この写真は、グラッパ飲み比べでご紹介した山梨県の白百合醸造の「内田葡萄焼酒」の蒸留器です。私はウイスキーや泡盛の蒸留器を見たことはあってもグラッパの蒸留器を見るのはこれが初めてでした。
内田社長によると、これはイタリアから輸入した減圧蒸留器とのこと。もともと先代の社長の時代にブランデーの製造免許を取得して造っていたそうです。2000年に先代がお亡くなりなってブランデーの製造も停止。その後の本格焼酎ブームを見て、グラッパの製造を検討したのだとか。この蒸留器は2004年に購入して、試験蒸留がスタート。当初はデラウェアを原料にしていたそうですが、マスカット・ベリーAや甲州へとブドウの品種を変えながら現在に至ります。
ワインの沸点は約90度。この蒸留器では、減圧で約70~80度に沸点が下がるそうです。減圧蒸留の結果、渋みや苦みといった粗い部分が消えるとの話を聞いたのですが、これが変化球となってしまってイタリア産グラッパとの味わいの違いになっているのかもしれません。私個人の感覚では、内田葡萄焼酒はマイルドすぎる気がします。内田社長曰く、焼酎が減圧蒸留によってマイルドになってブームにつながったので、このグラッパもそれにあやかろうと考えたそうです。
しかし、ウイスキーの蒸留器のようなセクシーな曲線ではないものの、ピカピカに磨かれた蒸留器は実に美しいものですね。内田社長が「我が社の宝物」と愛でる気持ちは、本当によくわかります。
内田社長によると、これはイタリアから輸入した減圧蒸留器とのこと。もともと先代の社長の時代にブランデーの製造免許を取得して造っていたそうです。2000年に先代がお亡くなりなってブランデーの製造も停止。その後の本格焼酎ブームを見て、グラッパの製造を検討したのだとか。この蒸留器は2004年に購入して、試験蒸留がスタート。当初はデラウェアを原料にしていたそうですが、マスカット・ベリーAや甲州へとブドウの品種を変えながら現在に至ります。
ワインの沸点は約90度。この蒸留器では、減圧で約70~80度に沸点が下がるそうです。減圧蒸留の結果、渋みや苦みといった粗い部分が消えるとの話を聞いたのですが、これが変化球となってしまってイタリア産グラッパとの味わいの違いになっているのかもしれません。私個人の感覚では、内田葡萄焼酒はマイルドすぎる気がします。内田社長曰く、焼酎が減圧蒸留によってマイルドになってブームにつながったので、このグラッパもそれにあやかろうと考えたそうです。
しかし、ウイスキーの蒸留器のようなセクシーな曲線ではないものの、ピカピカに磨かれた蒸留器は実に美しいものですね。内田社長が「我が社の宝物」と愛でる気持ちは、本当によくわかります。
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