kebaneco日記

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博物館に初詣

2022年01月04日 | チェロ&アート

今年創立150周年を迎えるめでたいトーハク。干支にちなんだ虎を表した作品を中心に展示した特集「博物館に初もうで 今年はトーハク150周年!めでタイガー!!」を開催中。しかも本館2室の国宝室では16日まで松林図屏風がフィーチャーされている。

 

正面の階段をのぼって

 

まずは大好きな長谷川等伯の松林図屏風にうっとり

 

色絵竹虎文八角鉢 伊万里の柿右衛門様式

 

龍虎図屏風 狩野栄川院筆 江戸時代18世紀

 

ちょっと気が弱そうな虎と

 

空を縦横無尽で悠々自適な宿敵の龍

 

松梅孤鶴図 伊藤若冲筆 江戸時代18世紀

 

名品うち並ぶなか「これは」と思うものを見ては立ち止まる、撮影OKの作品はパチリ。で、やっぱり若冲様もいらっしゃった。この大船渡の銘菓かもめの玉子を思わせる、卵に棒を突き刺したような鶴は、トレードマークの長い首の見えない後ろ姿で描かれている。タコの吸盤のような樹皮の松にとまってる様子、梅の花もまるっと。ここまでデフォルメされると潔い。一方で松葉が揺れてる様子に、この鶴は首をすくめて強風をやりすごしてるのかしらん?と物語を想像してしまう。ほんと、若冲って楽しい!

 

想像以上に小さかったのが 漆絵画帖 柴田是真筆 明治時代19世紀(横から撮影)

 

おじゃましまぁ〜す、と龍が現れ

 

おのれ〜出たなあ〜、と虎が竹林から登場〜

 

これは龍虎図屏風、曽我直庵筆、安土桃山〜江戸時代・17世紀。全体は展示ケースに他の展示ケースの照明が映り込んで上手に撮影できなかったけど、悪霊を払うとか勢いがあるといわれる虎なのに、どこかユーモラスな表情をパチリ。長谷川等伯と同時代の水墨画家。

 

と、今日はここまで

 


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (wada67miho)
2022-01-04 16:03:45
高尚なご趣味をお持ちで、羨ましい🎵僕なんぞ、俗物そのものですわ(笑)。
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Unknown (keba)
2022-01-04 20:07:08
wada67mihoさま

高尚っぽいのから俗物なのまで
幅広く取り揃えてございます♪
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博物館に初もうで (nana)
2022-01-04 20:12:00
今年はトーハク150周年!めでタイガー!!、
タイトルも完璧、凝っていますね。
虎というと勇ましく強いイメージですが
気の弱そうな虎もいておもしろいです♪
絵を目で(愛で)みる楽しさは自由で無限ですね。
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京都国立博物館でも (みどり)
2022-01-04 22:25:14
寅尽くしを2日からやっているみたい。
東博の展示品も良い物出してますね。
長谷川等伯、私も好きです。
松に鶴ねぇ。
実は鶴は松にとまらないのです。
松にとまるのはコウノトリ。
若冲はそれを知っていて、定番として松に鶴を描いたのかな。
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Unknown (tsubone)
2022-01-04 22:52:32
若冲の鶴=かもめのたまご に噴きました。
確かに似てる、ようじで切ったら黄身餡が詰まっていそう~

この時代に描かれた虎の絵って面白いですよね。
実際に見てないから想像力が筆を自由にするのかなって思います。
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Unknown (keba)
2022-01-05 00:38:56
nanaさま

タイトル頑張ってるでしょ(笑)
来館者に外国人が多いのが目立ちました。
里帰りできない在京外国人が来てたのかも。
西洋絵画にはライオンはたくさん出ても虎は少ないので
目で(愛で)(うまいっ!)見て楽しんでたんだろうと思いました。
日本のこと好きになってくれるといいな

気の弱そうな虎、かわいかったですよ
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Unknown (keba)
2022-01-05 00:45:33
みどりさま

そうなんですね〜
面白いなぁとググってこんなの見つけました。

https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/senwa/journal.asp?record=400

足が平べったくて枝を握れない、ほほぉ〜
新年早々新たな知識、ありがたや〜

若冲は、どうだったんでしょうね
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Unknown (keba)
2022-01-05 00:50:08
tsuboneさま

どんだけ甘いもの好きなんだって感じですよね、へへへ

虎を見たことないからこその絵だって感じありありでした。
だからこそ楽しいし、
実在しない龍の絵との釣り合いが取れたんだと思います。
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