カモをめぐって

季節に関わらず、週末のメニューは鍋かカレーがけっこう多いです。

野菜がたくさん食べられるし、経済的に済むので（カレーのルウはアジアショップなんかで買うと
べらぼうな値段でもはや「高級食材」なので、もちろん日本から送ってもらったもので。）


昨日・金曜日は私は夜のシフトで、相方ウサギはお休み。

昼間に一緒にスーパーに買い物に行くと、
「今日の夕ごはんは何作ろう～♪」

私はどうせ仕事でまかないも出るし、と放ったらかして土日の食材選び。


「たまには贅沢しようかな・・・」
と高いステーキ肉をじっと眺めているので、
「いいんじゃない～？ちゃんとそのお肉は別に自分だけでお会計するならね～(にやり)」


ステーキ売り場を離れたので諦めたと思ったら・・・

レジで気付いた。
こら！買い物カートに勝手に鴨肉が入ってるやん！！！
しかもけっこう高いやん！！！

ジロリと横目で見るとウサギはニコニコして、
「ゴハン作って待ってるからさ～～」


彼はエンテ大好きなのである。

ドイツで手軽に Ente（エンテ）鴨を食べるなら中華とかタイ・ベトナム料理やさん。
からっと揚げた鴨に炒めた野菜やナッツが添えられて、ピリ辛ソースとか甘酸っぱいソースに
ディップして食べるのが一般的。けっこう安くてボリュームもある。

いつも突然、「最近エンテ食べてないなあ。。。」と言っては近所のお気に入りのお店に行き
持ち帰りをするんだけど、
私はそんなにこの揚げたエンテが好きではないのです・・・。
いつも私は別のメニューを持ち帰りし、ウサギから１、２切れエンテをもらえば十分。
（ただあまりにエンテ大好き大好きと騒がれるので、私があまり好きでないことは
ウサギには黙っている。）

なので７ユーロちょいもする鴨肉をレジで見たときは、
そんなに高い値段を出して、今夜はあの揚げたエンテか・・・とちょっと凹みました・・・。

数ヶ月前にすごく小ぶりの電気フライヤーを安くで購入しておうちで揚げ物も出来るように
なったので、エンテもきっと揚げるんだろうなと。



帰りが遅くなるから先に食べてていいよ、と言っておいたにも関わらず、ウサギは
出来栄えに大満足で、写真を撮って食べずに待っていたらしい。


ジャジャーーン！




すごく美味しそうでしょう？！

イメージしていた茶色い揚げエンテとは、雲泥の差！！！


ブログに書くから何て言う料理の名前？と聞いたら、
「別に・・・。ただ鴨の焼いたの、かな？」
と明らかに照れ隠し（？）。

焼き加減も焼き色もちょうど良くて、柚子胡椒でいただきました！！！
付け合わせの、ほうれん草とトマトのガーリック炒め＆揚げジャガイモ（←フライヤーはここで登場）も
完璧においしかった～～。


「ほらね！鴨買ってよかったでしょ？！」と言われて何も返せなかった私・・・。