日々是好日記

仙台市のお隣富谷市在住「草香」のありさまです。

ユーフォ!?

2012年10月19日 | 本や音楽や映画のこと
euphonium っていう楽器、ご存知ですか?

ユーフォニアムとか、ユーフォニウムとか、ユーフォニュームとか言います。
金管楽器の屋台骨である「テューバ」(チューバ)の一回り小さいヤツです。
弦楽器の屋台骨が「コントラバス」なら「チェロ」に相当する楽器と言えるでしょうか。
略して「ユーフォ」と呼んだりしているようです。

ブラスバンドやマーチングバンドでは見かけますが、
フルオーケストラでの出番は多くありません。
それでも、ムソルグスキー作曲ラヴェル編曲「展覧会の絵」や、
ホルストの「惑星」あたりに登場して、ソロもやっています。

私が高校生で、マーチングバンド部にいた頃…
最初にあてがわれた楽器がユーフォニアムでした。
顧問の先生が私の顔を見るなり、ビシッと私を指さしつつ、
「君はユーフォだ~!」って言われました。(当時は UFO だと思っていて、???でした…)
ちょっと厚めの唇がその理由だったそうです。
しかし、すぐにユーフォニアム経験者が入部して…
私の担当はスーザフォン(持ち歩きやすいように形状をを変えたテューバ)に…。
スーザフォン練習しつつ、カラーガード(カラーガード=旗)でフォーメーションに参加しました。
カラーガードを卒業すると、スーザフォンに移り、
最終的にフロントベルのバリトンホルン担当になりました。
本来バリトンホルンはユーフォニアム同様ベルが上を向いているのですが、
マーチング向けに、まるでトランペットみたいにベルが前を向くように形状を変えた品でした。
因みに、フロントベルのホルンもありました。
…ってことで、ユーフォニアムにじっくり向かい合うことはありませんでしたが、
音階的に同じバリトンホルンを吹いていたので、
完全ではないけれど「身に覚えのある楽器」なのです。

…で…そんな楽器による演奏の CD 買いました…(前置き長くてすみません)。
日本で…いや世界でも屈指のユーフォニアム奏者、
外園祥一郎さんの演奏を収めた品です。
私が好きな作曲家、吉松隆さんの曲が入っているのが購入理由だったのですが…
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…なんという美しい音色…。
高い音でも力みがなく、スーッと伸びる…しかもピアニッシモで「鳴る」!


吉松さんの「4つの小さな夢の歌」も素敵ですが…
(ピアノ版、ギターとハーモニカ版を聴いたことがある)
アイルランド民謡の「夏の名残のばら」や、
三枝成彰さんの「まだ見ぬコーンウォールへの旅」なんて…
「筆舌に尽くしがたい」とは、まさにこの事だと(私個人は)思うのであります
酔いしれてしまいそうになるのを、こらえるのがやっとです…
更に制作が Octavia Records とくれば…文句のつけようがありません

ってことで、今宵もその CD を…
あっ!今日も夜勤だった!そうもいかないか~

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