車を置いて 飛行機に乗って真冬の地にやってきた
目的地まではローカル線を乗り継いで行くことにする
駅舎には薪ストーブが置いてあるけど 少し息苦しいから
外にある雪の降る古びた椅子に座る
君を忘れるために乗る汽車ではないけど 君を探す汽車でもない
しんしんと降り積もる孤独の中で 何かを見つめたかった
それが答えかもしれない
ほどなく北へ行く列車がホームへ着いた
見送る人も見送られる人もいるはずもなく
コートの襟を立てて 背中を丸めながら急いで乗る
発車のベルが鳴り出した
もう二度と訪れることもないだろうと思いながら 雪の駅を見送った
行商のおばちゃんたちが ニコニコして笑いかける
「こんな始発の汽車でどこに行きますか?」と聞いてきた
「はい、自分の中の氷を溶かしに行きます」
「????」
どうせ冷たい心なら 一番寒い場所で凍らせる
その氷が溶ける頃には 君を包み込む暖かさが身についているだろう
失った愛を追うことより 忘れた自分を取り戻すために・・・
目的地まではローカル線を乗り継いで行くことにする
駅舎には薪ストーブが置いてあるけど 少し息苦しいから
外にある雪の降る古びた椅子に座る
君を忘れるために乗る汽車ではないけど 君を探す汽車でもない
しんしんと降り積もる孤独の中で 何かを見つめたかった
それが答えかもしれない
ほどなく北へ行く列車がホームへ着いた
見送る人も見送られる人もいるはずもなく
コートの襟を立てて 背中を丸めながら急いで乗る
発車のベルが鳴り出した
もう二度と訪れることもないだろうと思いながら 雪の駅を見送った
行商のおばちゃんたちが ニコニコして笑いかける
「こんな始発の汽車でどこに行きますか?」と聞いてきた
「はい、自分の中の氷を溶かしに行きます」
「????」
どうせ冷たい心なら 一番寒い場所で凍らせる
その氷が溶ける頃には 君を包み込む暖かさが身についているだろう
失った愛を追うことより 忘れた自分を取り戻すために・・・