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そこはかとなくかきつくれば

日々のとりとめのない気付きを結晶に

参院選の展望と原発

2013-07-03 | 日本の政治

また選挙が近くなってくると

書きたいことが堂々と書けなくなると思われるので

今のうちに。

 

今のところ株価は堅調に推移している。

少なくとも、安倍政権発足時に掲げた目標の

日経平均12000円は超えている。

7/2の終値は14000円を回復した。

 

7月は中国の経済危機がまことしやかに噂されているが、

日本の株はそれに影響を受けるとはいえ

暴落するとは考えにくい。

 

すなわち、参院選は順当に与党が勝つだろう。

景気がよければそれだけ与党が有利である。

予想としてはつまらないが、そうなる。

 

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6/29の、与野党9党幹事長討論会で

原発推進が自民党のみ、他は「原発ゼロ」を訴えていた。

 

私は現時点で「原発ゼロ」を訴える声は

あまり信用しないことにしている。

 

電力は産業の根幹であり、それの供給制限は

産業の萎縮につながりかねない。

それに加え、火力に頼る現状は

日本の貿易収支の悪化の要因となっている。

海外での紛争の発生によって

石油供給が不安定になるリスクもある。

 

これらはずっと以前から言われていたことであり、

だからこそ長い時間と莫大な予算をかけて

日本全体で原発を推進してきたのである。

勿論、その中には原子力関係者が宣伝のために

過大広告している面もなきにしもあらずだろうが、

それでもこれらが一面の事実であることは間違いない。

 

他方、

日本の産業の萎縮や、

世界の原発市場における日本の後退を願っている

反日的な集団がいることもまた事実である。

いうまでもなく、韓国である。

 

「原発反対」を訴える野党は韓国の代弁者になっているのではないか。

どうにもその疑念が拭えないため、

いくら「脱原発」「反原発」論に説得力があっても

私はある程度差し引いて捉えることにしている。

 

日本の足を引っ張ることしか考えていない

国のために動くことはごめんこうむりたい。

 

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と、散々原発の話をしてきたが、

そもそも原発が参院選の争点かというと

そういうわけではない。

(その意味で、「脱原発」を掲げる

野党はやはり世論からズレているように思う。)

 

焦眉の急は経済対策。

次に、参院選で与党が勝利を収めた場合に

間違いなく動き出す改憲論。

 

主な争点はこの二つで間違いないだろう。

ただ、中国が相変わらず不穏な動きをしている現在、

「9条絶対護持」を訴える野党に説得力は感じない。

(この点でも一部野党が中共の代弁者になっている

疑いがあるので、ますます説得力が弱まる)

 

結局のところ、今の状態では与党が負ける要素が見当たらない。

せいぜいワタミ会長の擁立が問題となるくらいか。

 

相変わらず、日本にはまともな野党が存在しない。


安倍首相問責決議案可決

2013-06-28 | 日本の政治

いささかタイミングがずれてしまったが、

備忘録として残しておく。

 

6/26, 参議院野党が安倍首相に対する

問責決議案を提出。

これに先立ち、平田参院議長に対する不信任決議案が

与党から提出されていたが、これは否決される。

 

問責決議案の方は民主党他野党の賛成多数により可決。

この問責決議案は法的拘束力は持たないが、

その後の審議が停止するため与党と民主党が

合意していたいくつかの法案が廃案となった。

 

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新聞等を見る限り、

「政局のせいで生活に関わる重要法案が廃案になった」

と書き立てているが、肝心の経緯が見えてこない。

 

もし与党がその法案よりも重大な問題を抱えているのなら

野党の弁護をするべきなのだろう。

ネットで流れている情報では以下のようらしい。

 

平田参院議長(民主党)がなぜか

与党が提出・衆議院で可決した0増5減の法案でなく

野党の18増23減の法案の審議委員会を立ち上げる。

しかもその委員会での自公の質疑時間はゼロ。

 

自公は当然反発。

平田参院議長に対する解任動議を要求。

議長はこれを無視。先の委員会を勝手に散会。

自公は改めて議長に対する不信任決議案を提出。

 

石井一予算委員長(民主党)は上の流れを無視した上で予算委員会を開く。

不信任案の採決が優先なので、自公の閣僚は出て行くこともできない。

自公は自然とボイコットする形になる。

 

この、与党の委員会欠席が今回の問責決議案の提出理由、

らしい。

裏はあまりとれていない。

 

ただ、もし上のことが事実なら、

経緯を報道すればするほど野党の馬鹿さ加減が際立つことになる。

 

今の野党には、議席を与える価値がない。


東京都議選

2013-06-24 | 日本の政治

6/23, 東京都議選。

自公で過半数確保。

民主党は改選前の43議席から15議席に大幅に減らし、

共産党にも負けて議席数4番手に落ちる大敗。

 

まあ、当然だろう。

 

昨年末の政権交代以来、

政権運営経験を生かしてまともな野党としての

仕事をしてくれるようになればよかったものの、

実態は以前に逆戻り。

 

国会答弁では相変わらず法案の内容に深入りできない

知識不足の質問ばかり。

しょうもないことで委員会の審議拒否などをし、

国会運営の足を引っ張っている。

 

参院選もこのままだとこの都議選と同じ結末を

迎える可能性が高いのだが、いかんせん

民主党の辞書には「反省」の文字がないので

このまま玉砕に走りそうである。

 

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以下はネタ。

民主党熊木美奈子都議の応援に有田芳生参院議員が

演説をしたときの映像。

 

民主党6/6都内一斉街宣 東武東上線大山駅南口

http://www.youtube.com/watch?v=3ECJfX3ZEZ8

(ダイジェスト版)

http://www.youtube.com/watch?v=GVrDrO7FIFw

 

ネットではよく知られている有田議員だが、

一応紹介しておくと下の名前は「よしふ」と読む。

ソ連の独裁者ヨシフ・スターリンにちなんで名付けられたという。

彼は普段から「ヘイトスピーチ」を糾弾し、

「しばき隊」を擁護する発言をしている。

 

動画で商店街の道を挟んで

韓国国旗を振ったりしているのは、その親韓反日ぶりを

揶揄しにきた日本人たち(推定)である。

彼らは(日本以外の)国旗を振り、「有田!」「マンセー!」

と叫んだりするがスピーチの邪魔はしていない。

 

有田議員はそれに煽られて本来応援演説に来たはずが

対面の偽応援団に向かって

「あのような差別主義者!差別主義者!」

と連呼している。

状況が分かっていない通りすがりは見たら相当混乱するだろう。

 

残念ながら、この場でやっていることを見る限り

言動で問題があるのは煽り集団よりも有田議員自身である。

 

この動画の惨状を見ればおよそ予想できるが、

熊木都議は、今回落ちた。

 


飯島氏の北朝鮮電撃訪問

2013-05-16 | 日本の政治

5/14、飯島勲内閣官房参与が北朝鮮を電撃訪問。

この記事を書いている現在(5/16朝)でも

訪朝目的は明らかになっていない。

 

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ただ、拉致問題解決も念頭に入れた

訪問であることは間違いないだろう。

安倍首相は昨年末、当選直後にも

拉致被害者家族に直接、

問題解決に向けて努力する旨を告げていた。

 

もっとも拉致問題に関して今回の訪問で急進展することは

期待しないほうがいいと思われるが、

ともあれ初めの一歩を踏み出したと捉えていいのではないだろうか。

 

北朝鮮で飯島氏が会談が行なっているとすれば、

他にも議題として候補に挙がるトピックが多い:

核開発を含めた安全保障問題、経済制裁および援助、

周辺国との仲介、などなど。

国家間レベルでいうと拉致問題は問題の一つでしかない。

拉致問題だけにとらわれるとまた余計な

譲歩を迫られる可能性がある。

 

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今回の件に関して、韓国は寝耳に水だったようで

報道(日本のマスコミ含む)は根拠もなく否定的なものが多い。

アメリカや中国は知らなかったフリをしていると見るのが妥当だろう。

飯島氏は中国経由で北朝鮮に入国している。

 

今回、韓国がハブられたのは色々理由が考えられる。

 

一、現在様々な事情で日韓関係が冷え込んでいること。

一、朴槿恵政権になってから韓国自身の外交戦略が

まるで見えてこず、信用がおけないこと。

一、韓国内では北朝鮮スパイが多いのか、

情報統制がまるでとれないこと。

 

韓国マスコミはこの訪問について連絡をしなかったことに対し

日本側に抗議する論調である。

しかし韓国はこの電撃訪問前は日本を外して米中韓外交会議を

進めようとしていた(しかもその意図は不明)

のであるから聞き流していいだろう。

 

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北朝鮮問題について、日本が北朝鮮を

直接パイプを持つことができるようになれば、

現在反日が喧しく対話が成立しない韓国・中国を

とばして交渉ができるので日本としてはありがたい。

 

中国包囲網(韓国含む?)を形成するためには

中国に依存してきた外交問題はこれから自力で取り組めるように

しておかなければならないので、その意味でも

今回の訪問は理にかなっている。

北朝鮮問題を抑えておけば、当面

中韓と緊急にしなければならない外交課題は生じない。

それはかの2カ国からの脅迫や恫喝に応じなくても済む

ということを意味する。

 

それにしても、GW頃の集団・集中外遊もそうだが

凄まじい外交攻勢である。

相当前から準備していたのだろう。

 

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北朝鮮の4月頃の「ミサイル射つぞ」恫喝はいつの間にか

すっかり影を潜めていた。

 

あれは情報戦での駆け引きの一角だったと見る

説もある。真相は分からない。

 

http://biz-journal.jp/2013/05/post_2102.html

 

ただ、何にせよ北朝鮮は核実験以来、現在周辺諸国との

外交のパイプが目詰まりを起こしている。

そして、国家運営の展望もまるで開けていない。

 

今回の日本からの訪問は願ってもないところだろう。