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2007年J2第22節京都対仙台@テクノポート福井スタジアム雑感

2007-06-17 21:40:17 | ベガルタ仙台
まさか福井まで来て5失点負けを見せられるとは、正直夢にも思っていませんでした。試合前にソースかつ(勝つ)丼を食べたんですけどね…。

5失点での負け試合は、2004年のべルデニック時代のホーム開幕戦(このときも相手は京都)までさかのぼらないとありませんので、本当に久しぶりの大敗です。

第1クールではアウェイに強い仙台でしたが、第2クールではアウェイで勝てない仙台になってしまいました。ユアスタの雰囲気との極端な違いのため、どうしても気が緩んでしまうんでしょうかね。

開始直後は仙台も連動した動きで崩していたように見えました。風を意識していたのか、グラウンダーのパスを効果的に使っていたように思います。
ただ、第1クールの京都戦でもそうだったと思うのですが、中盤のボール保持者に対しての京都のプレスが早かった。とくにロペスとジョニウソンのファーストトラップに対して厳しかった印象があります。
また、仙台のパスの行く先をあらかじめ読んでのパスカットも何度かされた記憶もあります。どうしてもサイドから形をつくりたがる(もしくは指示?)傾向があるので、そこを京都DFは突いていたと思います。何度か縦へのスルーパスを出せれば、京都の対応にも迷いが生じたかもしれません。

1失点目はパウリーニョをほめるというか、しょうがないかなという失点にみえましたね。
その後これで焦りだしたのか、段々仙台の攻めは縦への放り込みパスが多くなってきたように見えました。ただ強風で戻されたり、流れたりするので意図したようにはうまくつながりません。さらに、前半はサイドの、特に洋介側の上がりが少なかったため、どうしても一発のパスに賭けざるをえず、つなぐ意識が薄らいでいったのかなと思います。

2失点目、3失点めはノープレッシャーで相手に決められてしまいました。これは正直いただけなかった。特に3失点目の倉貫なんかは、コースをねらえるくらいの余裕があったようにも見えました。なんかあの一瞬だけ、練習なのかな?って思えたぐらいあっけない失点でした。

後半、仙台は選手を一気に2枚替え。
点を取りに行くしかない仙台としては、リスク覚悟で前に出るわけですが、万代のシュートもポストに嫌われたりと、チャンスは前半より作れましたがゴールには結びつかず。
京都としてはカウンター狙いでOKなわけで、4点目なんかはまさに、仙台DFの揃わないうちに速攻で奪ったしてやったりの得点だったことでしょう。

とにかくこの試合の仙台は疲れなのかなんなのか、プレスが緩くポジションどりも曖昧で、京都にいいようにやられていましたね。

攻めるほうも中盤ではボールはもてるものの、縦へ、ゴールへ向かう動きに乏しく、結局サイドに預ける始末。で、出しあぐねているうちにパスコースを消され、苦し紛れのパスをカットされる、この展開の繰り返しのように見えました。
シュートコースがあっても、あるいはあとひとりかわせばシュート打てるから勝負してくれ!という場面でも、パスを選択することが多かったのが残念でなりません。仙台サポ側からも「前に!」とか「シュート!」という声が多かったと思います。つなぐことは出来るわけですから、シュートで終わるという最後のツメも、これからしっかり練習してレベルアップして欲しいところですね。

最後の方に田ノ上が1点きめてくれて、少しだけ溜飲が下がりましたが、正直後半の最後の方は京都の集中力も切れていたように見えたので、もう2点くらいはとれたように思います。特にロペスがフリーのヘディングを外してしまったのは悔しかったです。最後の最後で得失点が効いてくるかもしれませんから、この辺もしっかりして欲しいところです。

大敗直後はやっぱりへこみましたが、いまは開き直ってさっぱりした気分にもなってきました。
こういう試合を何度もされては困りますが、悪いところがたくさん出た今回のような逆の意味での「貴重な」試合をどう分析し、消化していくかがチームの成長につながるわけですから、いっぱい出た課題をしっかり自分たちの問題として認識して、前を向いてトレーニングに励んで欲しいと思います。リーグ戦はまだまだ続きますから。

現地に駆けつけてきたすべての仙台サポーターの皆様、お疲れさまでした。

それにしても日焼けで腕と顔が痛い……。