ストーリー:
最愛の兄を事故で亡くしたジョニーは、
周りに溶け込めない孤独な少年だった。
そんな彼の心の拠り所は、
ラジオからいつも流れてくるジューン・カーターの歌声。
成長したジョニーは空軍を除隊後、初恋の女性ヴィヴィアンと結婚するが、
さらに音楽への夢を募らせていく。
彼は軍隊時代の自作曲でオーディションに合格、
プロのミュージシャンの道を歩むようになるが妻との諍いは絶えず、
ジューン・カーターと共演したのを機に、彼女に心引かれていく。
(goo映画より引用)
出演:
ホアキン・フェニックス、リース・ウィザースプーン、
ジェニファー・グッドウィン、ロバート・パトリック
監督:
ジェームズ・マンゴールド
最近は実在の人物の映画化が流行りなのだろうか?
昨年公開された『Ray/レイ』と類似的な雰囲気を感じる。
どのように歌と出会い、デビューをし、栄光と挫折を味わったのか。
この映画も同じような展開を見せるために、新味は感じることができない。
しかし、この映画は単なる自伝ではない。実はラブストーリーであった。
主人公のジョニー・キャッシュはロカビリー歌手である。
彼の歌う姿が実に力強く、インパクトというかガツンとくる。
歌詞もそうだが、歌声とギターを掻き回す姿、
黒いシャツという格好だけでもそう感じずにはいられない。
攻撃的で男らしさがジョニー・キャッシュの肖像である。
しかし、人間ジョニー・キャッシュの心というのは、繊細でナイーブだ。
全くもって歌う姿とはベクトルが逆を向いている。
ジョニーは、兄の死から自分が生きることに負い目を感じている。
生きる価値を見出したのが、歌手として成功を手にしてからだ。
人生の絶頂期に出会うのが、ジューン・カーターである。
実は、ジョニーはラジオから流れる彼女の声を聴いていた少年時代から憧れていた。
家庭環境やコンプレックスなど似たような境遇にあることで、
ジョニーとジューンは接近していく。
が、簡単に2人が恋仲にならないところが不思議。
ジョニーは妻子がいる。ジューンは離婚したばかりと言うのが理由。
しかし、ジョニーのあからさまなアプローチに引いてしまったようにも感じる。
ジョニーは妻子がいても、部屋にジューンの写真を掲げるほど。
そんな形振り構わぬ態度は、引いてしまって当然であろう。
恋が成就しない、更に距離を置かれてしまったキャッシュは、
ナイーブな性格からか、自信を付けたいためなのか、麻薬に手を染めてしまう。
それにしても、ミュージシャンは何で簡単にドラックに溺れるのか?
『Ray』の主人公のレイ・チャールズもそうだったし。
しかしジョニーを奮い立たせるのもジューンだったのも面白い。
ジューンは、あくまでも「友達」として見ている視点で支えていたのだった。
妻子にもドラック絡みで既に傍らにはいなくなっていた。孤独。
そこで友人とはいえ、自分が惚れている女性に救われた。
恥ずかしい部分もあるが、孤独ではないことを気づかせてくれる。
その不遇な時代を吹き払わんかの如く、フォルサム刑務所でのライブ。
シークエンスとしては、短い場面だが、彼の全身全霊をぶつける姿が強烈。
そして、ラストで訪れる10年の軌跡が成就する瞬間。
強引で無骨、でも繊細な男が受け入れられる時、微笑ましいという言葉以外見つからない。
男を支える、女を愛情で包み込む。シンプルな愛のカタチには素直に感動させられた。
兎に角、ジョニー・キャッシュを演じたホアキン・フェニックス、
ジューン・カーターを演じたリース・ウィザースプーンの完璧な芝居・歌声。
彼らに成りきった姿には圧倒させらる。見事。
最愛の兄を事故で亡くしたジョニーは、
周りに溶け込めない孤独な少年だった。
そんな彼の心の拠り所は、
ラジオからいつも流れてくるジューン・カーターの歌声。
成長したジョニーは空軍を除隊後、初恋の女性ヴィヴィアンと結婚するが、
さらに音楽への夢を募らせていく。
彼は軍隊時代の自作曲でオーディションに合格、
プロのミュージシャンの道を歩むようになるが妻との諍いは絶えず、
ジューン・カーターと共演したのを機に、彼女に心引かれていく。
(goo映画より引用)
出演:
ホアキン・フェニックス、リース・ウィザースプーン、
ジェニファー・グッドウィン、ロバート・パトリック
監督:
ジェームズ・マンゴールド
最近は実在の人物の映画化が流行りなのだろうか?
昨年公開された『Ray/レイ』と類似的な雰囲気を感じる。
どのように歌と出会い、デビューをし、栄光と挫折を味わったのか。
この映画も同じような展開を見せるために、新味は感じることができない。
しかし、この映画は単なる自伝ではない。実はラブストーリーであった。
主人公のジョニー・キャッシュはロカビリー歌手である。
彼の歌う姿が実に力強く、インパクトというかガツンとくる。
歌詞もそうだが、歌声とギターを掻き回す姿、
黒いシャツという格好だけでもそう感じずにはいられない。
攻撃的で男らしさがジョニー・キャッシュの肖像である。
しかし、人間ジョニー・キャッシュの心というのは、繊細でナイーブだ。
全くもって歌う姿とはベクトルが逆を向いている。
ジョニーは、兄の死から自分が生きることに負い目を感じている。
生きる価値を見出したのが、歌手として成功を手にしてからだ。
人生の絶頂期に出会うのが、ジューン・カーターである。
実は、ジョニーはラジオから流れる彼女の声を聴いていた少年時代から憧れていた。
家庭環境やコンプレックスなど似たような境遇にあることで、
ジョニーとジューンは接近していく。
が、簡単に2人が恋仲にならないところが不思議。
ジョニーは妻子がいる。ジューンは離婚したばかりと言うのが理由。
しかし、ジョニーのあからさまなアプローチに引いてしまったようにも感じる。
ジョニーは妻子がいても、部屋にジューンの写真を掲げるほど。
そんな形振り構わぬ態度は、引いてしまって当然であろう。
恋が成就しない、更に距離を置かれてしまったキャッシュは、
ナイーブな性格からか、自信を付けたいためなのか、麻薬に手を染めてしまう。
それにしても、ミュージシャンは何で簡単にドラックに溺れるのか?
『Ray』の主人公のレイ・チャールズもそうだったし。
しかしジョニーを奮い立たせるのもジューンだったのも面白い。
ジューンは、あくまでも「友達」として見ている視点で支えていたのだった。
妻子にもドラック絡みで既に傍らにはいなくなっていた。孤独。
そこで友人とはいえ、自分が惚れている女性に救われた。
恥ずかしい部分もあるが、孤独ではないことを気づかせてくれる。
その不遇な時代を吹き払わんかの如く、フォルサム刑務所でのライブ。
シークエンスとしては、短い場面だが、彼の全身全霊をぶつける姿が強烈。
そして、ラストで訪れる10年の軌跡が成就する瞬間。
強引で無骨、でも繊細な男が受け入れられる時、微笑ましいという言葉以外見つからない。
男を支える、女を愛情で包み込む。シンプルな愛のカタチには素直に感動させられた。
兎に角、ジョニー・キャッシュを演じたホアキン・フェニックス、
ジューン・カーターを演じたリース・ウィザースプーンの完璧な芝居・歌声。
彼らに成りきった姿には圧倒させらる。見事。
しかもドラッグまでお約束だし。
それでも二人の歌声は素晴らしかったです。
吹き替えでしらけなくてホントに良かった。
ホアキンは兄リバーをドラッグで亡くしているので感慨深い役だったろうなと思います。
ミュージシャンの人生って、似通っている気が…。
何故にドラックに溺れてしまうのでしょうか。
それは兎も角、ホアキンとリース・ウィザースプーンは、いい芝居でした。
ホアキンは、兄貴を越えてますよ、演技力は。
いい役者さんですねぇ~
主役の二人の歌声は圧巻でした♪