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2007J1J2入替戦

2007-12-09 21:07:58 | サッカー
12月5日と8日の2戦にわたって行われた今年のJ1J2入替戦。
第1戦は京都ホームで行われ、2対1で京都の勝利。
引き分け以下で降格が決まってしまう広島は第2戦をホームで戦いましたが、0対0のスコアレスドローに終わり、京都サンガの1年ぶりのJ1復帰と、サンフレッチェ広島の2度目のJ2降格が決まりました。

京都サンガのサポーターのみなさん、おめでとうございます!

それにしても入替戦は毎年痺れる展開になりますが、今年もまたハラハラドキドキ、スリリングな展開でとても楽しませてもらいました。

第1戦目は広島DFの出来の悪さに尽きたと思います。シュートを決めた田原も見事ですが、クロスをあげる選手に広島の選手がノープレッシャーだったことが失点につながるポイントだったのではないでしょうか。
後半になってもあと2・3点とれるシーンが京都側にありましたし、終始サンガペースの試合でしたね。
広島が終了間際に奪った1点はアウェイゴールルールを考えれば貴重ではありましたが、とにかく2戦目は勝たないと残留できない状況になってしまったのはきつかた思います。勝たなければいけない状況で勝つのって案外難しいですから。

第2戦目は最初から広島がガンガン押し込んでいて、点を取りに来ているのがよく分かりました。とくに右サイドの駒野からのセンタリングに合わせる形が功を奏しチャンスも何度も作れていましたね。寿人のフリーのヘディング、柏木のわずかにゴールから外れたシュートなど、ほんとに惜しかった。でもこのいい流れのときに点を奪えなかったのが、広島の運の尽きだったのかと、いま振り返れば思います。
京都も守りながらもゴールを奪いにいく姿勢に変わりはなく、前半終了間際のパウリーニョの裏への飛び出し、後半早々のアンドレの右からのシュート、パウリーニョのサイドからのパスをアンドレ、そのこぼれを田原がシュートを打つもサイドネット、など決定機をいくつか作りましたが、結局無得点。

ピンチはありながらも常に攻勢をしかけていた広島の最後のチャンスはロスタイムにやってきます。
左サイドにいたストヤノフが中にセンタリング、それにオーバーヘッドで反応した槙野……京都GK平井はまったく反応できませんでしたが、ボールはポストに当たってラインを割りました。

ほんとサッカーって最後の最後にドラマがあるスポーツだなとTVを見ながら思いました。あのシュートで天国と地獄が一変していたわけですからね。でもサッカーの神様はその瞬間京都に微笑みました。

終了の笛とともにピッチに倒れこむ両チームの選手たち。安堵感やうれしさから倒れた京都の選手に対し、絶望感、悔しさ、悲しさで突っ伏す広島の選手。そんな姿を見ているこちらも胸が熱くなりました。

かくして、来年仙台のライバルとなるチームはサンフレッチェ広島に決まったわけですが、広島といえば佐藤寿人が在籍しているわけで、少々気分は複雑だなと思っていたわけです。
でも、昨日のスーパーサッカーでの広島サポとのやりとりを見ていたら、その気持ちを割り切ることができました。
そのやりとりでは仙台時代と変わらない、責任感が強く、真面目で、サポーターを第一に考えてくれる素晴らしい選手、素晴らしい男の姿があったわけですが、そう簡単に1年でJ1復帰させるわけには行きません。少なくとも仙台戦は全部負けてもらわないと。寿人と広島サポの光景をみて、完全に広島の選手になったんだなと自分自身ようやく自覚できました。仙台の前に敵として現れる以上、昔の感傷に浸ってられませんよね。

来年のJ2リーグの楽しみがまたひとつできました。
その日を迎えたユアスタは一体どんな雰囲気になるんでしょうか。
早く開幕しないかな~(笑)。