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そこはかとなくかきつくれば

日々のとりとめのない気付きを結晶に

衆議院選挙

2014-12-11 | 日本の政治

12/14, 衆議院選挙投票日。

 

正直、今でもなぜこのタイミングで

衆議院解散、総選挙をしなければならなかったのか

釈然としないのではあるが。

 

今回の選挙の焦点は、

本当はアベノミクスの評価ではないだろう。

 

タイミング的に一番しっくりくる理屈は、

解散直前にテロ対策法案3点セットが成立したことである。

 

この件については

余命3年時事日記に詳しい。

http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/2014-12-04

 

この結果、野党は

「街頭演説会における動員もままならず、資金提供も止まる」。

問題を抱える団体に協力を要請できない、

ということで民団・在日勢力とズブズブの民主党は

壊滅的打撃を受けている、ということである。


今、勤め先の大阪では職場の人が

「今回の選挙はいつもより静かやな」

と述べていたが、これは上記の影響だろうか?


ちなみに、枝野の街頭演説会の

「一人カラオケ」状態の写真がネットに出回っているが、

少々不自然なところがあるのであまり信用はしないほうがいいかもしれない。


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私が教育関係の仕事についているせいかも知れないが、

大阪でも今回は維新の会の評判は散々である。

 

大阪の教員の待遇を改悪した結果、

有能な新人教員は府外に流れ、

結果大阪に残った新人教員のレベルが

ひどいものになっているらしい。

 

逆に大阪府以外の近畿各県は

有能な教員がやってくるので喜んでいる、とかいう。

 

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私は消費税増税には反対だし、

アベノミクスの恩恵もさして受けていない。

ただ、犯罪行為に手を染めている党、

あるいは犯罪組織と手を組んでいる党に

入れるつもりは毛頭ない。

 

日本は法治国家だ。

政治家、政党にもピンきりはあるが、

私は最低限法を守れる政党に票を入れることにする。

…この条件だけで、少なくとも2つの政党が条件から外れてしまうのが

なんともひどい話ではあるが。


沖縄県知事選

2014-11-17 | 日本の政治

11/16, 沖縄県知事選挙投票日、即日開票で8時に

辺野古移設反対を掲げる翁長雄志・前那覇市長が当確。


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残念ながら、沖縄県知事には日米安保に直結する、

この基地移設のような案件について判断・決定する

権限を持たない。

 

沖縄は海運・軍事面において要衝である。

沖縄県の民意がどうのこうので

アメリカが基地を動かすような場所ではないのだ。

尖閣諸島に近接していることからも明らかである。

 

ただそれゆえに、沖縄は日本の外部からの

プロパガンダ攻撃の格好の標的になってしまっており、

沖縄タイムズ等の「良心的」マスメディアは

こぞって沖縄米軍基地に対して否定的である。

少なくとも、今回の選挙ではその影響がもろに出た

と考えていいだろう。

 

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沖縄米軍基地反対派は、

基地がなくなったらその後どうなるか、という

想像力をまるで欠いている。

というよりも、予想される未来図を提示すると

彼らの主義主張が瓦解するから敢えてしないのだろう。

 

もし沖縄米軍基地がなければ

想定されるのは中国海軍の進出及び

日中間の軍事衝突である。

 

結果的に日本が支えきれずに沖縄を

中国が占領することになれば、県民は

今より良い生活を享受できるだろうか?

中国は沖縄に軍事拠点を設けないだろうか?

平和が島に訪れるだろうか?

そんなことはあり得ない。

 

今、県民が平和の中で

基地云々と不満を述べることができるのも

日本が現在統治しているからである。

 

そうした恩恵を

「オスプレイがたくさん来るから嫌だ」

程度の理由で放棄しようとするのはあまりにも愚かしい。


麻生副総理のナチス(?)発言

2013-08-02 | 日本の政治

麻生総理が演説でナチスを引き合いに出したことで

案の定、マスコミの揚げ足取りを食らって騒ぎになっている。

 

麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細

(7/29、東京都内のシンポジウムにて)

http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html

 

全文を読んでこの演説の主張点が

「ナチス賛美」なのかどうかは皆さんで考えてほしい。

 

無難な要約をすれば

「憲法改正は(何が問題なのか)

静かに、みんなでもう一度考えてください。」

ということが一番言いたかったことなのだろう。

 

「静かに」というのは「冷静になって」「理性的に」

の意味合いでとらえるのが適切だろう。

 

ただし、ここでナチスを引き合いに出す必要はなかったし、

そもそも麻生副総理の捉え方に誤謬があるようなのが問題だろう。

次が問題があるとされる部分である。

 

(麻生副総理発言原文)

「(第一次大戦後のドイツの)憲法は、

ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって

ナチス憲法に変わっていたんですよ。

誰も気づかないで変わった。

あの手口学んだらどうかね」

 

まずここだけを取り出してしまうと、先に述べた

「静かに」の意味合いが

「(与党議員だけによる)密室談合でこっそり決める」

の意味に曲解されかねない。

 

それよりも、多くの方が指摘されていることだが

「ナチス憲法」というのは存在しない。

ナチスがいわゆる全権委任法を通したことで

当時もっとも民主的とされたワイマール憲法が

骨抜きにされた、というのが正確なところである。

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E6%A8%A9%E5%A7%94%E4%BB%BB%E6%B3%95

 

これが「誰も気づかないで変わった」とも考えにくい。

実際に議決の少し前に

ドイツ国会議事堂放火事件が発生し、それにともない

国会議員含む共産党員、ドイツ社会民主党員を

逮捕・予防拘禁している。

また議院運営規則修正法案を提出・可決することで

排除された議員は全て出席したものとみなして

採決の計算をすることを可能にしている。

 

実質憲法修正の内容を持つ全権委任法は

本来議員出席2/3以上、

出席議員の2/3の賛成が必要だったが、

上の修正法案によって可決させることに成功している。

 

他、地方政府でもナチ党によるクーデターを

起こして権限を掌握している。

これによって全権委任法は第二院も通過した。

 

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こうしてみると、ナチスも結構強引なことをしている。

「静かに」「誰も気づかずに」

全権委任法が成立したと考えるのは無理があるだろう。

 

麻生副総理の

「あの手口」とはどの部分を指して言うのか。

これだけではよく分からないが、

誤解されてもしょうがない表現でもある。

 

(音声録音を聴くと、どうも麻生副総理は

この部分冗談のつもりで言っていたようだが。

残念ながら今のマスコミには冗談が通じない)

 

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麻生副総理の発言はひとまずここで置くとして、

私見を述べる。

 

今までも繰り返し述べているが、

ナチスは、多少グレーゾーンがあるとはいえ、

民主的、合法的手続きをもって政権を掌握した

独裁政権の例である。

当時の民主主義の間隙を突くことで成立したと

言ってもいい。

 

現在の民主主義国家ではこのようなことが

再発しないよう、憲法や法にある程度の

セーフティーネットが施されているが、

それでも万全とはいえない(と私は思う)。

それほどナチスの手法は民主主義の

微妙なところを付いているということだろう。

 

その意味で、独裁政権の再来を防ぐためには、

逆説的だがナチスの手法を研究し

法整備をもっと考えないといけない。

 

「ナチスと名の付くものは全てダメ」

で思考停止しているうちは、

ナチスの再来を防ぐことはできない。

 

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現在、安倍内閣が進めようとしている

憲法改正の話が、ナチスのような危険性をもっているのか否か、

というのはおそらく難しい話だ。

 

一部分だけ取り出して偏向した議論をすれば、

「ナチスと似ている。危険だ」

「いや全然似ていない。危険でない」

の両方の結論を導くことができるだろう。

 

自称有識者の意見に騙されないよう、

我々自身が知識を蓄えておく必要がある案件だと思われる。


山本太郎当選

2013-07-22 | 日本の政治

泡沫候補で済んでいれば

記事にする必要がなかったのだが。

 

山本太郎。

7/21の参議院選挙で東京都選挙区から立候補。

66万票余りを集め、当選。

 

問題は彼の選挙活動が違反の可能性があるということもあるが、

注目すべきは彼の支持層だろう。

生活の党の支持はかわいいものだ。

中核派が7月上旬あたりから支持表明をしている。

 

中核派についてはwikiでも見たらいい。

警察・公安調査庁に左翼暴力集団・過激派と認定されている。

実際に内ゲバで結構な人数を殺している。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%A9%E5%91%BD%E7%9A%84%E5%85%B1%E7%94%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E8%80%85%E5%90%8C%E7%9B%9F%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

 

山本氏の当選直後のインタビューで

「力を貸してくれた人たちを裏切ってその人達に命を狙われるのが怖い」

という発言が上の事情と併せてネットで物議を醸している。

 

発言の切り取り方の問題かもしれないので、

気になる人は下のページをどうぞ。

 

http://geitsuboo.blog.fc2.com/blog-entry-4784.html

 

例によってここらへんは

マスコミにとって「都合の悪い真実」らしい。

(左翼の評判を下げる存在である中核派には触れたくない)

彼の当選直後の扱いもそうだったが、

全然報道していない模様。


憲法96条

2013-07-16 | 日本の政治

ネット選挙が解禁になっているので

ある程度選挙のことをブログで書いても

法には触れなくなったらしい。

 

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今回の参議院選挙の大きなポイントの一つとして

 

「改憲」

 

がある。

この選挙で与党が大勝した場合、巷で言われている通り

まず改憲要件を緩めるために96条から手をつけるだろう。

 

今は、いい。

曲がりなりにも理性を持った政党が政権に付いている限り、

日本国および国民の利益を損ねるような

改憲案は発議されないだろう。

 

ただ、将来

民主党のような政党が間違って議席の過半数を

とってしまった場合の危険性は十分注意しておいたほうがいい。

 

実際、民主党の全盛期には

衆参両院において過半数を大きく上回る議席を確保していた。

もし、そのときに96条が今の形ではなく、

改憲条件が緩かったとしたら。

彼らは憲法を変える力を持っていただろう。

それがどれほど危険なことかは言を俟たない。

 

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改憲条件を緩めるということは、

我々有権者がより賢くならなければならないことを意味する。

 

将来、再び民主党のような反日勢力が

看板を代えて政権奪取に臨んでくる可能性は

否定しないほうがいいだろう。

 

そのときにプロパガンダに踊らされることなく、

正しい判断を我々は下すことができるだろうか?

 

96条変更後は反日政党を与党につけた場合の

危険性が今とは比べ物にならないくらい高まるのだから。

 

極端な例だが、例えば彼らが

改憲で選挙権を「日本国民」ではなく

「日本および中国国民」に直してしまったら

それ以降は選挙してももはや国体は回復できなくなるだろう。

数の力で、日本国民は自分たちの代議士すら

議会に送り込めなくなる。

 

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民主主義は決して万全の政治体制ではない。

細心の注意を払わないと常に危険がつきまとうものだという

意識が大切なのだろう。