徒然なるままに・・・

映画よりJAZZにシフトチェンジ中・・・。

【DVD・ビデオ】 ダニー・ザ・ドッグ ★★

2006-04-17 | 【DVD】 
先日の『SPIRIT』でのジェット・リー先生の活躍ぶりを観て、
昨年公開されたものの見逃していた『ダニー・ザ・ドッグ』をDVDで鑑賞。

ストーリー:
5歳の時に誘拐され、バートという男の奴隷として、
犬のような扱いを受けて育てられたダニー。
成長した彼はアンダーグラウンドの格闘技場で戦って、
バートのために金を稼いでいた。
(Yahoo!ムービーより引用)

出演:
ジェット・リー、モーガン・フリーマン、ボブ・ホスキンス

監督:
ルイ・レテリエ

脚本リュック・ベッソン…。
この人の絡んだ作品で面白いと思ったことが殆どない。
面白いと認めるのは、『二キータ』と『レオン』の2作のみ。
劇場公開時もそこそこ評判が良かったことに半信半疑であったのだが、
実際に観終えて、ベタな展開・内容ではあるものの、
観るに堪える内容になっていた。
でも、世間的に言うほど面白いとは思わなかったけれども。

そもそも、ジェット・リー先生を犬扱いすることは何事ですか!
…と設定自体に怒りを向けても仕方がないんですけど、ちょっとなぁ。
結局、リーはカンフーだけを期待しているような臭いを終始感じた次第です。

彼のハリウッドやベッソン絡みで撮った作品、
『ロミオ・マスト・ダイ』、『ブラック・ダイヤモンド』、
『キス・オブ・ザ・ドラゴン』、『ザ・ワン』。どれも冴えない作品ばかり。
それらと比べれば、雲泥の違いでアクションにしろストーリーにしろ良いです。

アクションは、矢継ぎ早にカットを多用することで、
スピードを感じさせる技法は悪くなく、それなりに見応えがある。
折角、アクション監督にユエン・ウーピン先生を招いているのに、
じっくり・ねっとりとしたマーシャルアーツを堪能できないのが惜しいところ。
ただ、ラストでのトイレの狭い空間での殴り合いの場面は壮絶でありました。
この監督は、『トランスポーター』を撮ったルイ・レテリエ。
スピード感ある映像は存外良く撮れていると感じました。
『トランスポーター』未見ですが、この機会に観てみたいと思います。
近々で続編も公開されることですし。

一方、ストーリーの方のメインは、主人公ダニーの人間化と言える。
展開がシリアス過ぎて辛気臭い中に、ダニーの間の外れた行動が笑いを誘う。
で、盲目のピアニストとその娘とピアノのおかげで人として歩み始めるが、
ボスが彼らの住まいを聞きつけ殴りこみをかけてそれからって展開。
この展開、『レオン』の終盤に似てると思ったのは私だけでしょうか?
最後は拳で解決となるのは、こういう映画だから致し方ないか。
展開が見えてしまう点で、意外性や見せ場に欠けるのも惜しいなと感じます。


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2 コメント

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コメントどうもでした~ (さくさく)
2006-04-19 00:15:44
あのトイレでの格闘シーンは凄かったですね

今まであんな狭いところでの格闘シーンなんて見たことなかったので

ほんとうにビックリしました

ジェット・リーとモーガン・フリーマンの関係に

心温まる作品でもありました

では~
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コメントありがとうございます。 (kazuki-kt)
2006-04-28 00:14:43
さくさくさん、コメントありがとうございます。



トイレの狭い空間でのバトルは凄かった。

私もこういう空間での殴りあいなんて初めて。

ありそうでなかった感じです。灯台下暗し。



モーガン・フリーマン、巧いです。ホントに。
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