kebaneco日記

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世代交代で環境問題

2009年06月27日 | 折々の話題
ブログをつけていると、あたしの持ち物の寿命がよくわかって良いような悪いような・・・。前回は冷蔵庫買い替えでゲットしたポイントでこのデジカメを手に入れた。今回は洗濯機のオマケみたいなもの(苦笑)。景気が悪くなったせいで、ビックカメラがポイント還元率を上げているせいもあるだろうけど、こんな技術の結晶のような品物を「オマケ」で入手していいものかどうか、メーカーに勤めていた父を持つkebaとしてはやや複雑。

並べてみると大きさの違いは歴然。


とはいえ、画素数が2倍になり、使いやすい機能もついたけど、カメラの外形がこれだけしか違わないので余裕で許容範囲。重さも増えたけど、ある程度重みがあったほうが、手ブレが少ないという人もいるようだ。

手のひらにもすっぽり収まる


これであのズームは、あたし的には上出来。

カメラを買うつもりはなく立ち寄ったので、壊れていた先代のカメラは下取りに出しそびれた。資源回収して欲しいと思い電話で確認したら、ビックカメラはある一定の条件を満たせば買い替えなくても「買取り」はするけど、動かなくなったカメラを資源回収はしていないという。オリンパスのカスタマーセンターに「壊れた自社製品の回収はしていないのか?」と問い合わせたところ、会社としてはやっていないという。

デジタル製品から回収できる貴金属が日本にいかに多いか!というのは時々ニュースでも扱っているのに。産出国から資源を輸入することで、日本の富が資源国に「吸い上げられ」ているっちゅ~に。再利用できる輸入資源はきっちり再利用しなきゃ、どんなに付加価値を高めるために一生懸命働いても、地下から資源を掘り出してるだけの国に(ってものすごい単純化ですが)富が流れてしまうんですけど。

各社CSRとかいって環境対策をいろいろやってるってホームページで謳ってるのに、結局自社の「電気代節約」とか「紙節約」の範囲をどれだけ超えた活動してんだか、わかったものではありませんな。

消費者が手に取る製品を作っているメーカーって、パーツまでは自社で作っていないから、パーツから回収される貴金属を再利用してコストを下げる云々ということは、自分達の仕事じゃないと思ってるんだろうなぁと思った。彼らにとってはパーツメーカーに値段を下げろとプレッシャーかければ済むことだろうからね。回収された自社製品を集積する場所をメーカー団体が加盟企業用に一箇所作れば、それなりに量も集まり規模の経済も効くだろうに、と残念。

そして、環境問題への取り組みを「競合他社との差別化の道具」とか「広告宣伝文句」として使っている間は、結局日本はバージン資源を使い為替の変動とか投機的な動きに振り回され続け、日本で回収された資源ごみは安価に近隣諸国に持っていかれ、そこでまた製造にまわされる。そうすると近隣諸国の製造コストはさらに日本のそれより低くなり、結局製造業は国外へ出て行くしかなく、雇用は国外流出する、みたいなことになるんだろうなぁ、とちょっと悲しい気持ちになった。

あたしの手元に残ったこのカメラ、どうしたらいいんだろ・・・。

ちなみに、ホームページで確認するとキャノンは不要になった自社製品の回収サービスをやっているようだ。ふむ、ちょっとだけ救いの光。

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2 コメント

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レアメタル回収は (itijouji1969)
2009-06-28 09:26:34
同和鉱業のこの部門
http://www.dowa-eco.co.jp/
がやっているようですね。
の社長は朝日新聞のフロントランナーに
出ておられましたよね。

回収ボックスが秋田県にしか無いのが残念ですが・・・
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Unknown (keba)
2009-06-28 14:05:56
>itijouji1969さま
情報ありがとうございます。

回収して再利用できる限りある資源を「使い捨て」することは許されちゃならないという思いは持ってるんだけど、社会システムとして定着してない状況を、とてももどかしく思います。
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