「伝記」レビュー！？その１

アニメ映画。「グスコーブドリの伝記」を見に行きました。

ネタバレありますので…（って、原作はもう著作権切れてるか…）お気をつけを…。

久しぶりに映画を見に行きました。近くのシネコンです。
この映画は封切り前から期待していました。
前作とも言える「銀河鉄道の夜」が大好きで、DVD買っちゃった私には期待大です。
ええ、映画観る前から「銀河鉄道の夜バイアス」かかりまくってます。
なんせ原作者、監督、キャラクター原案は共通していますから！。

音楽好きな私ですから、先ずはサウンドから…。
「銀河鉄道の夜」は細野晴臣さん。「グスコーブドリの伝記」は小松亮太さん。
細野さんは、当時のシンセサイザーを多用して、透明感と浮遊感のある楽曲を展開。
「銀河鉄道の夜」のDVDと同時にサウンドトラック買っちゃいました。
小松さんは、得意のバンドネオン大活躍。その他も抑揚の効いたアコースティックな楽曲。
バイアスかかりまくりの私にとって、最初違和感がありましたが、（バイアスかかっている証拠です）
ストーリーと共に聞いていると、それがすっかり消えてしまいました。
むむ、なかなかやるではありませんか。小松亮太さん。

声優さんに関しては…う～ん。若い俳優さんが頑張っていますが…。
やっぱり吹き込みは 「俳優さん ＜＝ 声優さん」 と思います。
演劇や舞台を数多くこなした俳優さんなら 「俳優さん ＝ 声優さん」 でいいと思いますが…。
「クーボー大博士」や「コトリ」（子取り）はさすが！でした。「赤ひげ」は怪演！？
ブドリがスクリーンに初めて登場した時、バイアスかかりまくりの私は、
「銀河鉄道の夜」でジョバンニを演じた田中真弓さん（ルフィの声の人ね）の声が来るのかと思いました。
（ブドリのキャラクターはジョバンニそっくりです）
ブドリはまだ少年のはずですが、聞こえて来た声は…あきらかに青年のものでした。
ブドリの成長に合わせて声変わりするはずなのですが、その辺りの変化もあまり感じられませんでした。

ブドリのセリフには「あ」が多いように思いました。
文字で表せば…「ああ」「ああぁ」「あ～っ！」「あ？」「あ～あ…」…いろいろありますが…。
言葉にならないこの辺の表現に俳優さんの「若さ」を感じました。
もしかすると俳優さんは、結構苦労したのではないでしょうか。
これを機に声にならない声の表現に磨きをかけることを期待します。
ネリ（妹）のセリフは、笑い声や泣き声が多いように思いました。
文字では…うまく表せませんが…。
女優さんの存在感が消せていない…（キャラになりきれていない）そんな感じでした。
しかし、無理もありません。まだ若い方ですから…。それ故にはやり、
これを機に声にならない声の表現に磨きをかけることを期待します。
ああ、ごめんなさい。私には強力な「銀河鉄道の夜バイアス」がかかっていることを、
ここでもう一度強調しておきたいと思います。

続きは Web で…ぢゃなくて次回で…。