クリスマスイブ

昨日は朝6時に起きて、実家の両親に会いに行った。老人ホームでは金曜日にクリスマス会があったそうで、ダイニングの各テーブルに置かれたであろうグリーンのアレンジメントが残っていた。庭の木の枝を上手に使ったいいアイディアだな、と思った。

受付で職員から、父は先週あたり腫瘍が痛いと言っていたとおそわった。父に「痛みはどう？」と聞くと「薬で治まっている」としか教えてくれない。病院には毎回老人ホームの車で職員に付き添われて通っているので、日常の変化や訴えは職員から主治医に伝えて、薬を変えてもらったり指示を受けたりしているという。病院の支払いも一旦立て替えてくれているようで、「お財布すら持っていかないんだよ」。薬の管理も職員が食事の時・就寝前の見回りの時などにやってくれるので、父は飲み忘れも飲み間違いもなく、それで痛みが抑えられているんだと思うよ、とのこと。

それ以外にも、雑務に関わる業務連絡や世間話も含めて、父とは小一時間話をした。父からは痛みとか不安とか困ったこととか、その種の話は一言もなかった。父には弱音を吐く相手がいないだろうから、そうなれればいいなと思ってはいる。聞き役に回ってなるべく喋ってもらおうとはしている。とはいえ、向こうから言い出さない限り弱音の強制買い取りはできない。こればっかりは頻繁に顔を出して様子をみるしかなさそう。

父とは父の部屋で話をし、その後で「じゃあお母さんとも話をして帰りなさい」と4階のラウンジへ。4階のラウンジへは父を車椅子に乗せて連れて行き、主人がもたせてくれた一口サイズの回進堂の羊羹とペットボトルに入ったお茶を持参。「どれにしますかぁ〜」と尋ねて、一つ渡した。父はすぐに美味しそうに黒糖味の羊羹を食べてくれ、母にはくるみの入った羊羹を渡して少しずつ食べてもらった。

母は食が細く、あたしなら一口で食べそうな量を4分割して、その1つだけを食べて「もうお腹いっぱい」。とはいえとても元気で、父がペットボトルから直接お茶を飲んだら「そんなことをしてはいけませんっ！」と叱っていた（笑）。認知症が進んできた母は、基本不機嫌な人になってしまった気がする。過去の話をされても思い出せないので、父との話題も減ってきているんだろうなぁと思って見ていたら、「私はここで知らない人ばかりと生活をしているんです」とぼそっとつぶやいた。母の不機嫌の理由は病気というよりこの場所にいることなんだよな、と認めたくない事実、認めても変えてあげられない事実を突きつけられた気がした。はぁ〜

昨日はクリスマスイブだったので、主人がケーキを買ってきてくれてた。夕食の後「これ買ってあるんだよ」とチーズケーキを出してくれた。二人で4分の3ほど食べてお腹いっぱい。ラップに包んで冷凍保存。先週は忘年会が2回もあったのでカロリーオーバーだしね。

さて、今週は中掃除を引き続き。そのまえに今日は美容院にもいくじょ。