最高峰をめざして～ほんとうの頂上

頂上の展望台から見たアイプゼー！

この日は、お天気は本当～～に良かったんだけど、ちょっと「もや」が
かかっていたので残念ながらどこまでもスキッ！と見渡せるわけでは
なかったなあ。
館内にあるお天気などを示した掲示板によると、展望は７０ｋｍ。
（澄んだ天気の日は、２５０ｋｍ先まで見渡せるとか！）
そして気温は、９度！　寒い～。風が強い～。冷たい～。


さっき降り立った、ロープウェイの駅。





駅の上は、展望台とテラス席。
その向こう、左奥に見えている、キンキラキンの十字架・・・

そう、その十字架が立っているところこそ、ツークシュピッツェの
「頂上」と呼べるところ。


展望台やレストランがある施設は、標高２９５９ｍの所に立っている。
そしてツークシュピッツェの頂上は、標高２９６２ｍ。

カンタンに上まで登ってこれる最高峰！とはいえ、本当の「登頂」は
最後は自分の足で成し遂げるしかない、ということ。


展望台からみた頂上。





むちゃくちゃ遠く感じる～～！！！

高所恐怖症のウサギは、
「おら、無理だ。見るだけで満足したからね！！」
・・・と、さっさと言うのはもちろん予想してた。

そんなウサコさんを置いておいて、私は１人で頂上まで行こう！っと
思っていた。

・・・実際に目の前にすると、これは怖いよ～～！





途中はこんな感じ。。。
右側は、ただの崖なのデース。

ちなみに、さっき下のツークシュピッツプラットから撮った写真。





頂上と建物の間にあるこのスキマが、いっそう怖さを引き立てる！



何度も一緒に日本アルプスを登山した家族が同じ光景を見たら、
なんて言うかな？って考えた。

「槍ヶ岳も、最後こんな感じやったやん、いけるんちゃう？？」

たしかに、たしかに。
でももう１０年以上前かぁ（笑）
当時、バスケもばりばりしていた高校生の私。
かたやスポーツを１０年もしていないヘルニア持ちの３０歳の私。

槍ヶ岳の登頂の最後って、たしかにはしごだらけでけっこう怖いけど
それまでに何日もかけて下から登って来ているので体も仕上がっている。
かたや、公共交通機関に連れて来てもらった、怠け者で寝不足のこの体。


・・・こりゃ、危ない。


ということで、風がビュービュー吹き荒れているのも恐怖心をあおって、
わたくし、「勇気ある撤退」をここに決意いたしました。（笑）

ねーんーのーたーめ　にー、

登り口を見てみようと、そっちのほうへ向かうと





こんな景色を見ながら降りる階段が、下が透けて見える造りになっている
意味が分からん！！！

ひとまずおなかがすいたので、お昼ごはんを食べてからもう一度
頂上へいこうか考えることにする。


つづく