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自民党の川口順子参議院環境委員会委員長の解任決議案が
民主党、みんなの党他野党全党による賛成多数で可決。
川口氏は常任委員長として初めて解任されることになる。
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しかしどこに解任されるほどの理由があるのか全く理解できない。
中国国務委員の楊潔チと会談をしていたのであり、
その予定が変更になったため事前に渡航延長も申し出ていたが
それを野党が蹴り、
また委員会に代理を立てることも野党が拒否していたのである。
環境委員会での委員長の役割は5分ほどの冒頭説明でしかない。
外交とどちらが優先されるべきか。
「国益とか言うが、そういうことをわれわれが判断する立場にない」
と参院民主党幹部は言い放ったという。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130509/stt13050907570000-n1.htm
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面白いのは、産経新聞だけでなく
左翼系の毎日新聞や民主党推しの朝日新聞でさえ、
この野党の動きには反対の社説を述べていたことだ。
中国との貴重なパイプが切られてしまうことになるからだろう。
海江田民主党代表は解任決議案を提出した時点では、
川口氏が実際に会談を行なっていたことを把握していなかったようだ。
そのためか、提出後採決を逡巡。
逆に自民党は解任決議の優先採決を要求し
予算委員会を審議拒否。
「やれるものならやってみろ」という態度である。
ちなみに、与党の予算委員会審議拒否は
民主党政権時に既に行われており、
細野民主党幹事長の「憲政史上初めてではないか」
というツイートは全くの嘘である。
野党はもはや振り上げた拳を下ろせなくなっていたようだが、
結果がでてしまった今となっては、これは
間違いなく野党全ての汚点となってしまっている。