レトロ

忘れてはいけない物は レトロな色合いで僕たちをみつめている

雪の影

2015年12月10日 | ひとり言
笑顔が似合うといわれてた頃は とにかくはしゃいで生きていた
雪が降っても 雨に濡れても どこか心地よかった
子供だったからだろうか・・・ 別れを知らなかったからだろうか・・・
昔訪れた事のある場所に来ても 今は心が弾まない
大人になったからか・・・別れを経験したからだろうか・・・
降りしきる雪の中で 舞い落ちる雪の影を見つめていると
白と黒のコントラストが映画のフィルムにように 僕の昔と今を映しているように見える
いつの間にか一人しか入らない傘をさすようになった
相変わらず人には優しいようで 
待ち合わせらしきの少女にその傘をあげる
ただペコリとお辞儀をする仕草をみたいだけかもしれない
少しだけ顔をこわばらせながらでも 笑ってみたいから・・・
誰かの為に人は変われはしない
そんなことは みんなわかっている
でも 変わろうとする自分を否定しないで
好きでいてほしい
出逢いも別れも 決して思い通りにはいかないものだから・・・