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【映画】 第80回アカデミー賞を推理する。

2008-02-24 | 【映画】
明日いよいよ発表される第80回アカデミー賞。
兎に角、授賞式が無事開かれることになって良かった♪

さて、各部門の受賞予想を勝手したいと思います。
(長・短編ドキュメンタリー賞、短編アニメ賞は除く。)
今年の有力作で観たのは、今日観てきた『潜水服は蝶の夢を見る』のみ。
なので、個人的好みによる片寄った予想でありますが…。

・作品賞
 「つぐない」
 「JUNO/ジュノ」
 「フィクサー」
◎「ノーカントリー」
○「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

下馬評通りにコーエン兄弟の「ノーカントリー」が勝つと予想。
PTAの復活作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を対抗に。

・監督賞
○ジュリアン・シュナーベル 「潜水服は蝶の夢を見る」
 トニー・ギルロイ 「フィクサー」
 ジェイソン・ライトマン 「JUNO/ジュノ」
◎ジョエル&イーサン・コーエン 「ノーカントリー」
○ポール・トーマス・アンダーソン 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

やはり、作品賞と同様にコーエン兄弟が本命。
個人的には、PTAにも獲らせてあげたいんだけど、
ジュリアン・シュナーベル監督は、
「潜水服…」の演出があまりに見事だったので、対抗に急浮上。

・主演男優賞
 ジョージ・クルーニー 「フィクサー」
◎ダニエル・デイ=ルイス 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
○ジョニー・デップ 「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」
 トミー・リー・ジョーンズ 「告発のとき」
 ビゴ・モーテンセン 「イースタン・プロミス」

「ゼア…」のダニエル・デイ=ルイスの演技も素晴らしいとのことで、
2度目のオスカーへは一番近いところにいるのかも。
ジョニデのスウィニー・トッドもいい芝居してたので対抗に。

・主演女優賞
 ケイト・ブランシェット 「エリザベス/ゴールデン・エイジ」
◎ジュリー・クリスティ 「アウェイ・フロム・ハー君を想う」
○マリオン・コティヤール 「エディット・ピアフ/愛の讃歌」
 ローラ・リニー 「The Savages」
▲エレン・ページ 「JUNO/ジュノ」

各映画賞の結果からジュリー・クリスティーを本命に。
エディット・ピアフになりきったマリオン・コティヤールが対抗。
大穴でエレン・ページ。個人的には獲ってほしいと思ってます。

・助演男優賞
 ケイシー・アフレック 「ジェシー・ジェームズの暗殺」
◎ハビエル・バルデム 「ノーカントリー」
 フィリップ・シーモア・ホフマン 「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
 ハル・ホルブルック 「イントゥ・ザ・ワイルド」
○トム・ウィルキンソン 「フィクサー」

予告編からゾクゾクする芝居をみせるハビエル・バルデムを本命に。
対抗は、好演の評判高いトム・ウィルキンソン。

・助演女優賞
 ケイト・ブランシェット 「アイム・ノット・ゼア」
 ルビー・ディー 「アメリカン・ギャングスター」
○シアーシャ・ローナン 「つぐない」
◎エイミー・ライアン 「Gone Baby Gone」
 ティルダ・スウィントン 「フィクサー」

この部門がイマイチよく分からない。
ケイト・ブランシェットは主演と助演でノミネートって凄い!
しかしながら、ここはエイミー・ライアンを本命に。
シアーシャ・ローナンが対抗。ここは若手が受賞しそうな雰囲気。

オリジナル脚本賞
◎ディアブロ・コーディ 「JUNO/ジュノ」
 ナンシー・オリバー 「Lars and the Real Girl」
○トニー・ギルロイ 「フィクサー」
 ブラッド・バード 「レミーのおいしいレストラン」
 マラ・ジェンキンス 「The Savages」

昨年の「リトル・ミス・サンシャイン」と同様に、
インディーズ作品「JUNO/ジュノ」が受賞するのでは?
対抗はサスペンスの秀作の呼び声高い「フィクサー」か?

・脚色賞
 クリストファー・ハンプトン 「つぐない」
 サラ・ポーリー 「アウェイ・フロム・ハー君を想う」
○ロナルド・ハーウッド 「潜水服は蝶の夢を見る」
◎ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン 「ノーカントリー」
○ポール・トーマス・アンダーソン 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

これは監督賞と同じ様相を呈している。
作品賞=監督賞=脚色賞のトライアングルの流れから、
「ノーカントリー」が受賞しそうな雰囲気。

・外国語映画賞
 「ボーフォート/レバノンからの撤退」(イスラエル/ヨセフ・シダー監督)
○「ヒトラーの贋札」(オーストリア/ステファン・ルツォビッキー監督)
 「カティン」(ポーランド/アンジェイ・ワイダ監督)
◎「モンゴル」(カザフスタン/セルゲイ・ボドロフ監督/浅野忠信主演)
 「12」(ロシア/ニキータ・ミハルコフ監督)

何故「潜水服は蝶の夢を見る」が入っていないのか?大いに疑問。
「ヒトラーの贋札」は見ましたが、個人的に評価は高くないので、
浅野君受賞を祈って「モンゴル」を本命に。

・美術賞
 「アメリカン・ギャングスター」 アーサー・マックス
○「つぐない」 サラ・グリーンウッド
 「ライラの冒険/黄金の羅針盤」 デニス・ガスナー
◎「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」ダンテ・フェレッティ
 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」 ジャック・フィスク

やはり、「スウィニー・トッド」では?
19世紀末のロンドンの雰囲気が気に入っているので。
対抗は、文芸作「つぐない」。美術賞はこういうのが獲りそうだから。
単純な理由ですんません…。

・撮影賞
 「ジェシー・ジェームズの暗殺」 ロジャー・ディーキンス
 「つぐない」 シーマス・マッガーベイ
◎「潜水服は蝶の夢を見る」 ヤヌス・カミンスキー
○「ノーカントリー」 ロジャー・ディーキンス
 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」 ロバート・エルスウィット

名カメラマン、ロジャー・ディーキンスが2部門もノミネート!
がしかし、「ノーカントリー」の対抗候補までにしかならないでしょう。
「潜水服…」の独特のカメラワークは新しい表現手法で唸らされた、
ヤヌス・カミンスキーを本命に推します!


・編集賞
◎「ボーン・アルティメイタム」 クリストファー・ラウズ
 「潜水服は蝶の夢を見る」 ジュリエット・ウェルフラン
 「イントゥ・ザ・ワイルド」 ジェイ・キャシディ
 「ノーカントリー」 ロデリック・ジェインズ
○「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」 ディラン・ティチェナー

4,000カットを繋ぎ合わせた「ボーン・アルティメイタム」を本命に。
この苦労を労ってほしいのは私だけではないはず。
対抗は、長尺作品を丁寧に紡いだ「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」が対抗。

・衣装デザイン賞
 「アクロス・ザ・ユニバース」 アルバート・ウォルスキー
 「つぐない」 ジャクリーヌ・デュラン
◎「エリザベス/ゴールデン・エイジ」 アレクサンドラ・バーン
 「エディット・ピアフ/愛の讃歌」 マリット・アレン
○「スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師」コーリーン・アトウッド

やはり、コスチューム・プレイものが強いですよね?
…ってことで、「エリザベス…」が大本命。
優雅で可憐な女王の衣装には魅せられてました。
対抗は、「スウィーニー・トッド」。
こちらは時代を感じさせないオリジナルな雰囲気が良かったので。

・メイクアップ賞
 「エディット・ピアフ/愛の讃歌」
 「マッド・ファット・ワイフ」
◎「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

未見ですが、「パイレーツ…」を本命に。
3部作完結お疲れさん的な受賞になるような気が…。

・作曲賞
◎「つぐない」 ダリオ・マリアネッリ
 「君のためなら千回でも」 アルベルト・イグレシアス
○「フィクサー」 ジェームズ・ニュートン・ハワード
 「レミーのおいしいレストラン」 マイケル・ジアッキーノ
 「3:10 to Yuma」 マルコ・ベルトラミ

「レミー…」以外は見てもなければ、聴いてもいないので…。
文芸作は音楽が聴き応えありそうという予想から「つぐない」を本命。
対抗は、サスペンスは緊迫感ある音楽という予想から「フィクサー」。

・主題歌賞
◎“Falling Slowly”「ONCE/ダブリンの街角で」
 “Happy Working Song”「魔法にかけられて」
 “Raise It Up”「August Rush」
 “So Close”「魔法にかけられて」
 “That's How You Know”「魔法にかけられて」

「魔法にかけられて」が5曲中3曲って…。
これも殆んど聴いていないですが、
「ONCE」のテイスト好きだったので、本命に推します。
授賞式当日は、当人がライブをするそうです。

・音響編集賞
○「ボーン・アルティメイタム」
 「ノーカントリー」
 「レミーのおいしいレストラン」
 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
◎「トランスフォーマー」

ミキシング賞との差がイマイチ分からないですが、
「トランスフォーマー」を本命に。
音と映像の融合による効果がこの作品が一番だったように思えます。
対抗は、「ボーン・アルティメイタム」。

・音響ミキシング賞
○「ボーン・アルティメイタム」
 「ノーカントリー」
 「レミーのおいしいレストラン」
 「3:10 to Yuma」
◎「トランスフォーマー」

音響効果との差がイマイチ分からないので、
音響効果賞と同じ予想にしておきます。

・視覚効果賞
 「ライラの冒険/黄金の羅針盤」
○「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
◎「トランスフォーマー」

目まぐるしい映像展開は視覚効果の賜物であった、
「トランスフォーマー」しか考えられません。
「パイレーツ…」は3部作お疲れさん受賞しそうだから対抗に。

・長編アニメーション賞
◎「ペルセポリス」(マルジャン・サトラピ&バンサン・バロノー監督)
○「レミーのおいしいレストラン」(ブラッド・バード監督)
 「サーフズ・アップ」(アッシュ・ブラノン&クリス・バック監督)

「レミー…」も面白い作品ではありましたが、
アニメの中にストーリー性とメッセージ性も強かった
「ペルセポリス」が本命。

果たして、何部門的中するのか?
明日の授賞式を楽しみに待ちたいと思います。

兎に角、家に帰るまでは余分な情報は一切仕入れず、
夜放映されるWOWOWの録画中継を楽しみます。

個人的には、ベン・スティラーとウィル・フェレル、
ジャック・ブラックのプレゼンターに期待したいです。
…でも、出るのかなぁ?


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