レトロ

忘れてはいけない物は レトロな色合いで僕たちをみつめている

雨の行方

2014年06月10日 | ひとり言
雨に濡れると桜の柄が浮き出てくる粋な傘を見つけた
季節は梅雨に入り 桜は散ってしまったけれど
夏が来て桜 紅葉が落ちて桜 雪が舞って桜 
そこにいつも雨桜 とても素敵な気持ちになれる そんな気がする
だから傘の骨が強い風に折られても ガムテープを張ってまた桜越しの空を覗くよ
雨にゆううつなものはなく 爽快な雨もない
すべては心の赴くまま
きっと雲の上から見ていた雨も 
この桜を目掛けて降ってくれば 降る目的を見つけられるだろう
ただ ただ降る雨は無いとしても
せめて この桜の花びらを自分がどこかに導こうと
自分の行方さえ一緒に見つけ出せるかもしれないから