徒然なるままに・・・

映画よりJAZZにシフトチェンジ中・・・。

アイアンマン ★★★☆

2008-10-03 | 【映画感想・ア行】
ストーリー:
軍事企業CEOにして天才発明家のトニー・スタークは、
武器のデモで訪れたアフガンで武装集団に拉致され、兵器開発を強要される。
彼は医師インセンと共に兵器開発をするフリをしながら
脱出用のパワードスーツを製作し、命からがらの脱出を果たす。
帰国後トニーは自社の軍事産業からの撤退を発表。
自らは自宅の作業部屋に篭って、新型パワードスーツの開発に没頭する。
彼の周囲は恐ろしい陰謀がうごめいているとも知らずに……。
(goo映画より引用)

出演:
ロバート・ダウニー・JR.、グウィネス・パルトロウ、
ジェフ・ブリッジス、テレンス・ハワード

監督:
ジョン・ファブロー

アメコミの映画化で、アメリカでは大ヒットした本作。
ストーリーもアクションシーンもしっかりしていて面白い。

試作機2台を経て、完成する3号機のカッコよさ!!
ワイン色にゴールドをあしらったシャープなデザインに惚れ惚れ。
拳銃の弾を撥ね返し、マッハで空を飛び、ミサイルやら掌から火やらが飛び出す。
ラストでのパワードスーツ同士のバトルには目を見張る。

ストーリーは今のアメリカの姿を揶揄する展開となっている。
非情な軍需産業の経営者で天才科学者の主人公が、
アフガンでの非情な光景を目の当たりにし、
更には、自社の製品で殺し合いをしている事実から、
彼の心は人を救うことへと傾倒して、軍需産業を捨て去る。
こういう個人の意識改革は進んでも、
大金を生み出す会社そのものは全く変化しようとしない。
人道主義を口実に、戦場へ赴いて行っていることと言えば、
現地の混乱に拍車をかけているに過ぎない。
その背景には軍需産業が暗躍しているからであろうか?

そんなアメリカの問題を浮き彫りにしつつ、
パワードスーツを作り上げる「もの作り」の過程に笑いを入れ、
様々な伏線が実に上手く着地させている脚本は実に上手い。
2010年公開のパート2が楽しみであります。

(MOVIX三好 4シアター)


最新の画像もっと見る