前回、近所に子供たちが増えてきてにぎやかである、という話を書きましたが・・・。
自宅近所の公園は、私が小学2年生ぐらいの時期にできたと記憶しております。
今から30年以上昔のことですね。我々「団塊Jr.世代」というのはとにかく数だけは
多かったですから、大勢の子供たちがこの公園やその周辺で遊んでいたことになります。
チャリンコに乗ってのそのそ出歩いている子供たちの姿を見ない日はなかったことでしょう。
また、夏になりますと、町内会で出場する「やっさいもっさい」の演練も兼ねた盆踊りが
行われており、町内から大勢の人が集まってにぎわったものです。つまりはこの公園は
単に子供の遊び場ということではなく、町内の人たちにとっての社交の場でもあった、わけです。
月日は流れに流れて、わが町内も少子高齢化の流れがそのまま表れた感があります。
子供の数も減少しました。40名5クラスだった小学校も、今や30名3クラス規模であります。
校歌に「明るい瞳千余人」という節がありますが、今となっては残念ながら話盛り過ぎ
であります。運動会でも4色のチームであったのが3色です。見に来る父兄も当然、
昔ほどの人数ではありませんので、広い校庭はスカスカでした。
早朝の場所取り?そんなに頑張る必要もないな、というのが感想です。
あれだけいた「団塊Jr.」も地元に帰ってくるのが稀で、戻ってきたとしても、
私のようにそのまま育った町内に居つくことができるのはレアケースでして、
新興住宅地に居を構える方々が大半です。
私も立派なおじさんになり、親世代の方々もその分お年を召されたことになります。
公園は概ね無人化し、たまに高校生がいちゃいちゃする 愛を語らう場となり、
母校の品格がどうこうという眉をひそめられてしまう話題が出る他は
注目されることもなく、従って小さな子供の遊ぶ声が聞こえることもなく、
混沌としていた自宅近所はいつの間にやら「閑静な住宅街」となっていた、
というのが最近までの状況です。
しかしながら、ここ数年、木更津市の人口は逓増しております。
町内でも30年以上原っぱだった土地という土地には全て家が建ち始めました。
家を購入するのは若い世代がほとんどです。今年に入って急速に人が増え始めました。
当然、小さな子供も増えまして、公園で遊ぶようになります。
そうなりますと、隣の町内からも子供たちがやってきて、一緒になって遊ぶようになり、
30年前のカオスが戻ってきたかのようであります。
が、息子いわく、公園の近くの人たちに「うるさい静かにしろ」と怒られるとあります。
なるほど、公園の周囲で静かな生活を送られていた方々にとっては、
急にカオス化した現在の状況はたまらんであろうことは容易に察することができます。
その内、「即刻、子供たちを黙らせろ」と小学校に通報が届いたそうです。
でも個人情報を盾に名乗ることはしなかったそうで、どなたかの苦情かはわかりません。
校長先生がわざわざ出向かれて、遊んでいる子供や公園の状況を把握され、
周辺の方々にも事情をお聞きになられたそうですが、問題点を見出すことは
できなかったそうです。
何故、この流れを知っているかといいますと、遊んでいる子供たちの名前を
通報された方は把握しているようで、そのため学校から我が家に連絡があったから、
であります。
保護者の間ではこの話題で持ちきりとなっております。健康的でないですな。
息子には「公園で遊ぶことは全く悪いことではないから、堂々と遊んでよろしい」
と指示をしました。しかし、子供どうしでビクビクしながら遊んでいるそうです。
一昨日、おくさんから公園に気味の悪い張り紙がしてあると。
見に行ってみました。
公園の出入口は2箇所ありまして、それぞれに1枚ずつ貼ってあります。

「大声禁止」とあります。「大声ダイヤモンド」って歌がありましたね。
張り紙は印刷されラミネート加工されております。
四隅はヒモでなくタイラップコードで止めてあります。
どことなく素人くさい出来栄えながらも本気度はハンパないです。
「誰が作ったんだろう?」
騒動の幕開けであります。
(続く)
自宅近所の公園は、私が小学2年生ぐらいの時期にできたと記憶しております。
今から30年以上昔のことですね。我々「団塊Jr.世代」というのはとにかく数だけは
多かったですから、大勢の子供たちがこの公園やその周辺で遊んでいたことになります。
チャリンコに乗ってのそのそ出歩いている子供たちの姿を見ない日はなかったことでしょう。
また、夏になりますと、町内会で出場する「やっさいもっさい」の演練も兼ねた盆踊りが
行われており、町内から大勢の人が集まってにぎわったものです。つまりはこの公園は
単に子供の遊び場ということではなく、町内の人たちにとっての社交の場でもあった、わけです。
月日は流れに流れて、わが町内も少子高齢化の流れがそのまま表れた感があります。
子供の数も減少しました。40名5クラスだった小学校も、今や30名3クラス規模であります。
校歌に「明るい瞳千余人」という節がありますが、今となっては残念ながら話盛り過ぎ
であります。運動会でも4色のチームであったのが3色です。見に来る父兄も当然、
昔ほどの人数ではありませんので、広い校庭はスカスカでした。
早朝の場所取り?そんなに頑張る必要もないな、というのが感想です。
あれだけいた「団塊Jr.」も地元に帰ってくるのが稀で、戻ってきたとしても、
私のようにそのまま育った町内に居つくことができるのはレアケースでして、
新興住宅地に居を構える方々が大半です。
私も立派なおじさんになり、親世代の方々もその分お年を召されたことになります。
公園は概ね無人化し、たまに高校生が
母校の品格がどうこうという眉をひそめられてしまう話題が出る他は
注目されることもなく、従って小さな子供の遊ぶ声が聞こえることもなく、
混沌としていた自宅近所はいつの間にやら「閑静な住宅街」となっていた、
というのが最近までの状況です。
しかしながら、ここ数年、木更津市の人口は逓増しております。
町内でも30年以上原っぱだった土地という土地には全て家が建ち始めました。
家を購入するのは若い世代がほとんどです。今年に入って急速に人が増え始めました。
当然、小さな子供も増えまして、公園で遊ぶようになります。
そうなりますと、隣の町内からも子供たちがやってきて、一緒になって遊ぶようになり、
30年前のカオスが戻ってきたかのようであります。
が、息子いわく、公園の近くの人たちに「うるさい静かにしろ」と怒られるとあります。
なるほど、公園の周囲で静かな生活を送られていた方々にとっては、
急にカオス化した現在の状況はたまらんであろうことは容易に察することができます。
その内、「即刻、子供たちを黙らせろ」と小学校に通報が届いたそうです。
でも個人情報を盾に名乗ることはしなかったそうで、どなたかの苦情かはわかりません。
校長先生がわざわざ出向かれて、遊んでいる子供や公園の状況を把握され、
周辺の方々にも事情をお聞きになられたそうですが、問題点を見出すことは
できなかったそうです。
何故、この流れを知っているかといいますと、遊んでいる子供たちの名前を
通報された方は把握しているようで、そのため学校から我が家に連絡があったから、
であります。
保護者の間ではこの話題で持ちきりとなっております。健康的でないですな。
息子には「公園で遊ぶことは全く悪いことではないから、堂々と遊んでよろしい」
と指示をしました。しかし、子供どうしでビクビクしながら遊んでいるそうです。
一昨日、おくさんから公園に気味の悪い張り紙がしてあると。
見に行ってみました。
公園の出入口は2箇所ありまして、それぞれに1枚ずつ貼ってあります。

「大声禁止」とあります。「大声ダイヤモンド」って歌がありましたね。
張り紙は印刷されラミネート加工されております。
四隅はヒモでなくタイラップコードで止めてあります。
どことなく素人くさい出来栄えながらも本気度はハンパないです。
「誰が作ったんだろう?」
騒動の幕開けであります。
(続く)