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【映画】 第31回日本アカデミー賞を推理する。

2008-02-14 | 【映画】
明日は第31回日本アカデミー賞。

日本最高峰の映画賞と言いながら、
大手3社(東宝、東映、松竹)の独壇場なんですよね。
今年もそんな状況を踏まえた不可思議なノミネートとなっています。

そのため、他の映画賞では高い評価を得ている
『天然コケッコー』や『夕凪の街 桜の国』、
『しゃべれども しゃべれども』、『サイドカーに犬』
『腑抜けども、魂の愛を見せろ』等は完全に無視されております。

・最優秀作品賞
 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
○『キサラギ』
◎『それでもボクはやってない』
 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
 『眉山 -びざん-』

今年は『それでもボクはやっていない』以外、考えられないですね。
対抗として、脚本の妙味のあった『キサラギ』を推したいと思います。

・最優秀アニメ賞
 『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』
◎『河童のクゥと夏休み』
○『鉄コン筋クリート』
 『ピアノの森』
 『名探偵コナン 紺碧の棺(こんぺきのジョリー・ロジャー)』

アニメも『河童のクゥと夏休み』が非常に高い評価をされているので、
この作品以外は考えれません。
あえて言えば、画作りが見事だった『鉄コン筋クリート』かな?

・最優秀監督賞
 犬童 一心『眉山 -びざん-』
 佐藤 祐市『キサラギ』
◎周防 正行『それでもボクはやってない』
○松岡 錠司「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
 山崎 貴『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

『それボク』の周防さんが監督賞獲得だと思います。
卒のない演出は見事でしたから。
対抗馬は、叙事詩のような描き方だった松岡監督で。

・最優秀脚本賞
 宮藤 官九郎『舞妓 Haaaan!!!』
◎古沢 良太『キサラギ』
○周防 正行『それでもボクはやってない』
 松尾 スズキ『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
 山崎 貴 ・古沢 良太『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

脚本の斬新さ・ユニークさだけで考えると、
密室劇を面白おかしく見せてくれた『キサラギ』の古沢氏が一番。
でも、周防さんの脚本賞もありえる話なので、対抗扱い。

・最優秀主演男優賞
○阿部 サダヲ『舞妓 Haaaan!!!』
 オダギリ ジョー『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
◎加瀬 亮『それでもボクはやってない』
 役所 広司『象の背中』
 吉岡 秀隆『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

役所さん、吉岡さん、オダギー、ノミネートの常連さんですな。
でも、今回は加瀬君でしょうね。『それボク』効果で受賞しそう。
対抗は、超ハイテンションな演技だった阿部サダヲをプッシュ。

・最優秀主演女優賞
◎樹木 希林『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
 寺島 しのぶ『愛の流刑地』
 中谷 美紀『自虐の詩』
 仲間 由紀恵『大奥』
 宮沢 りえ『オリヲン座からの招待状』

本来ならば、『サイドカーに犬』の竹内結子、
『夕凪の街 桜の国』の麻生久美子が入って欲しいんですが・・・。
今年の5人は正直微妙・・・。インパクトに欠けるんですよね。
で、消去法の結果、樹木希林を本命に。

・最優秀助演男優賞
 柄本 明『やじきた道中 てれすこ』
 香川 照之『キサラギ』
◎小林 薫『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
 堤 真一『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
 堤 真一『舞妓 Haaaan!!!』

えっ!? 堤真一ダブルノミネート?? 
この部門もよく分からないです。主演女優同様にインパクトがない。
またしても消去法で、小林薫かなぁ??

・最優秀助演女優賞
 堀北 真希『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
 松 たか子『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
◎宮本 信子『眉山 -びざん-』
 もたい まさこ『それでもボクはやってない』
 薬師丸 ひろ子『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

助演女優賞は宮本信子しかありえません。
『眉山』では、主演の松嶋奈々子が霞むほどの存在感でしたから。
他の4人は更に印象が薄いんですけれど・・・。

さて、結果はどうなりますか?
結果以上に、日テレの授賞式の番組構成が気掛かり・・・。
昨年の南海キャンディーズの山ちゃんのようなインタビュアーは勘弁!


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1 コメント

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寺島しのぶ、世界をうならせたのは“脱ぎっぷり”だった (寺島しのぶ、世界をうならせたのは“脱ぎっぷり”だった)
2010-02-23 14:19:00
日本人女優として35年ぶりにベルリン国際映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した女優、寺島しのぶ。

世界をうならせた決め手は、迫真の演技と脱ぎっぷりの良さだった。

ここまでやるか、というぐらいの激しい濡 れ 場。
現地の批評家たちも圧倒されていたらしく、こちらも是非動画でご覧になっていただきたい。


http://trsmsnbkp.blogspot.com/
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