久しぶりの更新です。

色麻平沢温泉「かっぱのゆ」。
お仕事お休みの平日…数年ぶりにこの温泉に行ってみました。

宮城県内には一箇所で多様な泉質を味わうことが出来る鳴子温泉郷があって、ほぼ最強なのですが…
今回の「かっぱのゆ」の様に単純温泉でさっぱりとした肌触りの温泉はこれからの暑い時期でも入りやすく、仙台市からさほど遠くもないので、軽くドライブがてら行くには良い所と思います。

玄関に入るとコインロッカー式の下駄箱があるのですが…今時珍しく10円玉仕様です。返却されません（笑）。あたりをうかがうと…鍵ナシの普通のスチール製下駄箱もあります（笑）。お好きな方をどうぞ（笑）。

建物は本館と別館の2つに別れています。
玄関でもある本館は新しくて大きく、浴室、湯船も大きく(衛生管理の都合か循環式)、サウナ併設。
窓が広く開放的で、カランも多く、鏡もキレイです(←伏線)。しかし露天風呂はありません。

一方別館は…実は、こちらが本来の平沢温泉です。本館が新しく出来たことでこちらが別館になりました。従って設備はぐっと古く、昭和の香りが漂います。浴室の鏡は古いせいか水垢やウロコで曇りまくりです。(←伏線回収。もはや研磨が必要なレベルと個人的には思うのですが)
しかし、別館ならではのメリットが…それは…源泉かけ流しで、広くありませんが露天風呂がある…という事です。浴室のカランは５つのみで、アメニティーは皆無ですので持参がお勧め。(洗面所に一応ドライヤーが１つだけあるけど、コンセントは残り１つだけです)

「連れてけ❗」とくっ付いてきた母は開放感を求めて本館へ。私は源泉かけ流しを求めて別館へ…ノスタルジックな湯治湯を堪能してきました。露天風呂の小さな庭にはめんこい(可愛い)カッパの石像が…。
其々に自分の好みに合った方を選べるのはある意味贅沢なのかもしれません。
入浴料3時間で500円、一日券1,000也。

色麻町の入湯税に関してはこちら(減税派〜)

車の窓を開け放ってのんびり帰路に就くと…この時期独特の、田んぼの泥の香り、植えたばかりの稲の香り、畦の雑草を刈った香りが渾然一体となって感覚に入り込み…意図的に選んで調合した香りとは違う極めて「今」な香りに蛙の鳴き声が加わって…田舎育ちな私には癒やされる温泉ドライブでした♫

追伸：帰路で偶然FMで聞いたちょっとクセのあるホルストの「惑星」…どこかで聴いた録音…と思ったら、やっぱりロリン・マゼール指揮、パリ管弦楽団でSONYが録音したヤツでした。
マゼール(ムーツェルとも言う)は、ここぞ❗という時にテンポを落とす傾向があり…一曲目の「火星」から既にその傾向が…高校生だった頃、よく聴いたっけなぁ。