう有ったんだわ。
思い出話の連鎖^^
復活が楽しみですね。
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タカコさま (keba)
2018-08-15 16:12:42
順番が前後しちゃいました、ごめんなさい

ネジ巻き係でしたか、重要ポストですね
うちは誰がやってたのか、記憶にありません。
記憶といえば、通夜や法要の会食で雑談してて
子供の頃のあたしの記憶で、弟には初耳、
ということが沢山あるということが判明。
この時計が父の初任給が化けたって知らなかったみたい。
子供の頃の2歳の年の差は大きいなぁと実感しました。
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形見 (よう)
2018-08-15 19:41:00
最近は 急激に掛け時計も腕時計もなくなってきましたが
昔は 時計が大事でした。
わたしも子供のころ ミシンの椅子に載って ねじを巻いていました。
家の歴史を見おろしていた時計を もらってこられて よかったですね。
最近は時計の修理をしてくれるお店も少なくなりましたが
いいお店が見つかったようで何よりです。
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ようさま (keba)
2018-08-16 11:59:57
父に、なぜ初任給で時計なのか聞いたことがあります。
答えは「必要だから」という極めてシンプルなものでした。
ダイニングとリビングが別々の部屋で
テレビをつけて時間を見ながら朝食、
なんてことがなかった間取り&時代だからでしょうかね。

相続のために戸籍謄本を取ってみた弟が
「知らないひとがたくさん載ってて、見せたかったけど持ってくるの忘れた(笑)」
と言っていました。
わたしは実家の戸籍をでて主人と新しい戸籍を作ったので
A4一枚でぴらんぴらん(苦笑)、
歴史のないうちに四捨五入で70年前の時計、いいでしょ。
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