『りはめより100倍恐ろしい』 木堂 椎

2006-05-06 22:51:46 | 映画・テレビ・本
『りはめより100倍恐ろしい』 木堂 椎
第1回 野性時代 青春文学大賞受賞作  HP

いじられたら、それでおしまい。
ここは戦場なのだ。
いじ“り”はいじ“め”より、よほど恐ろしいものだ。
巧妙、かつ陰湿に仕掛けられる、学生生活のおとし穴。
中学で「いじられキャラ」だった羽柴典孝が、ようやく果たした高校デビュー。
おな中の一城の協力もあって、いじる側にまわれたはずが――!?


この本の著者は現役高校生  ケータイで書いたとか

今どきの高校生はなんだ?
みんなキャラを立てて高校生活を送ってんのか?
友達付き合いも全部計算か?
立場が強いグループにいたいとかそんなことにこだわってんのか?

著者が現役高校生なだけにマジにこんなことが日常的に繰り広げてられそうに思えてくる
ってかこんな本書いてたら回りに 「全部計算か?」 って思われちゃったりしないの?
顔出しはしてないくらいだから小説書いてるってのはないしょなのか?
 

んまぁ、高校時代の計算上の友達とか勢力争いなんてもんは数年後バカらしいって思うもんだろ
もし数年後“バカらしい”って思わなかったらそれはそれで可愛そうな人だ
それはまだそんなそんな生活を続けているってことでしょ? 


読んでて思ったんだけどこの本の中で“いじり”とされていることのいくつかはいじりじゃなくて“イジメ”だろ
全校生徒の前で一発ギャグをさせられたり告白させられたりするのは“イジメ”じゃないか?
特に強制坊主なんてのはどう考えても“いじり”じゃないだろ


『野ブタ~』の主人公の桐原同様冷めた計算ずく高校生は好かん  小説だってわかってても好かん
このスッキリしない思いは来月発売の『バッテリーⅤ』でどうにかしてもらおうか


この『りはめ~』は眠くなるまで読むかって思って読み始めたら朝まで3時間くらいぶっ通しで読んじゃった
まだ『チーム・バチスタの栄光』と『終末のフール』を放置中なのに購入 そして先に読んじゃった

近いうちに伊坂幸太郎の『陽気なギャング~』の続編みたいな本が出るっていうのにどれから手を付けていいものか
劇団ひとりの本も読んでみたいんだけどオレが通ってる本屋には売ってないんだよなぁ
『東京タワー』も買おう買おうと思ってるうちに半年以上たっちゃった



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