肘折温泉に行ってきました。〜その１〜とりあえず温泉

山形県に温泉の数あれど、（個人的に）肘折いでゆ館の温泉が一番。

宮城県内屈指のガソリン激安店で給油…154円／Lは、この店にしては高い…。
ま、気を取り直して…加美町〜尾花沢市〜大石田町〜大蔵村と進んで、
トータル２時間半程でお昼丁度に到着。まずは温泉でしょ🎵
入館料450円…と、ここはこの地域の投票所になっているようです。
（第49回衆議院議員選挙の投票日でした。私は期日前投票済み）

エレベーターで３階へ…男湯と女湯は入れ替え制で、肘折希望大橋側と銅山川側に別れます。今までは橋側にしか入ったことがありませんでしたが、今回は川側に入れました。

身を清めてから湯船へ…
相変わらずの笹色に濁ったお湯が皮膚にじんわり染み込みます。
思わず「ふ〜〜〜〜〜っ」っと深いため息…。返して吸う息で軽い湯の香りを捉える…。
温度設定も丁度良く、目をつぶってじっくりと味わう………と、周囲が少し明るくなったように感じました。
目を開けると…そろそろ終わりに近い対岸の紅葉が目に入りました。天気は晴れ時々曇で、日が当たったり陰ったり…
その加減で映えたりくぐもったりする様子を薄目で見るともなしに目にしつつ、ひたすらぼーーーーーーーーーーーっとするのでした。
なんとも幸せ。

先客が数人いたのですが、風呂上がりに昼食という予定らしく私と入れ替わりで上がって行き、ほぼ貸切状態でした。
浴室には特に音楽などかかっていません。湯船に注がれる湯の音や、オーバーフローしてゆく湯の音。誰かが洗い場で立てる音などが、温泉に入っていることを音で証明してくれます。
人は視覚だけでなく、聴覚でも自分がいる空間の広さを感じることができます。
各々の音に残響が付く様子を聴いていると、見ずとも天井が高い空間にいることが感じられました。

…何も考えず…のぼせないようにだけ気をつけて体の力を抜いて湯に身を任せ、いわゆる五感から入ってくる情報は受け流し…浮遊感の後、軽い瞑想状態を味わいました。
はぁ〜…やっぱりここの温泉最高です