魅せられて 2024年09月18日 | ひとり言 ハーベストムーンの光はいつも特別で、夏の残暑を払いのけ、秋の訪れを告げる。普段は漆黒に包まれる丘へと続く小道も、月の光に照らされ、銀色に輝いている。この月の明るさを頼りに、私はライトなしで静かに丘へと足を運ぶ。道端には、露をまとったススキが風に揺れ、まるで月の光を浴びて踊っているようだった。いつしか、いろんな記憶が消え去っても、自分の心に残る風景になりそうな夜であった。