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そこはかとなくかきつくれば

日々のとりとめのない気付きを結晶に

川口順子解任

2013-05-10 | 日本の政治

5/9,

自民党の川口順子参議院環境委員会委員長の解任決議案が

民主党、みんなの党他野党全党による賛成多数で可決。

川口氏は常任委員長として初めて解任されることになる。

 

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しかしどこに解任されるほどの理由があるのか全く理解できない。

中国国務委員の楊潔チと会談をしていたのであり、

その予定が変更になったため事前に渡航延長も申し出ていたが

それを野党が蹴り、

また委員会に代理を立てることも野党が拒否していたのである。

 

環境委員会での委員長の役割は5分ほどの冒頭説明でしかない。

外交とどちらが優先されるべきか。

 

「国益とか言うが、そういうことをわれわれが判断する立場にない」 

と参院民主党幹部は言い放ったという。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130509/stt13050907570000-n1.htm

 

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面白いのは、産経新聞だけでなく

左翼系の毎日新聞や民主党推しの朝日新聞でさえ、

この野党の動きには反対の社説を述べていたことだ。

 

中国との貴重なパイプが切られてしまうことになるからだろう。

 

海江田民主党代表は解任決議案を提出した時点では、

川口氏が実際に会談を行なっていたことを把握していなかったようだ。

 

そのためか、提出後採決を逡巡。

逆に自民党は解任決議の優先採決を要求し

予算委員会を審議拒否。

「やれるものならやってみろ」という態度である。

 

ちなみに、与党の予算委員会審議拒否は

民主党政権時に既に行われており、

細野民主党幹事長の「憲政史上初めてではないか」

というツイートは全くの嘘である。

 

野党はもはや振り上げた拳を下ろせなくなっていたようだが、

結果がでてしまった今となっては、これは

間違いなく野党全ての汚点となってしまっている。


徳永エリの質疑

2013-04-26 | 日本の政治

徳永エリ:民主党参議院議員。

4/24の参議院予算委員会で

閣僚が靖国参拝したことについて安倍首相を責め立てる。

 

徳永氏はこのとき

「拉致被害者家族からも落胆の声が聞こえてきている」

と述べた。

これに対し、古屋拉致問題相は

「それは聞き捨てならない。名前を言ってみてください」

と徳永氏を質したところ、

徳永氏は安倍氏への質問に移り話を逸らそうとした。

安倍氏も同じく質したが、徳永氏は結局答えず。

 

ちなみに、靖国参拝には民主党議員も数名参加している。

 

参考:1970国連総会決議2625

「いかなる国又は国の集団も、理由のいかんを問わず、

直接又は間接に他国の国内問題又は対外問題に干渉する権利を有しない。」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E6%94%BF%E4%B8%8D%E5%B9%B2%E6%B8%89%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%89%87

 

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4/25、

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の代表

飯塚 繁雄氏は

「そのような(『落胆』という)感想を抱いている家族メンバーは

確認できなかった」

と公式に発表しており、その上で

「なぜこのような誤解を招く質問をしたのか

近々徳永氏に説明を求めたい」と述べている。

 

http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3406.html

 

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ネットでは今回の件で

ちょっと前の「堀江メール事件」を想起する人がいた。

以下は備忘録。

 

永田寿康(故人):元民主党衆議院議員。

ライブドア元社長の堀江貴文氏と武部自民党幹事長(当時)との間に

選挙を巡る金銭的取引があると2006年2/16衆院予算委員会で指摘。

 

しかしこのとき証拠として挙げたメールが後に

自作自演であることが分かり、

民主党の支持率は低下。

前原民主党代表(当時)は代表を降り、永田氏は議員を辞職。

その後民主党の党籍を解除され、自身および親族にトラブルが多発し、

精神に支障をきたすようになる。

2009年1月3日、飛び降り自殺。

 

民主党には数多い黒歴史の一つである。


安倍訪米とTPP

2013-02-26 | 日本の政治

安倍首相がアメリカを訪問。

2/22、オバマ米大統領と会談。

 

一部メディアが

「晩餐会が催されないなど安倍首相は冷遇された」

などと報じているが、

ソースを辿ると中国メディアだったりするのであまり信用していない。

言うまでもなく、中国は日米関係が密になることを嫌がっている。

 

安倍氏は今回の訪問で中国対策等に関して

改めてアメリカとの連繋を確認するなど、

それなりに実りのある会談であったようである。

 

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TPPに関しては国内メディアと米メディアで

報道にギャップがある。

 

ワシントン・ポストは

「話し合いは続ける。しかし双方に懸念があることも確認した」

という共同声明の中身を報じる。

どちらかというと懸念が強調されている。

一方で日経新聞(新聞社としてTPP推進派である)は

この会見が「TPP交渉参加決断へ」などと報じている。

 

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この時点になっても庶民の私には

TPP参加のメリットなるものが一向に耳に入ってこない。

訳の分からないものに参加する理由が納得出来ない以上

まだ賛成はできない。

 

おそらく、裏の高度な政治的事情が絡んでいて、

正確なところをおいそれと報道できないのだろう。

 

ともかく、TPP関連については報道内容が

信用できるものが少なすぎる。


セキュリティダイヤモンド構想

2013-01-20 | 日本の政治

安倍首相の英文論文である

「アジアの民主主義セキュリティダイヤモンド」は

現在、どれだけマスコミは報道しているのだろうか。

 

http://kennkenngakugaku.blogspot.jp/2013/01/blog-post_10.html?spref=tw&m=1

 

これもアメリカがおそらく主導している

中国包囲網に与する構想の一つと捉えて良いとは思う。

 

ここにも述べられている通り、

尖閣諸島にまつわる日中の軋轢がどのような結末を迎えるのかが

重要な鍵を握る。

 

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というのは、この問題はもはや日中間では収まらないほどの

大ごとになっているからである。

 

今の中国にとって、勝負を仕掛けたい一番の国は日本である。

勝てば得られる経済、文化、技術面での報酬が大きいということがある。

海洋への進出が容易になるという側面も見逃せない。

 

かつ、日本は憲法9条により、自衛隊が通常の国の軍のように

自由には動けないということも狙い目になっている。

 

一方で日本がアジアにおいては尚、

軍事面で最強の相手であることも間違いがない。

アメリカの並々ならぬバックアップも控えている。

 

このような状態で日中が軍事衝突を起こしたときに

日本がもし負ける、または譲歩するとなると、

他のアジア諸国は深刻な危機に陥る。

 

何しろ、中国からの最大の盾である日本が破れてしまうのである。

それ以上の軍はアジアには存在しない。

すなわち中国の侵攻が止められなくなることを意味する。

 

そのため、特亜以外の周辺諸国は日本を応援しているところが多い。

フィリピンなどが典型例である。

 

日本は、日本自身が望んでいなくとも、

アジア諸国の運命をも担う位置に既に否応なく立たされている。

 

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ちなみに。

中国包囲網についてだが、どうも韓国は

もはやアメリカに期待されていない雰囲気がある。

 

昨年12月の北朝鮮ミサイル発射の際も、

アメリカは情報を掴んでいたにもかかわらず

韓国には伝達しなかった。

韓国政府機関内に北朝鮮工作員がいて

情報が筒抜けになっていることが過去の事例で

分かっていたからだ。

そのため、韓国マスメディアはミサイル発射の直前まで

「発射延期」のガセ情報に乗せられていた。

(そして、韓国マスメディアと一心同体である日本マスメディアも

同じ情報を流していた。)

 

幸い、この事件について日本政府には

アメリカから情報を受けていたため、

報道されないところで迅速な対応ができていたようである。

 

このことからも推察できるように、

アメリカは韓国に対しあまり信頼をおいていないのだろう。

中国包囲網の構想からも韓国はおそらく外されている。

 

実際、韓国新大統領の朴槿恵女史は

最初の海外特使団派遣先を中国にしている。

 

もし、日中で戦争が起こるとしたら、

韓国が中国側につく可能性がちらつく。

本来、米韓相互防衛条約があるのでそのような

ことはあってはならないのだが。

 


公示期間中の選挙の話

2012-12-09 | 日本の政治

公職選挙法により、

公示期間中にネット上で選挙活動に類する行為は禁じられているそうだ。

 

わかりやすく偏向報道をしているマスコミや週刊誌の類は

放ったらかしでいいんですかね?

と一言文句も言いたくなるところだが。

 

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私のブログを読んでいる方なら、

私が今回どこに票を投じるかはわかりやすいと思う。

 

マスコミは

「多数の党が乱立しており、焦点が分かりにくい選挙となっている」

と長広舌を垂れているが、そんなことはない。

 

今回、評価されるべきなのは口先だけの政策ではなく、その実行力だ。

あるいは、その党の過去の実績だ。

口だけなら誰でもいくらでもいいことは言える。

 

その口の上手さに乗せられて3年間痛い目を見たのは

我々ではないのか。

そう考えると、今回の選挙はこの上なく

焦点も結論も分かりやすいのである。

(有力な対抗馬がないというのも悲しい限りだが)

 

その結論を受け入れられない人たちが色々

ミスリードを図っているようにしか見えない。

 

おっと誰か来たようだ。